原作は、J.オースティン著 『プライドと偏見』 (イギリス) 監督は、「チャールズ2世」のジョー・ライト。 主役は、「ラヴ・アクチュアリー」「パイレーツ・オブ・カリビアン」のキーラ・ナイトレイと「エグニマ」のマシュー・マクファディンです。 どの時代を通しても大小の違いはあるにしろ言えることのようですが、特に貴族と庶民の身分の差などが如実にあった時代には、貴族の家柄であっても、女に生まれた以上は結婚というものが大人の女性にとって一生を保証してくれる重大事なのですね。フランス革命の余波をうけ、特に、女性に相続の権利が与えられていなかった18世紀末のイギリスのこの時代の田舎の貧しい町では、裕福な男性と結婚をしてはやく自立をするというか、家の口減らしになると同時にそれからの人生そのもののようです。 この映画を観ながら思い浮かんだのが、リチャード・ギアの出世作とも言える
「 愛と青春の旅立ち 」 です。
イギリスとアメリカと国や時代の違いはあるものの、高級将校などとの結婚が町の女の最大の関心事であり、それに伴った人間の基本的な愛と欲望のドラマを生み出して行くという共通点でした。 そんなイギリスの片田舎の貧しい貴族の家の5人娘の次女として生まれ育ったエリザベス・ベネット(キーラ・ナイトレイ)は、気丈で相手がだれであろうと臆せず自分の意見をストレートに表現出来る読書好きな聡明な女性でした。
ある時、ベネット家の隣の家に大富豪のビングリーが引っ越してきます。内気で慎み深く美しい女性であるベネット家の長女ジェーンは、ビングリーと恋が芽生えます。エリザベスは、ビングリーの友人である気位の高いダーシーを怪訝に思い、嫌悪感すら抱いていました。そして、周りから聞こえてくるダーシーにまつわる悪い噂。そして、姉のジェーンの失恋もダーシーが原因だと知って最悪のイメージを持っているその時、思いもかけずダーシーから愛の告白が・・・・ この映画を観て心を打たれたのは、一貫して感じた、父ミスターベネットの娘達への深い愛情が温かく流れている事でした。そして、かくもけんもほろろに振られ続けたプライド高き男ダーシーの変らぬ一途な愛。ラストは心温まる感動が観る者の胸に残ったのでした☆

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映画は来春公開と言うことで、この作品についての情報がまったくなかったので、原作の J.オースティン著 『プライドと偏見』を解説されている、国際文化学科教授 上野正二 さんのページURLを参考にここに載せておきます。
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