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土曜日の書斎 別室

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April 15, 2010
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(MGM 『風と共に去りぬ』 )

  1861年4月15日。
  米国南部ジョージア州の名家ウィルクス邸にて、 盛大な野外園遊会が催された日です。
  ウィルクス家の継嗣 アシュレ と従妹 メラニー の婚約が発表された日・・・。

  そして、 アシュレに一途な恋心を寄せる女主人公 スカーレット ・ オハラ が・・・。
  思いも寄らぬ経緯から、 運命の男 レット ・ バトラー と知遇を得た日でもあります。

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(MGM 『風と共に去りぬ』 )




  その前日・・・1861年4月14日。
  米国南部ジョージア州。

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(MGM 『風と共に去りぬ』 )


  スカーレット ・ オハラ は美人というのではなかったが、 双子のタールトン兄弟がそうだったように、 ひとたび彼女の魅力にとらえられると、 そんなことを気にするものは、 ほとんどいなかった。 ・・・

  1861年4月の、 あるかがやかしい午後、 父の 大農園タラ のポーチの涼しい日かげに、 タールトン家の双子兄弟スチュアートとブレントとともに腰をおろしている彼女の姿は、 一幅の絵のように美しかった。


( 『風と共に去りぬ』 大久保康雄 ・ 竹内道之助訳)



  物語のオープニングと成る、 栄えある日・・・ 1861年4月14日
  南部同盟軍が、 合衆国軍のサムター要塞を攻撃した二日後の事です。
  是を契機として、 米国は四年間に渡る内戦に突入していくのですが、 ヒロインのスカーレットにとっては、 戦争など如何でも良い話題でした。


  彼女は、 自分が中心になれない話題 には、 ながく辛抱することができなかった。


  ・・・からですネ。 (^.^;


  だが、 彼女は、 そんなことを言うときにも、 意識的にえくぼを深め、 黒いまつ毛を蝶の羽根のようにかろやかにまたたいてほほえんで見せるのを忘れなかった。
  だから青年たちは、 彼女が予期したとおりに魅惑され、 あわてて彼女を退屈させたことをあやまった。



  処が、 タールトン兄弟は、 実に由々しき情報をもたらします。
  スカーレットが一途な恋心を寄せているウィルクス家の継嗣 アシュレ が、 従妹 メラニー ・ ハミルトン と婚約した。
  翌日ウィルクス邸で催される園遊会で、 その発表が行われるというのです。
  是は、 彼女にとって聞捨てならない事でした。


  それが真実のはずはない!  ・・・

  アシュレがメラニーを愛するなんて、 そんなことはありえない。 ・・・
  なぜなら、 彼が愛しているのは、 このあたしなのだから!


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(MGM 『風と共に去りぬ』 )


  翌日・・・ 1861年4月15日
  婚約発表に先んじて、 アシュレに自らの想いを打明け、 翻意させようとの、 悲壮にして、 身勝手極まりない決意を胸に秘め、 会場に乗込んだスカーレット。
  アシュレに愛を告白するも、 物の見事に拒絶されてしまいます。

  目出度し、 目出度し・・・ですネ。 (^.^)

  突如もたらされた開戦の報に、 園遊会が騒然とする中・・・。
  プライドを傷付けられたスカーレットは、 アシュレへの面当て (!) として、 メラリーの兄 チャールズ からの求婚に応じてしまいます。

  勇躍戦地へ赴いたチャールズは、 麻疹に肺炎を併発して、 敢えなく病没。
  スカーレットは、 結婚一ヶ月余にして、 うら若い未亡人と相成るのです。
  自分はもう死んだも同然・・・と、 絶望の淵に沈むスカーレットですが、 彼女の波瀾の人生は、 序幕を終えた所でしかありませんでした。

  因みに・・・。
  スカーレットは チャールズの遺児を出産 するのですが、 映画化に際しては、 この一大事がソックリ割愛されてしまっています。
  それで正解であったとは思いますが・・・。

  その後、 無為の生活から脱出するかの様に、 スカーレットはアトランタへ赴きます。
  そして・・・或る夜、 バザー会場で、 運命の男レット ・ バトラーと再会する事になるのです。
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(MGM 『風と共に去りぬ』 )





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Last updated  April 15, 2010 11:40:18 PM
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