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近代以降の日本が経験した中で、 人的 ・ 物的被害の規模に於いて、 明治三陸地震 (1896年) を超え、 関東大震災 (1923年)に次ぐ自然災害として記録される事が確定的になっている 東日本大震災 。
その発生から二度目の週末を迎えています。 ニュージーランド地震も、 中東情勢も、 海外の重大事件が圏外に押し遣られてしまう程に、 TV報道が大震災一色に塗り潰された一週間でした。 昨日は、 地震発生時刻の午後2時46分を期して、 全国一斉に、 犠牲者の冥福を祈って黙祷が捧げられました。 東北の被災地では、 絶えざる余震の脅威の中で、 自衛隊 ・ 消防救助機動部隊による懸命の救援活動が展開されています。 外部電源の途絶えた 福島第一原発 では、 緊迫した情況が続き、 官 ・ 民総力を挙げての復旧作業が進められています。 首都圏では、 過去に例のない 計画停電 が実施されました。 私達が日常生活を営む上で無くてはならない電気の供給制限。 ・・・予見性のない大規模な停電を回避する 為・・・。 ・・・需要見通しと供給力のバランスを見極めながら ・・・。 詰まり・・・電力需要が上がらず、 安定供給が見込める間は、 停電を実施せず、 供給が危うくなったら、 直ちに実施する。 東京電力 としては、 巨大ブレーカーに手を掛けながら、 そういうスタンスで臨んでいる様子です。 非常時局と有れば、 好むと好まざるとに関わらず、 国民の消費生活の一部が、 管理統制下に置かれるのも致し方のない事と観じます。 被災地の現状に思いを致すなら、 少々の不自由は甘受しなければならないでしょう。 長距離通勤者は、 計画節電に協力的で、 ラッシュ ・ アワーの混乱にも能く耐えていると思います。 私もその一人ですが。 被災地の人達の苦難を幾らかでも肩代わりする為、 実際に何が出来るかと成ると、 節電努力と幾許かの募金、 そして結局・・・自身のポジションで精一杯頑張るしか方途が有りません。 二時間余も列車に揺られ続け、 駅に降り立った時には疲労困憊の態でも、 それでも真っ直ぐにたどる家路が有るのは、 本当に幸福な事と思います。 帰るべき居宅が有って、 そこにはささやかな生活の灯が点されていて、 掛け替えのない家族が待っているのですから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 20, 2011 03:05:11 AM
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