2008/12/24(水)17:33
12月19日(金) 巡り返ってくるもの
12月19日(金) 巡り返ってくるもの
阪急電鉄をはじめ鉄道沿線の住宅開発や百貨店経営、宝塚歌劇団創設など、数多くの事業を展開し、成功へと導いたのが小林一三氏です。
氏の業績の一つに、阪急百貨店創業があります。モットーは「どこよりも良い品をどこよりも安く」です。しかしそれは自社製品であったり、工夫をして仕入れた商品に限りました。
その理由は、どこにでも売っているような安い品を、資本力にものをいわせてさらに安売りすると、周辺の小売店の経営が成り立たなくなるからです。
経営をする側からすれば、競合店に情けをかけることなど通常は考えられないでしょう。しかし結果として、地域の企業に愛され、沿線地域の発展に貢献したことで、自社の利益にもつながっていったのです。
昨今、偽装問題など企業の不祥事があとを絶ちません。我が社さえ良ければいい、儲かればいいといった風潮ですが、長い目で見たときに良きことも悪しきことも、巡り巡って返ってくるのです。
今日の心がけ●他者の幸せを考えましょう
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