ギターアンプ修理製作 キャビネット修理製作 ムーンドッグ アンプ ガレージ

2004/12/07(火)20:43

Gold rush!

今日は、午後から社宅の電気工事に立合っていた。 昔からの付き合いの工務店であるが、最近は、お父さん(店主)の方は引退して、息子さん2人が工事に来る。 工事が終り、事務所が近所にあるので、「ま、事務所でコーヒーでも、、」ということになった。昼行灯の極楽トンボであるので、早く帰ってもする事が無い。長い付き合いであるが、事務所にお邪魔するのは始めてである。お父さんの顔も長い間見ていないし、ご挨拶と言う意味も有って立ち寄らせてもらった。(決してサボっているのではない。決して、、) 駐車場に車を止め 全体を見回すと事務所の横に、小さな家電店を併設している。 外から見るとお父さんが向こう向きに座って、何やら作業をしているようだ。 懐かしさも有りコーヒーは家電店で頂く事を伝え、お店に入っていった。 グヘヘヘヘ、 お父さんの触っているモノを見て、おもわずニヤケル。 お父さんの触っているのは、真空管ラジオなのである。店の中には昭和30年頃のものと思われるテレビやラジオがところ狭しと並べられている。300Bのささったステレオアンプもある。 「あぁ、MOONDOGさんお久しぶり、ご無沙汰してます。」私はそれどころではない。 「なあなあ、お父さん、これ修理してるの?」 「ええ、そうです。足腰 弱くなってから年寄りの手慰みですゎ。。」 次の質問をするのももどかしく、車に取って返し、鞄の中からAA764と5E3のスキマーを取出して見せる。(え?いやぁ~、暇な時に眺めるだけですヨ、偶にね、汗…。) 「この2次側から出てペケ7へ行ってる抵抗値 どれぐらいにしたら歪んだ音になるやろ?」 「歪む?音を汚くする言う意味でっか?何でそんなんしますの?綺麗な音にしたらよろしいのに、、しかしこの図面 ラジオのでっか?」 「ちゃいますねん。これギターアンプですわ。ギターアンプはわざと歪ませますねん。」 「ほぉ~ん、、ほな今付いてる2700を20kぐらいにしはったらどうです?その“歪む”ちゅう程度が分かりませんねんけど、20kつけたら相当でっせ、僕らは2700をもっと下げるんですけど、逆にしたら 歪むんとちゃいまっか?」 アタリだ! お父さん!! フハハハハァ~! 大金鉱を掘り当てた気分である。 それから小一時間、あれやこれや聞き倒し、ダミー・ロード用のセメント抵抗と残留電荷の放電用の抵抗を貰って帰って来た。 ガハハハハ!明日から行くところが増えたぞぉ~! しばらく入り浸ろう。

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