2008/02/17(日)21:56
「旦那の一寸我が一尺」
寸の十倍が尺。つまり、「人の一寸我が一尺」とは、誰もが他人より十倍も持っているものとは何か。
答は「欠点」である。
他人の欠点は一寸程度の些細なものでも気になるが、自分の欠点は一尺あったところでまるで気にならない。
これがこの言葉の真意であり、他人の欠点が気になったときは、自分にはその十倍の欠点があると思わなければならない、という戒めの言葉である。
そばを音立てて食べる、人の話の腰を折って喋る…
そういう類の欠点は、気に障るけど、あからさまに注意するほどのことでもないし、そういう時は、自分も他人から見れば、似たようなものであることを思い出すがいい。
「旦那の一寸我が一尺」、「妻の一寸我が一尺」とお互いにそう思えるようになれば、夫婦円満間違いなし。
自分に厳しい他人に優しい、という人は少ない。これはいつの時代でも変わらないようです。
暖かい春の心で人に接する、厳しい冬の心で自分に向かうと、誰かが言っていた。正直なところ、暖かい春の心を自分に向けたいのだが、たまには真冬の心を向けるのも忘れずにと自分に言い聞かせましょう。
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