やっと手に入れることができたGPU搭載のハイスペックT530(2359-CTO)。このThinkPadにwin10をインストールしようとHITACHI製「Travelstar 7K500」を用意したのだが…。

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/312214.html
USBメモリディスクを使ってwin10をインストールしようとしたら、フォーマットの段階で撥ねられた。ダイナミックMBRをサポートしていないとのこと…。いったいこのダイナミックMBRとは何なのか…。

※AOMEI「Dynamic Disk Manager」で見た7K500。いくつものパーテーションが…。
Wikipediaによれば、「マスターブートレコード(Master Boot Record、略称MBR)とは、PC/AT互換機に於いて、単数または複数のパーティションに分けられたディスクのパーティション外に存在する先頭セクタでブートセクタの一種」で、馴染みのあるものだ。
一方、「ダイナミックMBR」とは、hddの将来の大容量化を見据えて考えられた規格で、現行では「GPT」がそれにあたるようだ。
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「GUIDパーティションテーブル (GUID Partition Table, GPT) は、ハードディスクドライブ上のパーティションテーブルの配置に関する標準規格」である。これはインテルの提案しているEFI標準の一部であり、旧来のBIOSで使用されているマスターブートレコード (MBR) の置き換えを意図している。従来のMBRパーティションが、テーブルのパラメータから、1セクタ512Byteで定義した場合、最大2TiB迄の領域までしか管理できないのに対し、GPTでは、最大8ZiB迄の領域を定義、管理できる。
2013年頃には、PC用として一般に市販のHDDの大容量化で、2T越えが始まっておりGPT導入は必至の課題であったが、マザーボード上のROM内などのシステムソフトウェアのEFI対応もだいたい進んできていたことで、無事に導入が進んだという状況であった。
MBRがマスターブートコード(ブートローダ:起動できるアクティブパーティションを探してプログラムをそこからロードして実行する機械語コードが入っている)で始まるのに対して、GPTはEFIが持つ拡張機能を使ってその処理を実現している。MBRのエントリがディスクの保護と互換性維持の目的で存在しているのに対して、GPTはパーティションテーブル・ヘッダーとしての役割を担っている。 Wikipediaより
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■MBRディスクとGPTディスクの違いは何ですか?
https://www.diskpart.com/jp/gpt-mbr/difference-between-mbr-and-gpt.html
■MBR と GPTの違い、相互変換及び初期化方法‐どっちがよい
https://jp.minitool.com/partition-disk/mbr-vs-gpt-guide.html
■ベーシックディスクとダイナミックディスクの機能、相違点及び変換
https://www.partitionwizard.jp/partitionmanager/what-are-basic-and-dynamic-disks.html
■ダイナミックディスクになったハードディスクをベーシックディスクに変換
https://www.partitionwizard.jp/partitionmanager/hard-disk-become-dynamic.html
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ハードディスクのすべてのパーティションがダイナミックディスクボリュームになったら、どうやってベーシックディスクに変換しますか?この記事では、その問題を解決するための3つのソリューションを紹介します
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つまりGPTはBIOSに依存しないということなのだ。よって、BIOSからUSBディスクを起動させ、GPTフォーマットされたhddをMBRフォーマットし直すことが無理なのだ。
そこで、MBRフォーマットはWindows上で行うことにする…。(Windows上では両方のフォーマットがサポートされている。)
手順は、コントロールパネルの「管理ツール」「コンピュータの管理」「記憶域」で、hddの状態を確認して、右クリックで「ベーシンクディスクに変換する」を選択する。こうすることで、普通のフォーマットができるようになる。

うまくいった。
これでUSBディスクからwin10をインストールすることができる。

あとは…。ネットにつなげてしばらく放置しておけば、ドライバを勝手に適応させてくれるはずだ。