ソクラテスの日記

2015/02/20(金)19:49

爺さんや。婆さんや。

我が家の15匹の猫達も、約半数は年老いてシニアフードを食べる年頃となった。 爆睡中のラッキーも14歳 まだバブルのニオイが残る時代のことである。 「20歳を超えたらもうオバサンよね!」 と、高級寿司店のカウンターで寿司を頬張りながら豪語する、二十歳過ぎのOL風のお嬢さんを見かけた。 隣に座っていた話のお相手は上司なのか、はたまたボーイフレンドなのか分からなかったが、かなり歳の差のある男性だったように記憶する。 何故かその言葉が自傷行為のようにも思えて痛々しく感じた。 今思えば二十歳そこそこで何がオバサンだ!と叱咤したくもなるが、まぁ、それはさておき。 女性は若い頃に「お姉さん」「お嬢さん」と呼ばれるものだが、いつしか「オバサン」と呼ばれる日がやってくる。 そのうち窓や鏡に写った自分自身に諦め半分、「まぁ、仕方ないか~」などと渋々納得する。 「オバサン」と呼ばれて続けて数十年。 そのうち「お婆さん」と呼ばれる日もやってくる。 これまた鏡に写った顔を見て、或いは孫の誕生で「お婆さんになっちゃった。」と意識する日がくるのだが、、、 真実だからしょうがないのだが、やっぱり女性はいつまでも「オバサン」や「お婆さん」とは呼ばれたくないはずだ。 高級化粧品、エステ、美容外科etc... それらが流行っている証拠に、「プルプル素肌」「美白」「美肌」「マイナス5歳肌」等の謳い文句を画面や紙面で見ない日は無い。 私自身、まだ孫は無く、所謂「お婆さん」では無いのだけれど、実際にはまだ言われたことがなくて、でも、きっと最初はショックであるに違いない、と思う。 いつだったか、母親が電車で初めて学生から席を譲ってもらった時の事を話していた。 「そりゃあ、もう還暦だものねぇ。」と言っていたが、母もその時は「えっ!?」と内心思ったらしい。 そう。 その日は突然やって来るのだ。 皮膚のたるみや皺を見ると「ゲッ!いつの間に!!!」と驚愕する。 まぁ、寄る年並みだから仕方ない。 タイムオーバーだ。 ああ、余生は何をして過ごそうか。。。 ************* ピーチ君がある日言った。 「もう、ものがらは、お婆ちゃんだからね。」 「お爺ちゃんに言われたくな~い。」 私はすかさず7歳年上のピーチ君に取って返した。 何故か笑いがこみ上げてきて2人して笑った。 まだ、お互いその歳ではないのに、そう呼び合うことで老いの1丁目を2人で一緒に曲がった気がした。 それから時々自分自身のことを「お婆ちゃんだから」「お爺ちゃんだから」と云うようにもなった。 その頃から「もう少し」「まだ頑張れる」「頑張らなくちゃ」等と思っていた力がスッと抜けた。 そりゃ、体が思うように動かないときもあるし、悪あがきもする。 けれど、ある程度の歳になったら「終い支度」をすることも大切な事だと思い始めた。 そう、もう私は「そんな歳」になってしまったのだ。 たとえ仔猫を引き取ったとしても、最期を見届けられないかもしれないのである。 ああ、なんてこった。 最近「親の家を片付ける」と云う趣旨の本が売れているらしい。 かく言う私も昨年の暮れだったか、親にエンディングノートと片付けの本を贈った。 母はエンディングノートが欲しかったと喜んでいたが、つい昨日その後の進行具合を聞くと「1ページ書いた。」と言っていた。 ペースはかなりのんびりだ。 個人差はあるが、気力や体力があり、何とか自身で色んなことが出来る歳の上限が75歳とだと聞く。 平均寿命までは更に10年近くある。 ポックリ逝ければ良いが、年々出来ないことも増え、もしかしたら臨終までに何年も寝込むかもしれない。 特に、先の「いらんことしい」の件もあり、昨今は「終の棲家」や「終い支度」についても誰言うとなく、寄ると触ると話題に出やすくなった。 情勢もどうなるか分からない昨今。 「終い支度」について真剣に考えるこの頃である。 エンディングノート売り場はコチラ 今人気の美顔器はここから 2014年美顔器部門コスメ大賞受賞 王様のブランチ紹介 1秒間300万回超音波 美顔器 愛用者40万人... 価格:27,000円(税込、送料込) 【楽天ブックスならいつでも送料無料】親の家を片づける [ 主婦の友社 ] 価格:1,404円(税込、送料込)                  リンク、物資等、御協力いただける方は何卒宜しくお願いいたします。 m(__)m 詳細はコチラ                  地球生物会議                   にほんブログ村 にほんブログ村 いつもありがとうございます。

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