2011/07/17(日)10:09
有川浩著『シアター!』読了
有川浩著『シアター!』を読了しました。
ストーリーを、ものすごく簡単に説明しますと、「小劇団の主宰・春川巧が、兄の司に、劇団の負債を払ってもらう代わりに、2年間で300万の収益を上げる条件を突きつけられ、旗揚げする」話です。
最初から、問題が山積みです。
司は、容赦なく劇団の経理を取り締まり、劇団員の妥協を許しません。あくまでも、公平なやり方で、司は巧を追い詰めます。
波乱含みの初回公演が終わったところで、第1巻は終了です。
小さいとはいえ、劇団ですから、登場人物が多いです。司を含めて、11人ですね。
登場人数が多いと、その分、話の内容が、広く浅くなってしまいます。『図書館戦争』の時と同じで、「もう少し、主要な人数を絞れば、読みやすくなるのに」と感じました。
私の場合、あちこちに視点が動くと、読みにくいです。視点が変わる度に、現実へ引き戻される思いをするためです。
もっとも、さくっと読む分には、支障はありません。
キャラ萌えしつつ、話を笑って流したほうが、楽しめると思います。
明日は、『シアター! 2』の感想を書く予定です。