TO-FU DAYS

[英国旅行記] カテゴリの記事

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• 旅の終わり

  朝、関西空港に帰ってきました。思えば変な気持ちです。帰りたくないのに、一昨日から必死に帰ろうとしていたのだから。。。日本は暑いです。空港で税関を抜けて外に出るとすぐに会社に電話を入れました。何やら大変な事になっているようですが、今日はお休みにしました。どの道、今からすぐに家に帰って、着替えて会社に行っても、午後1時には間に合わないし。会社の事があって、あまり良い気分での帰国とはなりませんでした。日本に、自分の家に帰って思いました。日本の緑は濃いっ！北方の淡い色彩の中で暫く過ごした後で、改めて夏の日本を見ると強烈な色彩に驚かされます。私達は何と色彩豊かな国に住んでいる事でしょう！私は常々、日本独自の美はモノトーンなものだと思っていました。（懐かしいな国風文化、高校時代に習ったんだっけ？）今まで、英国に行っても「英国よかったぁ！」みたいな感じでしたが、今回みたいに自分の国の美しさについて再認識したのはこれが初めてです。で、後は寝てました。家に帰るとバタンキューッ！＾＾ゞ

  Sep 26, 2005

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  哀しみのアムステルダム

  朝、会社に電話しました。あー憂鬱だなー！ホントなら今頃日本なんだよなぁ。。。まぢで○○○はどうかしてるよ。実は○○○でトラブルにあうのは二回目です。そんなこともあり、普段はお休みを余分にとっておくのですが、今回は航空券が買えなかった事もあり、お休みぎりぎりの日程だったので、トラブルにあいたくなかったのに。。。さて、飛行機は午後からなので、午前はアムステルダム市内を観光しました。と言っても、私はオランダの地球の歩き方を持っているわけでもなく、どこに何があるかもわかりません。とりあえず、ホテルのレセプションに貰った簡易な地図を頼りに『アンネ＝フランクの家』に行きました。アンネ＝フランク。。。恐らく世界で彼女を知らない人はいないでしょう。あの有名な『アンネの日記』のアンネ＝フランクです。彼女が隠れ住み、日記を書いたのがアムステルダムなのです。『アンネ＝フランクの家』は。。。書きません。つらくて書きたくないです。とにかく当時の悲惨なユダヤ人の事がよくわかりました。『アンネ＝フランクの家』では涙をこらえるのが大変でした。私は政治向きの話をするのは嫌いですが、戦争だけは反対です。アホです。戦争をする奴は！私は世界中の兵士に『アンネ＝フランクの家』を訪れて欲しい。イスラエルでパレスチナ人の女子供に銃を向ける兵士には、そのトリガーを引く前に『アンネ＝フランクの家』を見てもらいたい。無論、パレスチナ人も然りです。テロを繰り返す連中は言うに及ばずです。（こいつらは議論するのも無駄な存在です。）『アンネ＝フランクの家』は運河沿いの通りに建っていた。アンネは絶望的な生活をしながら、その運河を見ていたのだ。そんなわけでひどく沈んだ気分でアムステルダムの市内を歩きました。話はそれますが、思い出したことがあります。以前、私が子供の頃、父親の職場に英国系カナダ人の人がいました。ある時、休暇にその人の家族が日本にやってきました。私と同い年の息子さんと娘さんです。最初は時間をかけて、京都や奈良も行く予定だったそうですが、不都合があり、日本で行ける場所が一箇所だけになってしまいました。その時、その人が子供達に「行け。」と言った場所が広島でした。別にお好み焼きを食べに行かしたのではありません。原爆の事を学ばせる為に行かしたのです。（私ですら行った事がない。）アムステルダム市内にはこんな運河が一杯ある。昼食はダム広場に面したカフェでとりました。その前に広場で座っていた時、乞食に小銭をたかられました。1ユーロ硬貨をやると「One more」と言って離れないので、「No!!」と広場中に響くような声で叫びました。ただでさえ、帰国が一日遅れて仕事を休む事になった事や○○○の誠意の感じられない態度でイライラしていた上に、『アンネ＝フランクの家』を見た後で最低に落ち込んでいたのに、更に気分が悪くなりました。そんなわけでカフェの食事は大変美味しかったのだけど、楽しめない食事でした。今日のフライトでも別のお客さんが私達と同じ目に遭っていました。恐らく私達を乗せた為にそうなったのでしょう。私達の前にも同じ目に遭った人がいるんじゃないかな？○○○に反省の心がない事だけはよく理解できました。何もかもが哀しいアムステルダムでした。

  Sep 25, 2005

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  F○CK! ○○○!!

