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April 14, 2006
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監督 : ローレンス・ダンモア 
出演 : ジョニー・デップ  / サマンサ・モートン  / 
  スマイルスマイルスマイル   
公式HP :http://www.libertine.jp/

 「 脚本の三行で出演を即決した 」

「 後にも先にも一度しかめぐりあわない作品 」

ジョニー・デップにそう言わしめた作品。

 映画の舞台となるのは、1660年代の科学技術や芸術が急速に発達し、性の解放と自由に対する考え方も大きく発展していった王政復古のイギリス。

 「 リバティーン 」は、脚本家スティーヴン・ジェフリーズによって蘇り、ロンドンで大成功を収めたのち、アメリカに初上陸し、シカゴのステッペンウルフシアターで上演され、舞台と映画の両方で活躍するジ ョン・マルコヴィッチが主人公ロチェスター伯爵を演じています。そして、映画の中では、ジョン・マルコヴィッチはチャールズ二世を演じています。


 監督は、ミュージックビデオやCMを作る仕事から初監督となる、新鋭ローレンス・ダンモア。

 主演はもちろん 代表作を挙げたらい~~っぱい出て来てしまう、変幻自在な演技力と美貌で観る者を魅了してくれるジョニー・デップ☆

 彼に唯一愛された、売れなかった新人女優に サマンサ・モートン。「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」でオスカーにノミネートされています。日本で公開が待たれる、第78回カデミー賞では、フィリップ・シーモア・ホフマンが主演男優賞を獲得した、トルーマン・カポーティの小説「冷血」を映画化した「 カポーティ 」で主演しています。

 ロチェスター伯爵の妻役を演じたのは、「 プライドと偏見 」で町一番の美しさを持つ長女役を演じた、ロザムンド・パイク。

 


Story : 17世紀の英国。王(ジョン・マルコヴィッチ)に追放されたジョン・ウィルモット(ジョニー・デップ)は、3か月後に恩赦を受けてロンドンに戻ってくる。彼は悪友たちに自分がきわどい性描写にあふれた政府批判の詩を詠(よ)んで追放されたという武勇伝を聞かせるのだった。

 

 前評判は聞いていたので、そうとうの覚悟をして観にいきました。むしろ、どんな風にに凄いのか、楽しみでさえありました。

 TV等の予告でみなさんもご覧になったと思いますが、冒頭からジョニデのアップで、ロチェスター伯爵のナレーションから始まります。

 


ー始めに断っておく。

 諸君は私を好きになるまい。
 男は嫉妬し、女は拒絶し、物語がすすむにつれどんどん私を嫌いになる。

 淑女達に警告。
 私はところ構わず女を抱ける。
 紳士諸君も嘆くことなかれ。
 私は そっち もいけるから気をつけろ。

ー私はジョン・ウィルモット伯爵、第二代ロチェスター伯爵

 どうか私を好きにならないでくれ・・・・

ーー 公式HPより ーー


 とにかくかっこいい!!好きにならないわけないでしょ~~
 「 男は嫉妬し・・・ 」のくだりで、どんなにかっこいいのか期待しまくりです☆

 事前に覚悟を決めて観に来ていますので、少々の事ではひきませんとも!(笑)

 「 私は そっち もいけるから気をつけろ 」まずはその台詞で、おもわず長井秀和が脳裏をかすめちゃった私(笑)。いかん、いかん集中じゃ(笑)

 「 そっち 」もいけるのかい!!・・・・・・。っと無理矢理気持ちを戻してつっこみをいれつつ。

 そうとう覚悟を決めて観に来ただけに少々の事では・・・(って何回言えば気が済むのか・・・)と思っていましたので、前半の馬車の中での妻エリザベスとのもろのシーンも結構冷静に観ることが出来ました(笑) なんだかジョニデがするとなんだかいやらしくないような・・・・むしろ色気さえ感じます。
 でも、中年のおやじだったら即吐きます(笑)・・・・例えば「クローサー」でエロ親父を演じたクライヴ・オーウェンとかだったら・・・

 でも、いきなりそう言うシーンを観て、これからいったいどんだけこんなシーンを観るのだっ?と思った割には、、、それほどそんなシーンはそれほど多くありませんでした。それほど・・ね。

 でも、この映画を観て一番感じたのは、才能って素晴しいなと言うことでした。

 なみいる女達なみならず、一国の国王チャールズ二世でさえも魅了してしまうのですよね。


 才能に溢れた美しい男を、同じく才能に溢れた美しい男ジョニー・デップが演じるのですから、はまり役中のはまり役。ロチェスター伯爵は、彼以外には考えられないとさえ思えます。素晴しいの一言でした。

 

 「私は真実のみを語りたかっただけなのに・・・真実に裏切られるとは・・・・

 エリザベスが語る二人のなれそめを聞きながら、静かに・・・・・彼の短い生涯が・・・・閉じて行きます。


 権力に屈することなく、ひたすら自由を愛し、破天荒の放蕩詩人ジョン・ウィルモットは、周りの人々に鮮烈な印象を残して時代を駆け抜けて行った・・・・

 まさにそんな賛辞がぴったりな短すぎる一生でした・・・・・。

 

 劇中終盤、ロチェスター伯爵の最期とシンクロするように舞台が上映されるシーン、ロチェスター伯爵を主人公のモデルにして作られた、ジョージ・エセリッジ作 「The Man of Mode(当世風の男)」は1676年に初披露されました。

 ロチェスター伯爵が劇中で王のために上映する劇 は「 Sodom and the Quintessence of Debauchery 」 (ソドムと放蕩の典型) 

 

 彼はあたかも世の中に反発してアウトローに生きているように見えますが、実は、逆にその当時のあからさまな性の解放の風潮の世の中を一番嘆いていたのかもしれないと思いました。彼の観てきた真実が賞賛に値する世の中だったとしたら、毎日酒浸りな退廃的生活を送らなかったと思いますし、そんな世の中を作った国王を敬ったと思うのです。国王の顔をかたどった硬貨を手にすることさへ忌み嫌った彼は、当時のチャールズ二世の王政を蔑んでいたのだと思います。世が世であれば、今頃シェークスピアと並び称せられる偉大な作家として歴史に残ったに違いない繊細でウイットに富んだ才能を持った人物だったのに・・・・。

  最後の王の弾劾裁判の時、突然現れた彼の演説に周囲が圧倒されて次第に彼の発言に同調する聴衆の姿には、まさに彼の明晰な頭脳と人を惹きつける天性の才能を見せつけられる思いでした。その力の使い方が違っていればと・・・



 エピローグ・・・「 それでも、私を愛するのか?」

 ロチェスター伯爵の言葉に、迷わず心の中で 「 Why Not !! 」と答える私。

 

 私は、なぜか、「 インタビュー・ウイズ・バンパイア 」の レスタト が脳裏をかすめました。私は、レスタトを愛する感覚に似た感情で彼を愛するだろなと思いました。
DVDが出たら迷わず買います。家族と和やかに観られる映画ではないけれど、時々密かにロチェスター伯爵に会いたくなると思います。

 

 


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 パイレーツ・オブ・カリビアン


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~おしまい~


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