2016/12/08(木)05:42
12月 8日(木) 一流の対応
12月 8日(木) 一流の対応
Sさんは製薬会社の総務部で働いています。会社の周年式典を執り行なうため、二社のホテルに見積もりを依頼しました。
一社は、誰もが知っている有名なAホテル。もう一社は、最近できたばかりで会社からアクセスが良いBホテルです。
すぐにホテルから見積もりが届きましたが、大きな差はありません。どちらを選ぶか決めかねたSさんは、懇親会の時間や参加者の年齢層を伝え、「こういう式典の懇親会は立食が良いか、着席が良いか」という相談メールを送ったのです。
すぐに返信が来たのはAホテルでした。それも、こちらの問いに対して、様々なシチュエーションを想定して、複数の提案をしてくれたのでした。
一方、Bホテルから返信が来たのは二日後でした。メールの文面は「当ホテルを見てからお客様で決めていただきたい」というものでした。
結局、Aホテルを選んだSさん。ホテルスタッフの濃やかな対応のおかげで、周年式典は大成功に終わり、参加した人皆が喜ぶ会合となりました。
今日の心がけ◆小さなやり取りこそ大事にしましょう
職場の教養は一般社団法人倫理研究所が発行している月刊誌です。著作権は(一社)倫理研究所にあります。
掲載しているこの文章は、知的障がいをもつ弊社のO君が、トレーニングのために入力してくれているものです。
こうして発表の場がありますと彼の喜びにつながります。
やりがいと喜びは継続の源泉になり、2001年5月から現在までずっと続いています。
著作権に問題があることは承知していますが、倫理の普及に役立ち、
かつO君のやりがいに繋がっていることを勘案して公開しています。
以上の点をご理解いただき、文章の取り扱いには配慮をお願いします。