モノスキー日記

2005/08/01(月)08:43

広島市東区長・山口富久さんのスピーチ 掃除に学ぶ会

私のブログにお付き合いくださる皆様 おはようございます。 今日から8月、気持ちのよい朝を迎えています。 この気持ちのよい朝をさらに爽やかにしてくれるメールが届きました。 この内容は広島市東区長・山口 富久さんのスピーチだそうです。 心有る人への配信可ということですので、是非皆様に紹介いたします。 山口さんがこんなに偉いかただとは存じ上げませず、山口さんのお顔に 焼いたワインコルクで落書き(落顔と呼んでいる)をしてしまいました。 この場をお借りして、お詫び申し上げます。(^_^; アハハ… ではどうぞ。 ☆━━━………‥‥広島市東区長・山口富久さんのスピーチ‥‥………━━━☆ 宮城掃除に学ぶ会・年次大会案内資料より、広島市東区長・山口 富久さんのご挨拶を紹介します。 平成16年4月2日 日本を美しくする会のみなさんへ 広島市東区役所では、大人が子供と共に学校のトイレ掃除をして、青少年の健全育成を図っています。 東区は5万世帯、12万人の人口です。 その中に12の小学校、6つの中学校があります。 その中の一つに広島県内で一番荒れた二葉中学校がありました。 その中学校の1年前の状況は、暴走族が30~40人いました。毎日、警察が学校に1日3回出むいて補導する。 くわえタバコで、下校する。 授業中に数人、教室内で立って遊んでいる。教師は見てみないふりをしている。 PTAが学校内でパトロールしていて注意しても無視して、授業中でも騒いでいる。 そんな状況でした。 広島東警察署の先川さんから、トイレそうじでこの学校を立て直らせるしか方法がないので、いっしょにやってくれと言われ、取り組み始めました。 とにかく3回は行うことを鍵山さんから聞いていましたので、3回を目標に始めました。 第1回目は平成15年3月、参加人数は300人でした。 大便用のドアは半分、壊されていて閉まらない。 タバコの吸い殻はたくさん捨ててある。 いやらしい落書き無数。 窓ガラスは壊され、ガムテープで×点に貼ってある。 正門の池には鯉と共に靴が7足入っていた。 植え込みにはビン、缶、ヘアヌード写真が落ちていた。 第2回目は、平成15年6月、人数350人(100人断った)。 大便用のドアが1/3壊されて閉まらない。 第3回目は、平成15年8月、人数1800人。 生徒会が主催で行った。全校770人に地域の大人1000人が出て、二葉中の学区全体を数十ブロックにわけて清掃を行った。 そのうち150人がトイレそうじをした。 大便用のドア10%が壊されていた。 第4回目は、平成16年3月、人数350人。 ちょうど1年が経ちました。 大便用のドア全て正常! 学校中がきれいです。 早朝、会場に行くと中学生が口々に「おはようございます!」。 帰る時は多くの中学生が「ありがとうございました」と大声であいさつしてくれました。 下校時のくわえタバコなどは当然ありません。 それもそのはず、中学生が地域の大人と下校時に目を合わせると大人の方から「お帰り」、中学生は「ただいま」と声を掛け合うとのことです。 中学生が言っていました。「学校の外を歩く時は、ヨソ行きのスタイルでカッコーつけて歩くんだ。」 その間、平成15年10月には、29年ぶりの運動会が開催された。 平成16年3月には正常な卒業式を行った。 何年ぶりかは不明とのことです。 4月の入学式も厳粛のうちにできました。と、本日私のところへ父兄がお礼に来られました。二葉中は今では東区のモデル校です。中学生、父兄も誇りを持っています。 トイレそうじの出席者の内訳は、掃除に学ぶ会の人、警察、役所、学校関係が総数の半分、残りの半分が地域の大人です。 地域の大人の内訳は各種団体(女性団体、青少年健全育成協議会、社会福祉協議会、町内会、体育団体、公衆衛生、民生委員、児童委員、保護司会、他多数)の役員の方が多い。 この方々から口コミで次々と他の学区へ広げて、誘い合って参加してくださる。 残りの全中学校区でも、この1年半で延べ12回行いました。 トイレそうじに取り組んだ当初の目的は、二葉中学校が県内最悪の中学校から少しでも良くなってくれれば、それで十分という目標でした。 出席した本人、その家族、そして学校が良くなりました。 これで満点なのに、それ以上の成果となりました。地域の大人が多く出席している。それも各種団体の役員の方々です。 そのおかげで、各種団体の活動(町内会、体協、公衛協、青少協、民生委員、児童委員、などなど)が本音で動きだした。 思いやり、優しさあふれる住み良い町と各都市のキャッチフレーズはあるが、言葉だけの町がほとんどです。 しかし、今の東区は、思いやり、優しさあふれる、住み良い町になっています。 これは、当初想像もしていなかった成果です。 それも全区の小中学校でトイレそうじを行ったので、全区が本音で各種団体が動きはじめました。 個人→家庭→学校→地域→東区全体が良くなってきた。 12万人の都市が1年半の間に、学校のトイレそうじを12回取り組んだだけで大きく良い方向へ変わっていきました。 この体験をとおして、言えることは、全広島市でこれを取り組めば、広島市が良くなります。次に、広島県が、日本国が、世界が・・・・・・ 人類の幸せと世界平和にはトイレそうじが一番確実で、近道であると思い知らされました。 ぜひ、みなさんが取り組んでおられることは、いかに力があり、世の中に良い影響を与え、すばらしいことであるかということを認識して下さい。 日本を、世界を、幸せに、平和にしていくために、みなさんの活動が重要で大切であります。今後ともよろしくお願い申し上げます。 最後に、頑張るな、顔晴りましょう!という言葉をプレゼントします。 ガンバル、という漢字は頑固の頑と意地を張るの張るである。 いつもいつもだと疲れる。 たまには次のような「ガンバル」はどうだろうか。 顔面の顔に、天気の晴れという字を書いて、「顔晴る」である。 笑顔で顔晴ると本人も家庭も地域も日本も世界も明るく活気がでる。 笑顔で顔晴(ガンバ)ろう! ありがとうございます。

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