いつも元気ですよね
「ツァオさん、どうしていつもそんなに前向きで元気なんですか?」たまに会う本社関係者とかに、よく言われます。「カラ元気も元気のうちさ(笑)」「どうやったら前向きになれます?」「前向きの発言をしてりゃいいんだよ(笑)」だいたいですね、自分の立っている場所ってのは、そうそう変わるものではありません。この時間にここにいるしかないのです。同時に二か所に立っていたら、それは別の意味で危険すぎますわね。てえことは。立ってる場所が同じなら、前向いて立っても後ろ向いて立っても、立ってる場所は変わらないんです。たとえば、同じ事を言っても、言ってる事は変わらない。「コーヒーより紅茶が好きです」「紅茶よりコーヒーが嫌いです」紅茶とコーヒーだったら、紅茶を選ぶんですよ、この人は。でも、前向きか後ろ向かという事だったら、「好き」という単語を使う方が前向きです。嫌いだから、違う方を選ぶってのは、しょうがないから残り物を選ぶ、つまり選ばされるって事です。好き、っていって選ぶのは、そりゃもう自分から積極的に行ってますよね。以前にも書きましたが、人は、誰の発する言葉を一番聞いてるかというと、何がなんでも自分の発する言葉なんです。心の中の声も含めてね。それなら、一番聞く事になる自分の言葉を、良い言葉にするなら、良い言葉で物事を考える習慣がついていきます。言霊ってのはそういう事ですよ。言葉に力を与えるのは、それを理解する人間なのです。日本語ネイティブで、日本語しか話せない日本人に、どんなにすばらしい言葉でも、ロシア語で言ったって言霊は宿りません(笑)だって、わかんないもん。誰かの言葉の影響をうけて、うれしくなったり、悲しくなったり、元気になったり、ショックのあまり飯も食えなくなったり。つまり、誰が何と言おうと言葉には力がある。それを聞く人に影響を与える力があります。ならばもう一度書きます。自分の発する言葉をよい言葉にする事で、自分によい影響を与える事ができるのです。たとえ、言いなおしてでも。じゃあ、ひとつ提案を。「あー。いやだ」って言いたくなったら「あー。いやだ。またいやなこと乗り越えて成長しちゃうんだ私」って、追加して言ってみてはいかがでしょう。なんだか、気持ちが前へいきませんか?(笑)もうひとつ簡単なのを。元宝塚の女優さんが言ってたんですよ。「できるできるできる!」これ、最近のお気に入りです(爆)潜在意識とかマーフィーの法則とか。結局、このことだと思うのですよ。余談。自分の職場にいる時は、いつも明るく元気というわけにはいきません。時には「ちょっとこっちへきて座りなさい」って事もありますし、疲労困憊の事もあります。ちょっとここんとこハードでして、パソコンで書類作りながら寝てしまったんですね。そこへ、事務所のドアをあけて「ボス~!」って呼びながら入ってきた女子社員がいたんです。目を覚まして「お。はいはい。なんだ?」って返事をしたら、事務所にいた他の人が「あなた、みんなが静かにしてボスを寝かせてあげてるのに、ダメじゃないの(笑)」「あ。ごめんなさい(笑)」って。いや、業務中だから起こしてくれていいから(汗)でも、その気づかいがうれしいなあ。「そうだ、ひざまくらしてくれよ」「何を甘えてるんですか。高いですよ」「位置がか?」手に持っていたバインダーの角が飛んできましたとさ(爆)