  今朝は頑張って早起きです。大急ぎで朝食を食べて、タクシーで空港へ。案の定、空港のチェックインカウンターはめっちゃ混んでいた。しかも、私が並んだ列のカウンターの担当者ははっきり言って、無能です。隣の列と進み具合が全然違う！！私の前の前にいた黒人三人組が随分ともめて、更に時間が掛かりました。でも、カウンター担当者のせいだと思います。彼らには罪はないでしょう。私のときもかなり時間が掛かりました。大体、フライトのチェックインカウンターで時間が掛かるなんて聞いたことないですよ！しかも、行き先の（つまり関西空港の）コードまで聞かれました。そんなこと客に聞くなよ。。。しかも渡されたものを見るとエジンバラ→アムステルダムのボーディングカードはあるけど、アムステルダム→関西空港のボーディングカードがない！でも、何の説明もない。すごい不安でした。そして、その不安は見事的中するのです。。。orzさて、この時点ではそんな事は知らず、わずかな時間を利用して（めっちゃ余裕を持って空港に着いたのに、チェックインに時間が掛かったせいで、そうなった）空港の近くに置いてある昔の戦闘機の写真を撮りに行きました。SPIT FIRE。。。第二次世界大戦時の英国の名機スキポール空港（アムステルダム）に着くとすぐにトランスファーデスクへ。。。ボーディングカードの事を聞きたかったのです。が、無人。。。orz仕方がないので、大急ぎでトイレと煙草を済ませてボーディングゲートへ○○○の人間が「ボーディングカードは？」こっちが聞きたいわっ！「ないよ。エジンバラで渡されなかった。」「チェックインが遅すぎて、席が一杯だ。ウェイティングリストに入れてやるから待ってろ」はぁ？ふざけてんのか？私はついさっき、アムステルダムに着いたところだぞ！？「チェックインならエジンバラでしましたが。。。？」「あれはエジンバラ→アムステルダムのチェックインだ。アムステルダム→関西空港のチェックインができていない。」知るかっ！何の説明も聞いてへんわっ！「エジンバラで何の説明も聞いてないけど。。。」稚拙な英語で抗議をすると。。。「○×△＠＃？＊！！」逆ギレされて喚かれました。どうやら、私以外にも同じ目にあっている客がいるらしく、相当抗議されていてバタバタしていたみたいです。とは言え、失礼な会社だな、○○○は！折角、行きに食事が良かったので見直したのにさ！暫く待っていると別のところへ連れて行かれ「別の便を用意するから待ってくれ」との事です。てかさ、関空行きの便はもうないのにどうするつもりだ？仕方ないので空港内のブラッセリーでパスタを食ってました。で、言われた時間に戻ると「明日の便になります」ぇ？仕事どーすんねんっ！はっきり言います。○○○は多分、真面目に別の便を探してはいないでしょう。少なくとも自社以外の便で席がないかを探したとは思えません。トランジットを駆使すれば、もう少し早く日本に帰る手立てがありそうなものだ。。。そんなわけで、アムステルダムで予定外の一泊。○○○が用意したのは三流のビジネスホテル。まぁ、そんなとこだろう。時間も中途半端なので、ホテルの周りを散歩しました。オランダは平らな国。。。四方の地平線が見えた。○○○。。。最低だよ。。。どうしようかな？マイルがたまってなかったら二度と乗ってやらんのだけど。。。大体が態度悪すぎだし。他の同じ目にあっているお客さんがかなり激昂していたので、私はおとなしくしてやったけど、別に満足しているわけではない。F○CK!! ○○○!!

