2013/06/13(木)00:23
If you want the rainbow, you gotta put up with the rain.
雨の中、三女エミの卒業式に出席した。
雨天の場合は室内に式典を移動するのが普通だろうと
参加者全員が思っていたはずだ。
(卒業生+家族計13,000人を収容できる建物がないので
室内の場合卒業生だけの式典になる。)
前日から曇りだし、当日は天気予報通りの雨だった。
(一週間前から雨は予報されていた。)
私がレインコートを用意していたことを知らない
エミが家族分のレインコートを買っていた。
次女リサ夫婦は孫ランドンとエミのアパートで
MITのウェブストリーム(映像配信)を見た。
ジョンも冷たい雨に濡れるより
室内で映像配信を見たかったようだ。
朝7時半からの入場で前方の席に着くには
6時半までに並ばなくてはいけないと言われていた。
この雨天でも一番乗りは6時に並びだした。
8時にはもう長蛇の列。
ボストン・マラソン爆破事件の影響で
入場口の荷物検査が厳しくなり
入場に時間が掛かった。
入場口では使い捨てのポンチョが配られていた。
(ポンチョの用意をするよりテントの用意をしてくれ~~)
傘は人に当たると危険なので会場では開いてはいけないとの 通達を無視して使用していた人もいた。
私達の席は家族席中央部、前から21列目。
微かに台上に上がる生徒の姿が見える場所だ。
エミの名前が呼ばれたら式場を出ようと思っていたが
12時52分まで彼女の名前は呼ばれなかった。
エミはこの二年間で
MBAとエンジニアリング・システムのマスター(修士)を
同時に取得した。
(二年前にもう一つエンジニアリング・マスターを取得している)
私達は自前のレインコートの上に使い捨てポンチョを
羽織っていたが、それでも足元が濡れて寒かった。
私達が(修行僧の如く)
氷雨に打たれてじっと座っていたのは
エミに如何に私達が彼女を誇りに思っているかを
態度で示すためだ。
前日、エミは
「屋内でウェブストリームを見てれば良いよ」と言っていたが
心中は私達が式場に来るのを期待していたのだろう。
(ヒント→レインコートが準備してあった。)
少々雨に濡れるぐらいでエミが喜ぶなら
簡単なことだ。
私が育児過程で学んだことの一つは
言葉で伝えなくても、態度で示さなくても
愛情が伝わると過信しないことだ。