土曜日の書斎　別室

　 1985 （昭和60） 年８月12日18時56分。
　 群馬県 ・ 上野村御巣鷹山付近。


　 24年前の８月12日18時12分。
　 日本航空123便 は、 羽田空港を定刻より僅かに遅れて離陸。
　 大阪伊丹空港を目指して飛行中でしたが、 18時24分･･･不測の事態が発生します。
　 突然、 大音響を発して垂直尾翼が損壊、 油圧操縦系統に障害が及んだ結果、 完全な操舵不能状態に陥ってしまう。
　 同機は、 安定性を失いつつも、 30分間以上、 迷走飛行を続けますが、 群馬県内の山中に墜落。
　 乗員 ・ 乗客 524名中 520名が死亡 するという悪夢の様な惨事になりました。
　 救助された 生存者 は僅か ４名 。
　 国内で発生した 最大 ・ 最悪の航空機事故 として記録されています。

　 事故原因に就いて、 運輸省事故調査委員会の公式報告書は･･･。

　 ･･･昭和53年大阪国際空港における事故による損傷の修理の際に行われた 後部圧力隔壁の不適切な修理に起因 ･･･

　 ･･･するものとしていますが、 異論も有って、 再調査の要望も成されています。


　 墜落現場の 御巣鷹の尾根 へは、 例年、 犠牲者の遺族による慰霊登山が行われます。
　 また、 尾根の麓の 慰霊の園 では、 追悼慰霊式が営まれます。
　 墜落時刻の午後６時56分、 犠牲者の数と同じ520本の蝋燭に火が灯され、 犠牲者の冥福を祈って、 一斉に黙祷が捧げられます。