カテゴリ:日記
友人と電話で話している中に、メジャーリーグのイチローが、 今自分が野球をしていて楽しいと思ったことはないと言ったと聞いた。 彼のストイックさは常識を超えたものだと私も知っている。 それでも少年の頃に野球に魅了された当時は、楽しみながら夢中で野球をしただろうし、 そこから将来プロ野球選手になる大きな夢を持ち続け、まさにその夢を叶えた、 今では野球少年達の憧れの存在になっている。 野球に関心の無い私でさえ、 イチローさんのパフォーマンスと発言はいつも感動するほどの影響力のある人。 知り合いで高校生の時甲子園出場の経験をした人が話してくれた、 甲子園に行くための練習の厳しさは、想像をはるかに超えたものだった。 彼もプロの選手になる夢を持っていたけど、 本物のプロ野球選手の知り合いを持ち、その人の日常を垣間見た時、 自分は無理だとあっさり諦めて料理人になった。 甲子園に行くための練習の厳しさをもっと超えた厳しさが、 プロの世界にはあったんだって。それが現実だと思い知ったんだって・・・。 自分の夢のレベルは、叶えるまでいかない、「夢観る」レベルだったと言ってた。 彼の言いたいことが良く分かった。 それでも彼は今でも本当に野球が好きな人で、 今でも車の中にはグローブとボール数個を置いていて、 忙しい仕事の合間に僅かな自由時間がある時には直ぐにそれを持って公園に行ってる。 私だったら昼寝するわ・・・。^^; そう言えば、あの川越シェフも「料理を作るのは好きじゃない。」って言ってたな。 自宅で料理を作るなんてありえない。 毎日仕事で全力を出し尽くすので、 自宅に帰ると料理を作る気力なんてかけらも残ってない。 と彼がテレビで言ってるのを聞いた時、私の彼を観る眼が尊敬に変った。 それまで私は彼のことを、 たまたまビジュアルが女性ウケしたから注目されただけのチャラ男でしょ?(なんて失礼な!) って思ってたけど、その発言にプロ根性を感じ、 どれほどの苦労と失敗を乗り越えて今のポジションを確立したかを知った。 今では我が家の本棚には、川越シェフがにっこり笑ってる表紙の本あります。 「あ、このドレッシング美味しいね~。」ぷち感動を娘に与える。 「母のオリジナルです!」どや顔。 「・・・・・・・・・、川越さんレシピやね?」冷めた目。 「いいえ!母のキャリアの賜物ですっっ!!!」 「・・・・・・・・・、鼻ぴくってした。」 「気のせいです!!!」 母がウソを付くと鼻がわずかにぴくぴくすることを彼女達は知っている。 そんなこんなで川越さんお世話になっています。 イチローの話に戻すけど、 彼も常識の域を超えたストイックさを保つ努力は一日たりとも欠かせないらしくて、 毎日毎日単純な同じ練習をとにかく繰り返している。 日本に居た時もメジャーで活躍している今でも変らず、 普通の人だと気が遠くなるほど、一日も欠かさずに繰り返し続けていると聞いた。 楽しくないのに、苦しいのに、好きじゃないのに、 つまらない同じことをひたすら繰り返す。全力を出し尽くす。 何でそこまでして彼らはあの仕事を続けているのか。 本当に「好き」とは、そういうことなのよね。 本当に「好き」なことを仕事にすると言うことは、そういうことなのよ・・・。 それが、「プロ」なの。 小さいことを積み重ねるのが、 とんでもない所へ行く、ただひとつの道だと思っています。 by イチロー Leap Soul 渡辺さつきセッションメニュー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.01.18 10:44:47
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