  Sep 24, 2005

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  エジンバラでの一日

  今日は少し朝寝しました。昨日飲みすぎです。朝食を済ませるとてくてく歩いてJeners（有名な百貨店）でお買い物です。紅茶を山のように買って、日本に送りました。リーフティー（125g）を60個（！）も買いました。かなりな額になるし、送料も商品代の3分の2くらいになるので、もったいない気もするのですが、それでも同じものを日本で買う半額くらいにはなるのです。尚且つ、私も私の親や親戚も紅茶好きなので、「買ってこい！」との厳命が下っているのです。英国に来る度にこんな買い物をするのですが、毎回、店の人に呆れられる。（恥ずかしい。。。）昼食はHarvey Nicols（これも百貨店）の最上階にあるレストランで食べました。このお店は今年のスコットランドの賞をとっているだけに美味しかったです。ゴートチーズとエシャロットのタルトも旨かったが、家鴨、モツァレラチーズ、ロケット（ルッコラ）、メロンが盛られたサラダが絶品でした！！駅前の観光客相手のお店でお土産ものを買い込み、ロイヤルマイルへ。ロイヤルマイルには旅行ガイドなんかにもよく載っている有名なスコッチウィスキーの専門店があります。スコッチ好きの私にはたまらなくおもしろい店でした。散々に悩んで、数本のスコッチウィスキーを買いました。（お、重い；；）できる限り日本ではあまり目にしないものを選びました。ボトリング会社の瓶詰めしたもので、自分の好きな銘柄の原酒のアイラモルトを中心に買いました。私もよくわからないのですが、スコッチウィスキーにはその会社が出している銘柄だけでなく、ボトリング会社が樽で買って、独自に瓶詰めしているものがあります。こちらのほうが美味しかったりするのですｂ中でもDOUGLAS LAING &CO LTDというところが出しているLAPHROAIGの11年ものは店の人にも褒められたグッドチョイスでした。（実はこのボトリング会社のお酒を以前に飲んで美味しかったのでラベルを覚えていたのです。）ロイヤルマイル方面を望見する。エジンバラの町並みはどこか英国的でない。。。スコッツモニュメント、バルモラルホテル、ジェナーズ。。。エジンバラの有名なものをまとめた構図w買い物した荷物を一度ホテルに置いて、散歩に出ました。Holyrood Park（ホリルード公園）へ。公園と言っても、はっきり言ってただの丘陵地帯です。公園なんてなまやさしいところではありません。私は学生時代にこの公園にあるArthur's seatと言う丘で遭難しかけた事があるのだ！（アホです。ただ、時間が遅くなり、日も随分傾いていたので、Arthur's seatは諦め、手前にある丘を登りました。Arthur's seat。。。なんでこんな丘が街中にあるんだ！？w急な丘の斜面に沿ってフットパスが続く、その向こうは落日に染まるエジンバラの町並みが見える。沈む夕日にエジンバラ城やセントジャイルズのシルエットが浮かび上がる。（よくわからないけど。。。＾＾；）ホリルード宮殿夕食はインド料理にしました。中華料理と同様、英国はインド料理も美味しいです。今夜もパブに行きました。昨夜と同じパブです。ホテルでも飲みました。ホテルでは昼にお土産物屋でかったスコッチのミニボトルを飲みました。お土産物用だけに安っぽくて甘くてまずい酒でした；；お土産物でスコットランドの各氏族の名前のウィスキーのミニボトルが売っているのですが、私が飲んだのはCLAN SINCLAIR（シンクレアー氏族）という名前のお酒です。このCLAN SINCLAIR（シンクレアー氏族）は私のRED STONEでのメインキャラ、シンクレアーの由来なのです。RED STONEでのキャラ、シンクレアーの由来であるCLAN SINCLAIR（シンクレアー氏族）にちなんだお酒。激まず。。。orz今日はしんどかったです。旅の疲れかな？何か歩いていると勝手に右に向かってしまいます。旅疲れとは無縁だったのだけど、歳かなぁ。。。====================================================================【後日談】この症状が実はとんでもない事に発展するなんて事は、この時点では考えもしなかった。。。====================================================================明日は日本に帰る日です。

