モノスキー日記

2008/01/06(日)16:55

 1月 2日(水)          「米百俵」の精神

職場の教養(2026)

 1月 2日(水)          「米百俵」の精神  新潟県の長岡に伝わる「米百俵」の話は、かつて小泉元首相が所信表明演説に引用し、構造改革の痛みを分かち合おうと訴えて有名になりましたが、その真意は、やや別のところにあります。  明治の初め、戊辰戦争で長岡藩は焦土と化し、人々の生活は食うや食わずの貧窮に陥りました。見かねた隣藩から、救援の米百俵が贈られます。藩士たちはその分配を要求、大参事の小林虎三郎に刀を突きつけて迫りました。  血気にはやる藩士たちを前に、虎三郎は「国が興るのも街が栄えるのも、すべては人にある。こんな非常時こそ子弟の教育が大事だ。この百俵は今はただの百俵だが、将来は一万俵になるか分からぬ」と諭し、米百俵をそっくり換金、国漢学校の建設に充当したのでした。  この教育優先の気風は、その後も代々に継承され、政界・財界・学界などに、長岡から多くの秀れた人材を輩出するに至りました。「米百俵」から始まった長岡藩の復興は、現代の会社経営に活かすべき多くの教訓に満ちています。  今日の心がけ●「企業の未来は人にあり」を再確認しましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。 この文章入力は弊社O君が指のトレーニングのために6年ぐらい前から毎日こつこつやってくれている作業です。障がいを持つO君の作品の発表の場として、あたたかく見ていただければ幸いです。

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