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2017.09.12
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スバルラインと交差する少し手前に5差路があります。かなりの急勾配の下りをしこたまこなして、少し腕が張ってきました。わかりやすいこの5差路で休憩を入れます。

この登山道は、視界が開けることはなく、黙々と火山岩のごろごろした道を下ることに終始します。ほとんど人気が無いのが不気味でもあり、寂しくもあります。富士山の頂上を確かめながら登りたいのであれば、迷わず5合目からとなるでしょう。

しかし、富士山のそのスケール感を味わうのならばこの登山道は最適と言えそうです。登っても登っても先の見えないこの道は、最初に出会った登山者のように愚痴もこぼしたくなるほどに、延々と続くのですから。

5差路よりしばらく下ると、スバルラインの道路下のトンネルをくぐるようにして横断します。このスバルラインとの交差地点が丁度3合目辺りとなります。実はこの辺りより勾配は緩くなり、トレイルも絶好のコンディションとなるのです。緩くも速くも走ることの出来る、爽快ダウンヒルとなります。更に、直線的に降りるこのルートは前方視界が開けて、登ってくる登山者の確認も出来るので、スピードは加速しがちになってきます。

ただ、所々に落とし穴が待ち受けていて、思わず減速を余儀なくさせられる所も多々あります。轍は少ないものの、火山岩がゴロゴロしていて瞬間乗り上げるとバランスを失いかけます。テクニックを磨くには絶好のコンディションです。右へ左へバイクをコントロールすることに身体が喜んでいるのが分かります。

火山岩を避けるために、両サイドの斜面を利用してキャンバー走行を楽しみます。タイヤのグリップを感じながらバランスを取る作業は一本橋のスキルが活躍するのです。

30分ほどのダウンヒルを楽しむと、区切りとして、林道との交差点へでます。2合目の富士林道、1合目の鳴沢林道です。

2合目と1合目の間には、富士天神山スキー場があります。時間も迫っていたので現地を確認することは出来ませんでしたが、そのスキー場にはMTBコースがあって、スピードライディングを存分に楽しむことができます。又、機会があれば寄ってみたいところです。


つづく







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Last updated  2017.09.12 10:49:06
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