  Sep 23, 2005

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  さらば、Hebrides。。。

  今日は朝から憂鬱です。何故ならHebrides（ヘブリディーズ）を去る日だからです。帰りたくありません。農家の手伝いでも何でも職があるなら、このまま残りたいです。不眠症と鬱病で苦しむ日々より、貧しくとも心豊かな生活の方がいいです。少しでもHebrides（ヘブリディーズ）の景色を目にしたかったので、早朝から起きて、景色を眺めていました。今日も強い雨風でした。半端じゃなかったので、散歩は諦めました。（1時間くらいぶらつく予定だったのに。。。orz）でも、部屋からの眺めも素敵だったので、満足しました。部屋の前の眺め、手前は庭園になっていて、昨夜はコックさんが香草を摘んでいた。朝食にスモークサーモン入りのスクランブルエッグを食べました。美味しかったです。そして、なによりも美味しかったのはヨーグルトと蜜蝋！！これは絶品です！！英国（多分、欧州はどこでも）はじゃがいもと乳製品の美味しい国ですｂ↓私の宿泊したゲストハウスScarista Houseはまぢでよかったです。http://www.scaristahouse.com/default.asp飛行場のあるStornoway（ストーノウェイ）まで帰る途中に寄り道をして、昨日も行ったTHE ISLE OF HARRIS KNITWEAR CO.に行きました。やはり昨日見たニットが欲しくなったのです＾＾ゞひどい天気だったので景色はいつもに増して荒々しかったです。雨が降っていましたが、私の涙も止まりません。まぢで帰りたくないです。そろそろ日本の事（つまりは仕事）が脳裏にちらつき、帰るのが嫌でたまりません。いやだなぁ。。。仕事Ｔ◇ＴStornoway（ストーノウェイ）では郵便局に行って、小包を日本に送っておきました。不要なものは先に送っておいた方が楽です。Stornoway（ストーノウェイ）の空港で車を返す。（と言っても、駐車場においておくだけ＾＾；）Stornoway（ストーノウェイ）のあたりだけは少し天気がマシでした。飛行機が離陸し、高度を上げる間、ずっと窓から外を見ていました。手前にStornoway（ストーノウェイ）の町並みが見えていました。そして、その向こうには。。。初めてHebrides（ヘブリディーズ）に来た日に見た、あの水溜りのような湖沼群が。。。そう思った時には雲の中に入り、視界からすべてが消えてしまいました。これが、私のHebrides（ヘブリディーズ）との別離の時でした。Bye bye,Hebrides.ISLE OF LEWIS（ルイス島）水溜りのような湖沼がどこまでも続き、CALANISHの古代遺跡が印象的な島。ISLE OF HARRIS（ハリス島）扁平な巨石に覆われた荒々しい景色が美しい絶景の島。ISLE OF NORTH UIST（北ユイスト島）見渡す限りヒースの野原が広がる島。ISLE OF SOUTH UIST（南ユイスト島）強い風、延々と続く砂浜、荒野のど真ん中を抜けるフットパスが忘れられない島。ISLE OF BARRA（バラ島）KISIMUL CASTLEが海上に建ち、緑の美しい島。ISLE OF VATERSAY（バターセイ島）限りなく広く、白く、麗しい砂浜の島。絶対に再訪します。こんな素敵な島々を旅できたことは、ホント幸せでした。Hebrides（ヘブリディーズ）に滞在している間に、不眠症もなくなり、体調も回復しました。癒しの島々でした。絶対に再訪します。いつか、必ず！エジンバラは英国の中でも一番好きな町です。けれど、Hebrides（ヘブリディーズ）から帰ってきた私には色褪せて見えました。空港からタクシーで市内のホテルへ。街中をぶらつき、夕食をとりました。夕食はWok&Wineなる中華料理屋でしたが、美味しかったです。このレストランも今回の旅のグッジョブ大賞ですね。食後にパブに行きました。このパブは私がエジンバラを訪れた際には必ず寄っているパブです。特にこれといった美点があるわけではないのですが、新婚旅行の時にも嫁さんと来ているので思い出のパブでもあります。（10年くらいの間に5回くらい行ってるw）McEwan'sのラガーを飲みました。（私が美味しく飲める数少ないラガーです。）ついでにハーブ入りのビールの飲みました。若いバーテンさんがテイスティングさせてくれて、美味しかったのでおかわりです。ホテルに帰ってからも、セルフのスナックでずっと飲んでました。あぁ、もうHebrides（ヘブリディーズ）じゃないんだなぁ。。。

