銀行と社労士の提携について
こんばんは。富山県の社労士&わくわくワークプレゼンターのみのっちです。 以前のブログに書いた「ちょっとした悶着があった社長」に顧問料の値上げをお願いしてみた。結論からいえば、2月からの顧問料値上げ(2倍に増額)要求に即答で応じてくれた。ブログに書いた対応にものすごく感謝しているみたいで、お礼を言われた。 もちろん、値上げ分は多少業務量が増えるが、それほど従業員数の多い会社ではないので、あまり気にならない。顧問料もアップしたので、しばらく様子を見ながら、今後の対応を考えていこうと思う。増額分で、社労士ソフトも買えそうだな(笑)。 さて、母方の親戚が経営する会社が、ある社労士と顧問契約したらしい。聞くと、銀行からの紹介とのことだ。もともと顧問社労士がいたらしいのだが、どうも満足いかなかったらしく、委託替えしたそうだ。 社労士に限らず、銀行と提携している士業者というのは結構いる。うちの親戚も銀行からの紹介で社労士と契約したくらいだから、その営業上の効果は絶大だ。 また、銀行との提携は一種のステータスのようなもので、ある意味、古株社労士の既得権益のようなものだと思っている。きっと新人社労士がその聖域に入り込むのは至難の業だろう。 私は、こういう営業方法にあまり関心はないし、批判するつもりもない。ただ、税理士や社労士との契約に関し、銀行の言いなりになる経営者の主体性のなさには、閉口してしまうときがある。 もちろん、私の親戚を含め、銀行の紹介で士業者と契約する経営者すべてが主体性がないわけではないが、全般的にそんな傾向があるという話だ。 私の体験談を2つご紹介しよう。 人事コンサル会社に入社して間もない頃、ある会社のコンサルに向う先輩に同行したことがある。クライアント会社に到着すると、地元の銀行の次長と名乗る人がいて、社長と融資の打合せをしていた。 細かい話はさっぱり忘れたが、次長が言い放ったある言葉は今でも鮮明に覚えている。その言葉とは・・・ 社長、人事制度の構築なんか辞めてしまいなさい その後、この会社からのコンサルフィーの支払いは滞ったらしい。 もう一つの体験談。生保代理店に同行して、ある会社に営業に行ったときの話だ。役員の方が現れて、「ウチは税務も労務も銀行にお任せしていますから、大丈夫です」と真顔で言い放った。 この言葉には、さすがに「この人アホじゃないのか?」と思った。おそらく、銀行から紹介された士業者と契約することで、税務や労務の面倒を「銀行」に見てもらっているような気になっているのだろう。 確かに、銀行は融資をしてくれる。資金力のない中小零細企業にとってありがたい存在だ。だから、そことのお付き合いは大切にしなきゃいけないという経営者の気持ちも分かる。 しかし、だからと言って、経営全般について銀行の指示を仰ぐ経営者は主体性がないとしか言いようがない。経営者は、何でも銀行の言うことを聞いておけば、うまく行くだろうと考えているかもしれないが、銀行はそういう融資先をなめている。 まぁ、普通に考えれば当たり前だ。例えば、経営上の困難があったとき、経営者のリーダーシップでそれを乗り越えれないような主体性のない会社に銀行は融資するだろうか?おそらく、そんな融資先から、銀行は真っ先に引きあげるだろう。 経営全般について、銀行の言いなりになるような人に危機を乗り越える知恵と判断力はないだろうから・・・。 中小企業の経営者は皆たくましい。尊敬に値するような人が大勢いる。だけど、たまに信じられないくらい主体性がない人がいて驚かされる。もっとも、こういう会社と顧問契約しても何の面白みもなく、そもそもターゲットにもならない。私が銀行との提携に興味がないのは、その辺が理由なんだと思う。 まぁ、もっとも、私のような弱小社労士が、銀行と提携するなんて到底無理なことだろう。零細事務所の負け惜しみとでも思ってくれればそれでいい(笑)。 ミノワ社会保険労務士事務所HP よろしければどうぞ