| 【NEXT -ネクスト-】2008年4月26日(土)公開 | 監督 : リー・タマホリ | 出演 : ニコラス・ケイジ /ジュリアン・ムーア/ジェシカ・ビール 他 | 期待度 : ★★ → 鑑賞後の評価 ★★★ | 原作 : フィリップ・K・ディック『ゴールデン・マン』 | 「 NEXT -ネクスト-(2007) / NEXT (2008) 」 「ブレードランナー (1982)」、「トータル・リコール (1990)」、「マイノリティ・リポート (2002)」、「ペイチェック 消された記憶 (2003)」、「スキャナー・ダークリー (2006)」など数多くの原作が映画化されているSF作家フィリップ・K・ディック(Philip K. Dick)の原作「ゴールデン・マン」の映画化です。
監督は、「007/ダイ・アナザー・デイ (2002)」のリー・タマホリ。 日本ではビートたけし時代の北野武監督が出演して話題になった「戦場のメリークリスマス (1983)」で助監督を務めていました。 主役は、1995年・第53回ゴールデン・グローブ賞及び第68回アカデミー賞において「リービング・ラスベガス (1995)」で主演男優賞をダブル受賞し、 「アダプテーション (2002)」でもアカデミー賞主演男優賞にノミネートれていたニコラス・ケイジ。 近年は、2006年・第27回ゴールデン・ラズベリー賞「ウィッカーマン (2006)」、第28回「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記 (2007)」そして本作の「NEXT -ネクスト- (2007)」でもノミネートされるなどラジー賞の常連となりつつあるなど見事にファンの期待を裏切り続けて来てくれています。 また、「スパイダーマン・シリーズ」でハリー役でおなじみのジェームズ・フランコを主役にした青春映画「SONNY ソニー (2002)」では監督・製作・出演もしています。 共演は、「エデンより彼方に (2002)」や「めぐりあう時間たち (2002)」でゴールデン・グローブ賞やアカデミー賞などのノミネートなどにも顔を出していますが、いまだ無冠なジュリアン・ムーア。 ニコラス・ケイジ同様、近年の彼女の出演作品は、ちょっとやばめですね。B級SF映画の女王になりつつある感も否めません。 SF映画ではありませんが(笑)、今年夏ごろ「美しすぎる母(2008)」が渋谷文化村で公開される予定です。 そして、ニコラス・ケイジ演じるクリス・ジョンソンの相手役にリズ・クーパー役でジェシカ・ビール。本作に出演したばかりに?(笑)、彼女のお得意なアクションが見せられないばかりか、ニコラス・ケイジと同様にラジー賞の助演女優賞にノミネートされてしまいました(笑) 彼女の当たり役はなんといっても「ブレイド3 (2004)」ですよね~。マーシャル・アーツ的なアクションがかっこよかったのに~ 彼女は、今年5月に日本で公開される「幻影師 アイゼンハイム(2006)」にも出演していますね。 また、友情出演のようなちょこっとだけ出演した「コロンボ警部」でおなじみのピーター・フォーク 。ずいぶんとおじいちゃんになっちゃいましたね~
Story : 2分先の未来」が見える予知能力を持っている男クリスだが、その能力を隠し、ラスベガスで二流のマジシャンとして目立たないように暮らしていた。そんな彼の能力に気づいたFBI捜査官カリーは、テロリストによるロサンゼルス核攻撃を阻止するため、クリスの協力を得ようと考える。一方、クリスはいつもダイナーで見かける女性リズに密かに恋心を抱き、声をかける機会を狙っていた。自分の「能力」を使い、リズと知り合ったクリスだが、そのことが彼女を事件に巻き込むことになる。
「2008年4月26日公開 」 ー より ー
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それにしても、ニコラス・ケイジ、髪のせい?か御歳46歳というのに、なんだかくたびれて見えます。3度の結婚が彼を疲れさせてしまったのかしら?体もしまっていなくてぶよんぶよんしてますし・・・ シルヴェスター・スタローンばりに今後ともめげずに愛すべきラジー賞の常連で居続けそうな勢いですね~ まだ50前なのに「ファイヤーウォール (2006)」の時のハリソン君なみの愛すべきへろへろアクションもご愛敬でしょうか・・・ とかなんとか言いつつ相変わらず観てしまうニコラス映画(笑)なぜか、彼の映画は見たくなるのですよね・・・。そろそろ懲りてしまいそうな予感もありますが・・・ 髪型も試行錯誤なのか、生えたり後退したり、長かったり短かったり(笑) とはいえ、相変わらず彼のファンは彼のことを好きでいてくれることでしょうね。今回は名づけて「ライオンハート」的な髪をなびかせてがんばっていました。 また、彼に負けず劣らずB級イメージが定着してきたジュリアン・ムーア。今回は敏腕FBIのフェリス役で頑張ってはいましたが、銃を構えるスタイルもきまってなくてかっこよくないし、アクションに切れがなさすぎです。 そういう意味では、ジェシカ・ビールがフェリス役のほうがよかったかも?・・・まぁ、でもちょっと若いか・・・・(それはちょっと無理があるわな) さて、肝心な映画のお話ですが、フラグスタッフに向かってグランドキャニオンを車で突っ走るシーンは雄大な世界遺産を背景にとっても気持ち良さそうでした・・・思わず目を奪われる雄大さです☆ そして、グランドキャニオンにある先住民居留地区の滝の公園の美しさ~☆ ・・っと映画の見どころを語ろうと思った瞬間、語るべきところがそこしかないんかい・・・・的なちょっと練りが足りない内容にがっくり映画だったかなと。 結構テンポも良く飽きさせない展開は評価に値するにしても、アイデアがご都合主義すぎ、まるでミュージカルばりの軽やかさのカジノからの逃走シーンとか、ジェシカ・ビール演じるリズの心をつかむまで何度となく繰り返され試されるナンパシーン(笑)。 やはり女心をつかむには強引さよりも弱い男を演じて母性に訴えるに限る・・・・とか(笑) リズを落とす究極の手がほめほめ攻撃&紙をくるくる丸めてぼぉ~っと燃やす薔薇の花攻撃とか(笑) ゚.+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。わははは、結構笑いながら楽しんじゃってはいますがね~ 小ネタはわざとらしくてどこそこがカユカユになりそうですが、意外と好きですよね女性って、こんなの~(笑) と、またまた肝心なお話から限りなくそれだすので、軌道修正しなくては・・・・ 自分に関わりのあることだけに限って2分後の起こることが見えてしまう、見えるだけならその時点で違う行動に出るという理屈は理解できるのですが、どうも映像を見る限りでは完全に時を経験してからやり直しているように思えるのだけれど、どうやって元の時限に戻れるのか、そんな肝心な矛盾とか説明とかは一切無視的な、後半からはまるでチビどら状態(笑) 現場百回というけれど・・(意味違いますr(^^;) (笑)・・・)いったい何回やり直しているのか(笑) でも、ラストはちょっとびっくりさせられましたけどね・・・・・ そして、終わらないラストの結末・・・うまくいけば続編作っちゃいそうな雰囲気を醸し出していた、ニコラス君でした~ ニコラス君と言えば、余談ですが、先ほども話題にしたハリソン君の新作「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 (2008)」ってめちゃくちゃ面白そうじゃないですか~? トレジャー・ハンティングものは好きじゃないのだけれど、今回ばかりは期待大な私です♪ ~ おしまい ~
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