  Sep 22, 2005

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  織物の島

  朝から嵐のように雨風が強いです。外に出て煙草を吸うのも一苦労です。今朝の朝食は結構なボリュームでした。英国のB&Bにしては珍しく、朝食にマフィンが出てきた。（苺のマフィンでした。）宿のおばさんの趣味なんだろうな。朝食はかなり美味しかったです。いつもより多い量の朝食をあっさり食べきりました＾＾；宿を出るとき、おばさんにISLE OF HARRIS（ハリス島）の見所を教えて頂きました。Rodel（ローデル）の教会や運が良ければ鷲や鮭の溯上が見れることetc...風変わりでいて、おしゃれでおもしろいB&Bでした。↓「是非、日本でも紹介してくれ」との事でした＾＾；http://www.6leverterrace.co.uk/「めったに日本人はHebrides（ヘブリディーズ）には来ないと思うよ」とは言っておきましたが。。。私の泊っていたLeverburgh（レバーバラ）からRodel（ローデル）まではすぐでした。16世紀に建てられたと言う教会がありました。（正直、建築知識のない私には英国中でみかける平凡な教会に見えました＾＾ゞ）中に入れると教えられていたのですが、鍵が掛かっていました。『中を見たら鍵を返してくれ』といった事が扉の脇に書いてあったので、どこかで鍵を借りれたのだろうか？しょうがないので教会のまわりのお墓を見てまわりました。MacleodやMacdonaldと言う名字が多いです。Hebrides（ヘブリディーズ）は昔からMacleodやMacdonaldの一族が支配していたと聞いていたので、納得です。帰りしなに別の観光客が中に入ろうとしていたので、「鍵がかかっているよ」と言っておきました。彼等（50代くらいのご夫婦）はBMWに乗っていたのですが、今日一日、あちこちでお見かけしましたwほぼ同じルートでドライブしていたようです。さて、Rodel（ローデル）からはゴールデンウェイと呼ばれる道でISLE OF HARRIS（ハリス島）の東岸を北上し、Tarbert（ターバート）の手前まで行けるようです。これがまた、かなりの絶景ドライブコースだと聞いていたので、ドライブをしようと思っていたのですが、地図を見るとLeverburgh（レバーバラ）からもなかなか良さげな道が。。。と言うわけでLeverburgh（レバーバラ）に帰り、そこから荒野を抜ける細い道をドライブしました。天気は良くなかったのですが、あちらこちらに釣り人がいました。Hebrides（ヘブリディーズ）は、釣り人なら一度は行きたくなるようなサーモンやトウラウトフィッシングの名所だそうです。もう15年ほど釣りをしていない私にはよくわからないのですが、こんな荒野の中でのんびり釣りをするのも良いかもしれませんね。Hebrides（ヘブリディーズ）にはこんな湖がごろごろあり、あちらこちらに釣り人がいる。やがて道がゴールデンウェイに合流する手前のあたりで車を止めて北を見るとそこにはISLE OF HARRIS（ハリス島）特有の石だらけの荒野が！！見渡す限りの荒野に扁平な巨石が埋め尽くさんばかりに転がっていました。あまりのスケールに、しばし、ぼーぜん。。。写真の真ん中より上の灰色は全て石です。東岸に達すると今度は北上です。ギザギザと険しい海岸線を沿って続く道は土地の起伏が激しく、ドライバーが楽しめる道です。（MT車だと尚の事楽しい♪）岩だらけの荒野を抜けると入り江が見え、丘を越えると再び荒野が広がり。。。景色が良すぎて、しょっちゅう車を停めていました。＾＾；車の行く手には石だらけの荒野が。。。てか、こんな石だらけの土地によく電柱立てるな。。。私が今滞在しているISLE OF HARRIS（ハリス島）は有名なハリスツィードの発祥の地です。なので、毛織物の有名な土地なのですが、丁度道すがら『THE ISLE OF HARRIS KNITWEAR CO.』なるお店があったので、マフラーを買いました。他にも気になるニットがあったのだけど。。。かなり悩んで、見送りました。でも、あのニット欲しかったなぁ。。。Tarbert（ターバート）ではティールームで一服してました。紅茶とスコーンを頼んだのだけど、スコーンはやわらかすぎてスポンジケーキみたいだった＾＾ゞTarbert（ターバート）のティールーム、周りに花なぞが飾ってあって、綺麗だった。