2014/08/17(日)13:04
8月17日(日) ピーマンのできるまで
8月17日(日) ピーマンのできるまで
皆さんは食べ物の好き嫌いはありますか。
五十五歳のTさんは、三十歳の頃まで大嫌いな野菜がありました。それはピーマンです。と思うほど嫌いでした。
あるセミナーで、Tさんは、「食物も、衣服も、身の周りにあるものは、一人の力では作れない。多くの人たちの手がかかっている」という話を聞きました。
Tさんは、その話をピーマンに当てはめて考えてみました。畑を耕してピーマンを育てる人、市場で競売にかけ販売する人、運搬する人、小売店で購入する人、料理する人・・・など、たしかに沢山の人の手がかかっています。
ピーマン一つでも、ルーツを辿れば、多くの人の働きがあります。と思えて、Tさんは少しずつピーマンを食べるように努力しました。そのうちに、生でも食べられるようになりました。
食物だけでなく、職場で使っている物すべてが、多くの人たちの働きの結晶です。物の由来や成り立ちに思いを寄せ、好き嫌いをなくしたいものです。
今日の心がけ◆食べ物への感謝の心を持ちましょう
職場の教養は社団法人倫理研究所の月刊誌です。