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テーマ:仕事しごとシゴト(23714)
カテゴリ:いろいろ
自分の立ちたい位置に見合わない実力しか持たない人は、ミスを認めることができない。
聞くところによると「あやまらない」というのがお国柄、って国もあるようですから、ま、一概には言えないでしょうけれど。 (留学経験のある何人かに聞いたので、もちろんその国の全員があやまらないってわけではないでしょうが) 自分のミスを認めない、ということは、他のところにミスの原因を求めるってことです。 (あ、ここでいうのはあくまでも「自分のミス」についてです。ミスの原因を押し付けられた場合ではありません) 「それは私のせいじゃない」って言い方です。 逆に、他人のミスに対しても自責の念を持つ人もいます。 「私がついていながら、あの子のミスを防げなかった、もうしわけありません」ってなもんで。 これね、ものっすごい上から目線でなければ言えないんですよ。 私の実力は、自分の立場を悪くしそうなものを避けて通らなければ、自分の立場を守れないという程度の、低いものではないと言い放っているようなもんです。 だって。 私の実力は「あの子の仕事をチェックして、ミスを未然に防げるのが当たり前なくらい高い実力がある」ってことでしょ。 そんな人は、自分のミスを認めることくらい、どうって事ではないんです。なんせ、一度や二度のミスで揺るがされるような、そんな立場ではないって思ってるわけですから。 でもって、ミスを認めてきちんと謝れる人ってのは、起こしてしまった事態への対処をしなければならないことを知っている。 ミスを認めない人は「自分のせいじゃない」って思ってるし、そう思いたいから、それに対して対処しようとはしないのですよ。 ゴルファーが悪天候の下でプレーをする時に、スコアが悪くなったのを天気のせいにして「今日のスコアは私の実力じゃない」っていうのか。それとも「この天気に勝てない程度の実力しか持っていなかったから負けた」って言うか。 まあ、人間、すべてが百点満点ってわけにはいきません。 得意不得意ってのは厳然としてあります。それから、年齢が進むにしたがって、自分の努力を何らかの方向に向けてそろえるようになりますし。 (プロゴルファーになったら、ゴルフの練習をしますよね。野球のための練習をするわけじゃない) ただ、やはり自分の責任となるべきところからは逃げない、という力は身につけておきたいと思います。 たとえばですけどね。 プロ野球で、チャンスに代打で出て凡退したとしましょう。 「ほこりが目に入って打てませんでした」 「審判の判定がよくなかった」 「ちょっとスランプかな」 …打てなかったってだけだろ?ってことですよ。 それだったら 「今日のあのピッチャー、今まで見てきたあいつとは別人。すごいいい球投げてました。今日は負けですが、次は打って見せます」って言った方がいい。 で、もし上司にあたる監督のコメントが 「期待はずれだった。負けたのはあいつがあそこで凡退したせいだ」だとしたら、ずいぶんひどいように聞こえます。ま、敗戦の責任をひとりに押し付けてる時点でひどい話なんですが。 「凡退したのはあいつのせいじゃない。投手がよすぎたんだ」 これは、まあ、なぐさめが入ってますね(笑) 「凡退したのはあいつのせいじゃない。あの投手を打ち崩す実力を持たない代打を送ってしまった俺のせいだ」 「あいつにまかせた俺がバカだった」って、上司に言われた日にゃあ… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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