|
・・・ マーガレット ・ ミッチェル 作 『風と共に去りぬ』 。
この世紀の大ロマンについて、 今更めかしい解説は不要でしょう。 (^.^)
聖書に次ぐとも云われる世界的ベストセラー小説。
ハリウッド屈指の大物プロデューサーである D ・ O ・ セルズニック の肝煎で映像化されてから、 堂々七十年・・・。
映画史上不滅の金字塔と謳われる其方の人気とも相俟って、 膨大な数の読者を魅了し続けて来ました。
・・・日本の場合、 宝塚歌劇 も大きく貢献していますネ。
アトランタに生まれ育ったマーガレット ・ ミッチェル。
少女期から、 南北戦争とそれに続く苦難の時代 の物語を、 古老の口を通し、 繰り返し耳にして来ました。
『風と共に去りぬ』 は、 そうした女史にとって、 最も描きたかったモチーフを、 最も描きたい形式で著わした作品であったと云えるでしょう。
周知の様に・・・。
同作品は、 女史が、 その生涯に於いて発表した唯一の文学作品です。
読者からの熱望 ・ 出版社の度重なる懇請にも関わらず、 女史は第二作目の筆を執ろうとはしませんでした。
突然に 名声の頂点 に押し上げられてしまった女史。
華やかな面は有っても、 私生活をも容赦なく押し潰して来る 名声の重圧 に耐え切れなくなったからとも云われています。
恐らく、 同様の理由によるものでしょう。
『風と共に去りぬ』 の続編が、 女史自身の筆によって書かれる事も遂に有りませんでした。
(ビクター ・ フレミング監督作品 『風と共に去りぬ』 )
|
|