うそつきこの世界で、あなたほど見えないココロをもつ人はいない。 最近、そう思う。 どんなに笑顔で、どんなにすましていても。 でも、大事なところはいつも隠している。 そうやって、ワタシに汚い部分を見せないだけなのかもしれない。 いつも、あなたの世界にはワタシは入れてくれない。 ほかの人は入れてもらえるのに。 なんでワタシだけが? いつも、聞きたいその言葉を飲み込んでしまう。 大丈夫、きっといつか入れる。 そう思うことで、ワタシは救われるかもしれない。 でも、なぜだろう。 不安になる。 時折。ふっと見せたワタシへの秘密。 「気にしないで」の言葉と共に流される。 秘密の言葉、秘密の愛情。 そして・・・ワタシの知らない世界。 あなたの大事な部分がまっくらで。 ワタシですら触れない。 でも、そこに普通に入れるあの人がうらやましくて。 あなたを抱きしめる。 「秘密はないよ」 ・・うそだ。 うそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだうそだ。 聞こえるか聞こえないかでいってしまった 「うそつき」 ・・・さよなら。 いつかあなたの闇を盗りたい。 ワタシの闇にしたい。 あなたと秘密の共有をしてみたい。 でもワタシもあなたにうそをついているから。 きっと、そんなことできないんだろうなと思った。 今日は、あなたに甘えてみたい日。 ・・・ワタシのついたうそをまぎらわすために。 また、わたしはうそをつく。 ジャンル別一覧
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