カテゴリ:新刊
カワイコちゃんを描けなかった……無念……。しかし感想は熱く語りますとも。 おまかせください。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() いやあ、美麗ですねー。小説で可愛い女のコの挿絵があるとテンションあがりますよね。 みなさんそれぞれこだわりがあろうかとは思いますが、私は男女とも一途なほうが 好みです。ハーレムとか面倒くさそうじゃありませんか? いろんな女のコに気をつかって、それでもってこっちが怒られたりってそんな 理不尽な気苦労しか思い浮かびません。俺のためのハーレムじゃないの!?みたいな。 なぜ女のコを囲うことが前提なのだ。 こういう性分なせいか、非社交的な男性が可愛い女のコにめろっめろになるという お話だとやにさがります。男の肩を共感を込めて叩いてやりたくなります。 さて、前フリをくつがえすようですがこの『ピクテ・シェンカの不思議な森』 シリーズは男性2人女性1人の由緒正しいドリカム構成です。 が、主人公であるムイ・レタック嬢は男二人のどちらにも恋心のカケラもありません。 正直笑えます。ふたりともすまん。 ムイちゃんの、生真面目で頑固なわりにすぐに反省する素直な性分が好ましく、 お話も恋愛うんぬんが主題ではないので1冊で3度うまい感じです。 領主としての仕事にがんばる姿と可愛い女の子をめでられ、男どものさやあてが おかしい。うーむなんて素晴らしい。 が、最新刊ではすこし風向きが変わってまいりました。 ![]() お話の中身とはまったく関係なく、ようやく表紙で2ショットになれて良かったな! と執事氏の心境を思ってしみじみしたのですが、6巻めにしてムイちゃんいきなりの 乙女発動。まずいこれは可愛い。 執事も重い腰あげないといろいろ持っていかれるぞ、とさりげなく肩をもってる 無愛想男の心配をしてしまいました。 しかし恋敵である狼男も基本的に気のイイ奴なので、ムイちゃん的には単純な狼の ほうが付き合いやすいかもしれん、とイマイチ執事の応援に徹しきれません。 こういうなんだか憎めない人物造形も良いのですよね。 それなりに波乱はありつつもまったりだった本筋も、けっこう緊迫の度合いを 増してきており目が離せません。 とりあえずコバルト文庫編集部は6巻の表紙でしおりを作ってください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.06.23 16:33:21
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