2013/06/10(月)07:26
お父さんの離婚5: 離婚のそろばん勘定(損得勘定)
離婚って考えてみればみるほど経済的には大変なことばかりだな、と思う今日この頃です。男子側の視点に立って、離婚を考えるのが趣旨ですから、ビジネスと同様に相手側の立場になって、妻側としてはどうするのが一番お得かを起点として考えてみたいと思います。
我が家の場合、妻も働いていますが、一番わかりやすい収入の指標である給与所得の差で考えると、それなりに差があります。実際には、彼女には他の収入もあるのですが、想像だけで彼女の年収を決めて議論を進めて行くと、事実が明らかになったときに想定していたほどの収入ではなかった場合、交渉に不利に働くので、控えめに彼女の年収を想定しています。
その前提で、婚姻費用あるいは養育費の額をインターネット上にあるツールを使って算定してみました。
結論としては、彼女、つまり妻の側の観点で損得だけを言うのなら、離婚をできるだけ先延ばしにして(つまり離婚はしたくない、よりを戻したいと言い張って)、私に現在の支払いを継続させるのが妻にとっては一番経済的に得だということがわかりました。
もし妻側が、そのオプション、すなわち離婚をできるだけ先延ばしにするというオプションを積極的に選ぶ場合には、離婚をしたい夫としては別居をして婚姻関係が継続しがたいという実績作りを始めるとともに家庭裁判所に調停の申し立てをせざるを得ません。その場合、妻は私を追い出した後、婚姻費用(この中には養育費も含まれます、つまり婚姻費用>>養育費)を請求することができます。養育費と異なり、まだ婚姻関係が継続していますので、ローンが残っていると(たとえ離婚成立後に財産分与を約束していたとしても)その支払いはあまり考慮されないそうです。つまり、夫側はローンの返済を継続し、婚姻費用を払い、別居に必要なアパートなどの家賃を払う必要があります。自分の年収と想定した妻の年収で試算してみると、これは結構きついです。一方、婚姻費用は懲罰ではありあせんから、私も一定レベル(ローンがある場合はかなり低いレベルになりますが)の生活を継続できることが前提となりますので、当然のことながら妻は今と同じレベルのお金(つまり私の毎月の手取り以上の金額)を手にすることはできません。この婚姻費用の支払いに加えて、調停は通常月に一回程度平日の昼間に呼び出され、何時間か拘束されるそうです。また、最低でも半年はかかりそうなので、肉体的にも精神的にもきつい作業だろうなと思います。さらに私の場合は婚姻関係が破綻していると認定されるために必要な別居期間が十分ではありませんから、裁判まで進むと私にはかなり不利なようです。
別居が成立して、財産分与が完了すると、妻側に支払うべきものは養育費だけになります。家はなくなりますが、養育費の額はこれは今でも教育費として私が毎月払っている金額と大差ありませんから、私としては大きな負担増というわけではありません。どう処分するかはいろんな方法がありますが、財産分与で家を手放してしまえば、その毎月のローンの支払いからも解放されます。私の場合、妻が働いているにもかかわらずほぼ全部の生活費、光熱費、ローンを一人で支払ってきましたから、その気になりさえすれば、財産分与を請求することすら可能かもしれません。一方、離婚成立後に妻側の出費はかなり増えます(でも私の試算では問題なくやっていけるはずです)。
そもそも妻が言い出したことですが、いずれの場合も私のような庶民(で家庭内暴力も不貞も働いておらず、ギャンブルやお金のかかる趣味等に狂うことなくきちんと生活費を入れている男性)との離婚というのは妻側に経済的には何の得もありません。もちろんそれは私にとっても同じ事です。うちの妻は、そこがまだ理解できていないのかな、と思います。なお、蛇足ですが慰謝料が発生するようなケースであっても、多くて400万円程度とのことなので、やっぱり妻側に経済的なお得感はないでしょうね。
私はそれでも離婚したいと思っています。顔を合わせるたびに文句しか言われないだけでなく、ことあるごとに喧嘩を吹っかけられ、年老いた母の悪口をいわれるのでは、一つ屋根の下で暮らすのはつらいです。また、一人っ子なので実家に一人で残してきている母親の面倒をいつかはみなければならないのですが、とてもそれを快く許してもらえるとは思えないからです。「結婚式で幸せにするといったじゃないか!」と喧嘩になるたびに罵倒されていた頃は、自分から離婚などということはしたくても考えられませんでしたので、妻から言い出してもらってよかったとさえ思っています。
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