さて、そろそろ旅も後半、お土産を買わなきゃなぁって思いつつTarbert（ターバート）をぶらついていましたが、どこもかしこもお休み。何故？よく見るとどのお店も昼休みでした。。。orzのどかやwなので、店が開くまですぐ近くのISLE OF SCALPAYまでドライブをしました。ISLE OF SCALPAYはISLE OF HARRIS（ハリス島）のすぐ近くにあるのに、まるで景色が違っていました。穏やかで緑が多い。途中、車を停めて写真を撮っているとそこから細いフットパスが遠い険しい丘を越えて続いていました。その行き先は。。。Rhenigidale。。。そう、昨日、ちょっと不安げなN君を置いていった村です＾＾；彼は今、どうしているだろう？予定では今頃、Calanishの遺跡を見ている筈だけど。。。この道の先にN君のYHがある。Tarbert（ターバート）で買い物を済ませると今度は西岸方面へドライブです。AMHUINNSUIDHE城（最早、何と読むのか検討もつかない。。。）を見に行きました。ここも道は細く、土地の起伏が激しく、大西洋側の海はつより風で荒れ狂い、入り江の岸辺から小高い丘を登る道は険しいのです。絶景、絶景、また、絶景！ホントすごいとこに来たなぁ。。。フィヨルド地形特有の険しい斜面の山々が遠くに見える。途中、道がどう見ても個人のものとしか思えない門を抜けている。これがAMHUINNSUIDHE城の入り口でした。公道が個人の家の敷地を抜けているのですね。。。＾＾；AMHUINNSUIDHE城は個人の家なので、中は見れませんでした。立派なお屋敷です。こんな家に住みたいなぁ。。。今夜の宿は昨日夕食を食べたゲストハウス、Scarista Houseです。ISLE OF HARRIS（ハリス島）西岸の有名な砂浜、Traigh Scarastaを望む丘に立つちょっと贅沢な宿です。昨日、夕食を食べに行ったので顔パスでしたw案内された部屋は本館の裏に立つ長屋（！？）の一角。外見は厩舎のようですが、中はとても綺麗でした。（そこいらのホテルよりよほど趣味が良い）ガラス張りのポーチからはTraigh Scarastaの砂浜と大西洋、Toe Headが見えて、眺めもグッジョブですｂ部屋で荷を解いているとすぐに紅茶とお菓子を届けてくれました。雨風の強い一日だったので、温かい紅茶と甘いお菓子が美味しかったです。お茶でまったり♪因みにこのゲストハウスでは、午後の間はLibrary（図書室）に行けば、紅茶がただでサービスされるそうです。（部屋にも紅茶とポットは置いてありますが）私のように一泊だけでなく長期滞在するほうが良いのでしょうね。夕食前に行くのもLibrary（図書室）です。どうやら昨日のDrawing room（応接室）は外来のお客さん用で、宿泊客はLibrary（図書室）を使うことになっているようです。宿泊客が滞在中は家族の一員というコンセプトなのかな？暖炉があって、壁一面に古い本の並ぶ古めかしい部屋は居心地が良いです。他の宿泊客と一緒にお喋りをしながら食前酒（今日もスコッチウィスキーにしました♪）を飲みました。くどいようですが英語が苦手の私、周りの人も随分気を遣って、易しい英語を使ってくれていたかもしれません。（因みに嫁さんは私より英語が苦手です。。。orz）昨日の猫がやってきて、私の脇で寝てました。私に慣れたようですw今夜の夕食は前菜スイススフレ（初めてです。激うま！）メイン鱈のソテー（この辺は鱈が有名なのです。）バジルやブロッコリーのディップが付いてきました。食後今日もチーズを選びました。ワインが美味しかったです。私はワイン知識ゼロなので、適当に頼んだワインでしたが、私好みの味でした。LACOSTE-EORIE PAUILLAC 1997というワインでした。お酒がまわり、食後再びLibrary（図書室）に集まった時は、皆、上機嫌で話が盛り上がりました。（英語の会話についていくのが大変でした；；）部屋に戻ると扉が開かない！！たてつけが悪い上に木製の重い扉です。何度も肩をぶつけて、開けようとしましたが、無理でした。（肩が痛いＴ◇Ｔ）ゲストハウスの人にその事を言うと、オーナー自ら出陣w力任せに開けたようです。（因みに秋に改装して修理するとの事でした。）それにしても美味しかったなぁ。。。いいゲストハウスでした。

