カテゴリ:feeling
今、たくさんの人が崖っぷちに立たされている。 でも、崖っぷちに立つことが不幸なことではない。 だって、崖っぷちからしか見えない風景がきっとあるから。 一見順調で平坦な人生を送っていたら見えてこない風景が、 崖っぷちからは見ることができる。 その風景を見ることで、人はいろんなことに気がつく。 これまで気づかなかったことや、自分に足りなかったものが見えてもくる。 他人の痛みを知ることもできる。 それが人間としての大きさや優しさを生み出してもくれる。 人間はどん底まで落ち込むと、必ず浮上しようとする力がわいてくるもの。 その力を信じているから。 落ち込むことから逃げてはいけないときもある。 世の中は気分転換のためのツールであふれている。 それを使って一時の気分転換をしたとしても、それは何の解決にもならない。 原因をそのままにして、別のところに移動したに過ぎない。 崖っぷちの風景から目を逸らしているに過ぎない。 いつも明るく振舞っている人も、 きっと内側にはいろんな悩みを抱えているだろう。 人間ならば当たり前のこと。 周りの皆が明るく見えるという勘違いが自分自身を苦しめる。 いつも明るく元気な人など、どこにもいないはず。 大切なことは、その崖っぷちで踏みとどまる強さを持つこと。 そこから飛び出してはいけない。 風景を見た後は、自分の足で引き返すこと。 その、弱さも含めた強さを私はもっていきたいと思う。 あと一歩のふんばりで、トンネルを抜け出せる。 そこにはきっと、心の成長という「ごほうび」が待っている。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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