モノスキー日記

2014/08/16(土)19:00

8月16日(土)   先施の心

8月16日(土)   先施の心  上杉鷹山は、財政改革と殖産興業を図って、米沢藩の藩政を立て直しました。鷹山が生涯にわたり師と仰いだのは、細井平洲という尾張生まれの儒者です。  平洲は江戸に嚶鳴館という私塾を聞きました。また、米沢藩の藩校・興譲館を鷹山と共に再興。後に尾張藩にも仕え、明倫堂の総裁として、尾張藩九代藩主・徳川宗睦に重用されました。  平洲の教えの一つに、「先施の心」があります。先施とは、先に施すという意味です。相手が働きかけてくるのを待つのではなく、自分の方から先に働きかけていくことが大切だ、という教えです。  挨拶なら、自分から進んで挨拶をする。相手に親切を求めるより、まず自らが進んで親切を行なう。自分から先に相手を敬う。どれも、自分の方から働きかけることにより、相手の心を動かします。  良いことは人に先駆けて行ないましょう。人間関係をより円滑にするだけでなく、自らの人間性をも高めることができるからです。  今日の心がけ◆自分から先に行ないましょう 職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。 掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。 こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。 やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。 O君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。

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