2014/09/05(金)07:57
9月 5日(金) 日曜日の現場
9月 5日(金) 日曜日の現場
Sさんの長年の夢だったマイホームの建築が始まりました。完成までの期間を楽しむため、現場に足を運びたいところですが、なかなか時間がとれません。
ようやく時間ができ、建築現場に行った時のことです。日曜日のため工事は休みでしたが、Sさんは愕然としました。前日の工事の片付けが不十分で、資材や工具類が散乱しているのです。
どんな仕事であっても、通常、一日の終わりには後始末をして、区切りをつけるものです。翌日の仕事の、スムーズな始まりにもつながるからです。
また、後始末がきちんとできていないということは、最後の最後で大きな失敗を引き起こすことにもなりかねません。
Sさんは施工業者に電話を入れて注意をしました。先方は平謝りでしたが、心の奥に芽生えた施工業者への不信感は消えませんでした。
「九仭の一簣に虧く」のことわざのように、最後のわずかな油断で大失敗をすることがないよう、日々の仕事にけじめをつけていきましょう。
今日の心がけ◆一日の仕事に区切りをつけましょう
職場の教養は社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は社団法人倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。
やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。
著作権に問題があるかもしれないと感じないわけではありませんが、
倫理の普及に役立ち、かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。