  Sep 21, 2005

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  N君

  昨日までは宿泊客が私と嫁さんだけだったのですが、今朝は別のお客さんと一緒に朝食を食べました。早口の英語の上、私も寝ぼけていたのでよくは聞き取れなかったけれど、ISLE OF LEWIS（ルイス島）に住んでいて、仕事で来ているだと言う。やっぱり不思議に思うようです、「何でヘブリディーズに来たの？」「この島のケルト文化やバイキング文化に興味があって。。。」「何でケルト文化なの？」「指輪物語（映画「ロード・オブ・ザ・リングス」の原作）みたいなファンタジー小説やゲームが好きで、ケルトやバイキングの妖精譚、歴史がファンタジーの世界のベースになっていると知ってから、ずっと興味があるんだけど。。。」すると「僕は考古学者だ。」おぉっ！かっくいーーーー♪早速、ケルト歴史なんかで疑問に思っていたことなんかを質問しました。専門外の分野らしかったのですが、かなり勉強になりましたｂさて、今日は悲しいかなISLE OF SOUTH UISTともお別れです。再び北上せねばなりません。三連泊したこのB&Bともお別れです。親切で素敵なB&Bだったので、ご紹介しますね。====================================Clanranald247/8 Garryhallie South UistHS7 5QA01878 700263Open April - OctoberPrice £24+ clanran@dialstart.net www.witb.co.uk/links/clanranald.htm ====================================Clanranaldは荒野のど真ん中にぽつんと建つ素敵なB&Bだった。周りの景色もよく、朝の喫煙が楽しかった。ISLE OF BERNERAY（バーナレイ島）のフェリーポートに行く途中、すこし寄り道をしてスモークサーモン買いに行きました。燻製している工場に直接買いに行ったのですが、工場脇の小さなお店には先客がいました。人気あるのかな？因みにここのスモークサーモン、すごい美味しいです！一般的なものよりも強く燻してあって、焼鮭に近いのですが、それでいて臭みもなく、焼鮭が嫌いな私でも美味しく頂けます。（鮭は生とスモークサーモンは好きですが。。。）今回の旅のグッジョブ大賞の有力候補ですね。興味のある方はこちらをどうぞ。。。http://www.salar.co.uk/ネット販売もやっている（らしい）フェリーポートでは（予想通り）フェリーが来ません。多分、また潮位が低いのでしょう。。。こちらに滞在するうちに満干の時間を大体覚えてしまった；フェリーポートで暇つぶしに撮った写真。天気はこの後崩れるのですＴ◇Ｔフェリーポートでどうしようかなーとぼんやり煙草を吸っていると、向こうから東洋人らしい男性が。。。見るとバックパッカーのようです。。。これがN君との出会いでした。バックパッカーとして英国漫遊の旅の途上だそうです。フェリーが欠航になった事がわかるとN君も誘ってドライブに行きました。聞けばN君、バス中心での旅行だそうな。。。とりあえずLochmaddy（ロッホマディ）へ行って、以前に夕食を食べたロッホマディホテルのパブで昼食をとりました。あいかわらず、ここは美味しいです。N君はISLE OF NORTH UIST（北ユイスト島）はまだほとんど回っていないと言う事なので、先日も訪れたSCOLPAIG TOWERとTraigh Earまで行きました。とてもにぎやかでお喋り好きなN君が加わって旅はより楽しくなりました♪途中でハイランドキャトル（ハイランド地方の牛）を見かけました。N君にも喜んで頂けたかしら？wフェリー会社の時刻表には出航10分前までに来るようにと書いてあったので、ぴったりの時間にフェリーポートに戻るとフェリーが出航しようとしている！！おいおい！！そうか、ここは英国だ。。。orzまぁ、ありなんだろう。。。と言うわけでクラクションを鳴らして、すんごいスピードでフェリーポートに入っていきましたwぎりぎりセーフ！危なかったなぁ、これ最終便なのでした。天気が良いのでフェリーからの眺めは良かった。しかし、トラブルは更に！何とN君、今日はISLE OF LEWIS（ハリス島）まで一気に北上する予定だったようですが、フェリーが欠航したせいでバスがなくなってしまったそうな。。。＾＾；とりあえず、フェリーの中で今夜泊るYHを検討。Tarbert（ターバート）の10km先にあるYHに泊る事に。。。バスはもうないので車で送る事にしました。そのYHはRHENIGIDALE CROFTERS'HOSTELと言うのですが、すごいところにありました。メインロードのA859から外れて東海岸方面へ分かれる細い道。。。高い丘のてっぺんから一気に海際まで下っては再び高所に登る坂道。。。そんな道を走って、辿り着いた海際の集落、そこにRHENIGIDALE CROFTERS'HOSTELはありました。中の様子をみると無人との事。。。少し不安げなN君を残して私達は自分の宿へ。。。ちょっと申し訳なかったけど、今夜はディナーを予約していて時間がぎりぎりだったのです＾＾；===========================================================【後日談】嫁さんが熟読していた旅行ガイドにこのYHが載っていた。管理人が一番海に近い家に住んでいる事も書いてあった。うちの嫁さんは旅行前、毎晩このガイドを熟読してから寝ていた。はたして本当に日本語が読めているのだろうか？w===========================================================景色だけは絶景というロケーションに建つRHENIGIDALE CROFTERS'HOSTELN君、ご一緒できて楽しかったです。ありがとう！m(__)mさて今夜の宿はLeverburgh（レバーバラ）です。変わったB&Bでした。スタイリッシュで芸術的な内装で、楽しかったです。おばさんは大変親切な方で、どうやらお料理が堪能なようです。晩御飯ここで食べても良かったなぁ。。。実は今日からディナーを予約しているゲストハウスに二晩宿泊する予定だったのですが、今日は部屋が取れなかったので、そのゲストハウスに紹介して頂いたのがこのB&Bなのでした。おばさんに今夜ディナーをとるゲストハウスにドレスコードがあるかを聞くと。。。「別にないと思うわ。そうねぇ、カジュアル・バット・スマートならいいんじゃない？」『カジュアル・バット・スマート！！』それが一番微妙でわからないんだよなぁ。。。とりあえず、嫁さんはパーティーなんかに行く時に着ていく服を、私はジーンズを避け、白いボタンダウンのシャツを着てジャケットを引っ掛けていきました。そのゲストハウスはScarista Houseと言うのですが、すごく良かったですｂ（今回の旅はホントにハズレをひきません＾＾）Scarista Houseではディナーの30分前に来るように言われていました。着くと案内されたのが建物の二階の暖炉のある古めかしい部屋。（まるで映画のようだ。。。）後にこの部屋はDrawing room（応接間・客室、英国では食後に女性が休憩する部屋でもあるそうだ）だと判明した。さて暖炉にあたってのんびりしているとまずは食前酒のオーダーです。さすがはスコットランドの田舎！メニューの先頭はスコッチウィスキーでした♪夫婦揃ってスコッチ好きの私達、嬉々としてスコッチを頼みました。＾＾ゞで、スコッチとちょっとしたおつまみ（このおつまみが旨かったのです）を飲み食いしながらディナーの献立とワインリストを眺めます。ワインをチョイスして、のんびりスコッチを飲んでいると猫がのそのそ部屋に入ってきました。決してべたべたはしないのだけど、触ってやるとのどをゴロゴロ鳴らしてました。さすがは古風なゲストハウスの猫だ。どこか典雅な風格がある。さてディナーですが。。。前菜ゴートチーズとオレンジのタルト（激うまでした）メインオヒョウのソテー、サフランソース（あっさり味で嫁さん好みの味でした）食後デザートorチーズ私はチーズを選びました。チーズボードに色々なチーズを載せてきて、食べたいチーズをチョイスするのですが、「全部食べたいっ！」と言う私のはしたないオーダーを嫌な顔一つせず、私の皿に切り分けてくれました。因みにチーズは全てスコットランド産という事ですが、ダンフリーで作られたとか言うチーズがイケてました。ｂで、この後、再びDrawing roomに戻ってお茶の時間です。（紅茶も美味しかったけど、一緒に出されたお菓子が良かったなぁ。。。）こうしておよそ2時間の贅沢なディナーを楽しみました。ぃあー、えがった、えがった＾＾

