シーズーもん太 めくりの止まった　カレンダー

　『じれて お座りしたら』

　大抵のワンコ達もそうだと思うん
だけど、ボクも食事を家族のうちで
一番先に済ませます。

そして家族の食事のときはどうして
るかっていうと、写真のようにテー
ブルの下に陣取ってます。　　→

　（写真、すいません、当時のが見当た
　　らないもんで、最近のです）　　　　

そしてテーブルにはボク用の別皿に、さいの目に切ったゆで野
菜とかがのっかてます。

それをお母さんが、食事しながら一個ずつボクの口元に差しだ
します。

その結果、手ずから物を与えられるときには、こうやって座って
食べるように習慣づけられてしまいました。

もっとも、それは単に、差し出した食べ物をいきなり食い付いて、
一緒に指まで齧られては、という恐怖から始まっただけのことな
んですけどね。

だから差し出されるとき、必ず「待てっ！」って言われました。

「待てっ！」と言われてしばらくそのまま。

食べものを目の前にされた身として、それってじれるよね。

そこで、つい座ってしまう。これがいわゆる「お座り」というしつけ
の始まりで、その態勢が「待つ」という意味でもあるとして、同時
に自然に身についてしまった。

これでもしボクが立って食べようとすると、お母さんは「お行儀悪
い！」と言って、差し出した食べものを引っ込めてしまいます。

うるさく騒がなくても、ボクの食べものはチャンとある、ということ
なんです。「ガツガツしなくって大丈夫」ということなんです。

お母さんさん達の食事が終わるとき、ボクも一緒に終わります。

お母さんが「はい ないない」と言って ボクの顔の前で手をヒラヒ
ラさせることによって、それが分かります。

その合図でボクは水を飲みに立ちあがるんだけど、その新しく
換えられた水を飲み終わると、２月１０日の写真のようにされて
そっから夜のくつろぎの時間となる。

一緒に生活する上では“お手”なんかより、こっちの方がよっぽど
必要なことらしい。

　　　　　カーリング女子　日本代表 『チーム青森』 ケッパレー！！