can do now

2009/03/04(水)14:20

crossroad

散文詩(18)

   僕がそばにいなくても 怖がることはない    思うほど 君は弱くなくて    忘れた頃につまずく小石でわかるんだ    ゆっくり放れていく 指先の距離を埋めるかのように    新しい靴のかかとを鳴らす    明日は来る    小石は落ちる    戻れないのは時間だけじゃない    戻さない    僕のために 君のために    愛したはずの    いつもがいつもじゃない    当たり前なことなんてない    光の射す方向が違っても    見通しは悪くないのは 僕も君もわかっている    過去も 未来も    交差点の中で 手を繋ぎ    同じ道の上で 僕と君は離れた    残された記憶の上をゆく    失うものが増えても    それはいつか    良い顔して君のところへ返ってくるよ

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