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テーマ:ジュエリー(5272)
カテゴリ:雑学
ダイヤモンドの代用品として、ここ最近人気が高まっている
モアサナイト(Moissanite、モアッサナイト)。 1893年にフランスの科学者であったフェルディナン・フレデリック・アンリ・モアサンが アメリカのアリゾナ州北部に激突した隕石から発見したのがモアサナイトの始まりです。 天然モアサナイトの結晶は希少性があまりに高く、使用が禁じられています。 そのため科学者たちは、この美しい素材の製造を試み、Charles&Colvard社が初めて人工的に製造することに成功しました。Charles&Colvard社はモアサナイトの製造工程における特許を取得し、1998年に世界で初のモアサナイトジュエリーの販売を開始しモアサナイトが市場に流通するようになりました。海外ではモアサナイトは既に宝石として広く認知され、婚約指輪として選ばれることも増えてきています。 では何故ここ最近になってモアサナイトが日本に周知されてきたのか? それは2015年にCharles&Colvard社の製造特許が切れたからです。 その為、現在は世界中で製造されています。中でもインドや中国で多く製造されておりますが、 クオリティの高さはCharles&Colvard社のモアサナイトに一歩及ばずなところです。 最近フリマアプリ等でもモアサナイトのジュエリーをよく見かけますが、そこにはGRAと呼ばれる鑑定書付きだと記載されています。騙されないでください!モアサナイトに鑑定書はありません! モアサナイトには鑑別書はありますが、鑑定書はありません。 GRAなる鑑定機関について調べましたが中国のどこかしらの組織が作っているらしいのですが、 とにかく実体が掴めない・・不明な点が多いです。 ダイヤモンドの鑑定機関GIAを似せて作られたパロディとしか思えません。 GIAの鑑定書⇩ GIAに似せたGRAの鑑定書⇩(※ 実体が分からない中国の鑑定機関です) もし本当に輝く綺麗なモアサナイトが良いなら多少高くてもチャールズ&コルバート社のものを選んだ方が賢明でしょう。そしてCharles&Colvard社のモアサナイトには自社で製造されたものという証明が付属します。 チャールズ&コルバート社のモアサナイトには独自に設定した格付けがあり、 Forever One>Forever Brilliant>Forever Classic ・・・という3段階のグレードで表しています。 なかでもForever Oneにおいてはグレードを決める要素となるあらゆる項目において大変優れており、特別な最上級の石であると認定されたもので、それを証明する目には見えない刻印が石に刻まれています。 Forever One、Forever Brilliant、Forever Classicの比較動画⇩ さてチャールズ&コルバート社のモアサナイトと中国産・インド産モアサナイトの違いって何でしょう?私が思うに、透明度が全然違うなぁ~って思います。 分かりやすい動画がこちら⇩ 中国産は白っぽく、奥行きが感じられません。 ※BELLE AMOURの回し者ではありません モアサナイトは低価格でダイヤモンドより輝くという事で人気が高まっています。 私はダイヤモンドが好きですが、モアサナイトにも興味を持ったので チャールズ&コルバート社のForever Brilliantのネックレスを近々買う予定です。 調べたいこともありますし。 日本人はダイヤモンドの偽物だ!こんなの身に着けるなんて恥ずかしい(*ノωノ) ・・って人が多いかも知れませんが、本当に恥ずかしいことでしょうか? ■ダイヤモンドは戦争の資金源や環境破壊になっている ダイヤモンド産業は戦争・大量虐殺・テロを生み出し、採掘に伴う環境破壊や過酷な労働、搾取といった問題を抱えております。 アンゴラやシエラレオネなど内戦地域で産出されるダイヤモンドは紛争当事者の資金源になっており、紛争ダイヤモンドや血塗られたダイヤモンドと呼ばれています。 紛争ダイヤを扱っていないと公言しているジブランドもありますし、全てのダイヤが紛争ダイヤではありませんが、あなたの持っているダイヤモンドは果たして紛争ダイヤではないと言い切れますか? ■ダイヤモンドは投資対象にはならない ダイヤモンドは非流動資産であり、投資の対象にはなりません。 オークションなどで中古のダイヤモンドを販売しても、自分が購入した価格以上の価格、 あるいは近い価格でダイヤの指輪が売れることはほとんどないとのこと。 高いダイヤを買ったのに売る時は地金の値段しか査定してもらえなかった・・という事も。。 ■ダイヤモンドは「ただの綺麗な石」である ダイヤモンドの結婚指輪は「給料3カ月分」の価格がふさわしい・・と言われることがあります。 数億年の時を経て生成されるダイヤモンドは神秘的ではありますが、よくよく考えればダイヤモンドが「ただのきれいな石」であることに気づくはず。あなたが働いた数カ月の時間と労力を『ただのきれいな石』とトレードすることは賢明と言えるでしょうか。 人と社会、地球環境のことを考慮して作られたエシカル&サステナブルな合成ダイヤモンドを持つことは恥ずかしいことではないのです。 ジルコニア、ラボグロウンなどなど人工的に作られたダイヤモンド風なものは沢山ありますが モアサナイトも選択肢にいれてみてはいかがでしょうか(^▽^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023/09/13 11:20:10 PM
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