|
テーマ:仕事しごとシゴト(23714)
カテゴリ:「血液型」だったのにいろいろになってる
私は40人くらいを配下に持つボスです。
…あ。言っときますけど、ほんとに「ボス」って呼ばれてるわけではありませんよ(笑)ちゃんと一般的な呼称で呼ばれています。ゆるい傾斜の鍋ブタ組織です。要は私がいないと話にならない。 いや、いてもいなくても回るし、会社的には私の代わりなんてなんぼでもいます。 ちゅうか、そうでないと組織として機能してないってことだし。 メンバーが言うには「いないと困る」だそうです。 なんだそりゃ。便利屋かい(笑) 以前いた部署では、出張から帰ってきたら「いないと不便だ」とまで言われた事が。 ほとんど「道具」といっしょです。 そりゃ確かに、私くらい末端の実務までを知ってるボスはそうはいないだろうなって思います(笑) 普通のボスならしなくてもいいはずの事まで知ってる。 元家電販売なだけに、電気系統もそこそこ扱えるし。何より、機械や機材に対して恐怖感がないので、少々の事ではうろたえない。 実は、ボスという仕事をする時に、というか主婦パートのみなさんを率いる時に、これはかなりポイント高いです。 電化製品関係、使うのはいいけど不具合の時に何とかしようというのはイヤ、って方多いですもん。ちゃちゃっと手直し(コンセントが抜けてるだけ、なんて時もザラ)するだけで、見る目に尊敬の念が入りますもん。 過去に引き受けてきた人生(恋愛多し・笑)相談の蓄積が、話しに妙な説得力をつけてるようだし(爆) そうそう、これもポイント高い。 女性の方は、「話をする」という事に対してのウエイトが、男より確実に高い。 男は、要望がある時に、解決策までを答えとして要求しますが、女性は「しゃべったら」終わり、って事の方が多い(笑)「話を聞いてほしかったの」ってやつですね。 これ、逆に言うと、言葉の使い方を間違えたら、一発でレッドカードを出されてるって事になります。笑顔で話してるけど、内心すごく嫌がってる、なんてことも。ボスという個人と話してるのではなくて「ボスという肩書」と話してる。 言葉の使い方や声のかけ方は、人それぞれに対して気を遣わなければならない。 仕事を手伝ったら「私の仕事は遅いですか?」と、言われて「しまった」って思った事があります。 「あなたならもっとできるでしょう」って言った方がいい人、「大変そうだね。ちょっと手伝おうか?」って言った方がいい人。もし、これを逆に声をかけてしまったら、かなりリスクはありますよ(笑) そんな事をイチイチ気にかけるのか?という話もあるでしょうが…。 これね、私の場合は「ボスという仕事」をしてるだけなんです。 組織としてのパフォーマンスを発揮するために、何ができるか。 やる気という名で呼ばれる「モチベーション」は、大きな力を持ちます。 普通は10できる仕事が、やる気がなければ9、8、7、って落ちていくんです。やる気があれば11、12、13と際限なく上がるわけはありませんが。(上がる方には限界ちゅうもんはあります) これを40人に掛けたら、上がるパフォーマンスは結構なもんですよ。下がる場合はもっと悲惨(笑)1×40と2×40では答えが違う。一人一人は少しでいいんです。はっきり言えば「明るく前向きな意識」だけでいい。これが人数分集まると、組織全体が前向きに動き出すんです。そしたらボスは方向と、ギアを入れるだけでいい。 …後ろに向かった時は大変(汗)人数分の負のエネルギーにブレーキをかけて、もう一度、前に向けなければなりません。 たった一人でも「負のエネルギー」を出す人がいると、多くの人はそちらに引っ張られる。「そんなにしなくてもいいじゃない」「あなただけいい子になって」みたいな。 こりゃもうね、ボスの場合は「どうして俺だけがんばらなきゃいけないんだ」じゃなくて「俺だけでもがんばってやる」って意識じゃないと続かないんです。 ひとりよがりじゃなければ「それならいっしょに」って人がでてきますから。 でてこなければ、ひとりずつ追い込むしかないんです。 さて。「和解」というタイトルの内容がでてきませんね(笑) 追い込んだのが何人かいるわけですよ(笑) もうね、意識とかが「仕事をする」って意識ではなかった。今の部署に来て、間もなく2年ですが、何度もガツンガツン私に叱られて、私と話をするのもイヤ、顔を見るのも本当はイヤ、ってなメンバーもいたわけです。 やめていかなかったってのは、それなりに根性はあったんでしょうけど。 今、契約更改面談ってのをしてるんですが… 「おまえ、俺の事大嫌いだっただろ」 「はい(笑)」 はっきり言うか(爆) 「口きかなかったもんな(笑)」 よく頑張ってくれるようになったよなあ。評価プラスにしようって気になるもん。 「来た頃は評価をプラスにしようなんて思った事なかったが…すごく頼りになるようになったよ」 もしかすると、次の機会で異動が出るかもしれないけれど、俺がいなくなっても向上していっておくれ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|