  Sep 20, 2005

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  麗しの島バターセイ

  今日は朝から酷い天気でした。宿泊しているB&Bのおばさんも「It's wild weather!」と言ってました。で、「今日はどこ行くの？」と聞かれ、「バラ島とバターセイ島に行きます。」「まぁ！この天気でフェリーでるかしら！？待ってて、電話で確認するわ。」あ、ありがとうございますっ！このおばさんはとても優しい人です。そしてHebrides（ヘブリディーズ）に誇りを持っておられるのです。幸い、フェリーは出るとの事でしたので、強い雨風の中、フェリーポートのあるISLE OF ERISKAY（エリスケイ島）へ。。。この島はボニープリンスチャーリーがフランスから渡ってきて最初に上陸した島です。フェリーポートの向こうに砂浜があったのですが、ボニープリンスチャーリーは大西洋側の浜に上陸したとの事ですから、この砂浜なのかも。。。って、昨夜、B&Bで読んでいた雑誌に書いてありました＾＾ゞボニープリンスチャーリーの上陸地点！？天気が悪かったのでフェリーはかなり揺れました。かなり小さいフェリーなので、まぢで転覆するんじゃないかと思いました。めったに船酔いしない私も酔いました。ISLE OF BARRA（バラ島）はHebrides（ヘブリディーズ）の中でも特に私が行きたいと思っていた島です。Hebrides（ヘブリディーズ）に行きたいと思い始めたのは、随分昔ですが、決定的に行こうと思ったのはとある小説を読んだ時です。その小説の主人公がこの島にしばらく住んでいたのです。この島の目玉はKISIMUL CASTLE（キシュミール城）です。英国の古い城（の廃墟）が大好きな私にとって、この旅のハイライトです♪この城は海上に建つ城なので、渡し舟に乗って行かなければなりません。KISIMUL CASTLE（キシュミール城）のあるCastlebay（キャッスルベイ）に行ってツーリストインフォメーションで渡し舟の事を聞くと。。。「今日は天気が悪いから午前中はお休みよ。14：00から再開するわ。」ぇ？さっきから天気が急速に回復して、今、めっちゃ天気がいいんですけど！？と言う理屈が通じない国であることは重々承知しているので、先にISLE OF VATERSAY（バターセイ島）へ行く事にしました。天気が回復して、一転、晴天に♪KISIMUL CASTLE（キシュミール城）とCastlebay（キャッスルベイ）を望む。晴れてきたっ！実はVATERSAY（バターセイ島）には初め興味がありませんでした。今回の旅で参考にしたとある紀行文で砂浜の美しさを絶賛していたので、ついでに寄っただけでした。。。が、まさか、これほどまでに美しいとはっ！限りなく広く、白い砂浜！その美しさはとても私の貧弱なボキャでは表現できないっ！空が真っ白な砂浜に映る。。。写真の真ん中の黒い点は人です。この砂浜の規模を把握する指標にして下さい。大西洋の波は青く、澄んでいて、荒々しい。。。14：00前にCastlebay（キャッスルベイ）に戻りましたが、一向に渡し舟が動く気配はありません。ふと船着場のボードを見ると。。。『渡し舟の再開は16：00かもね♪』（原文は忘れましたが、“MAY”と書いてあった事は忘れないw）船着場の向かいにあるカフェでも聞いてみたが、確かに渡し舟の再開は16：00からだと言う。。。仕方ないのでそのカフェで昼食にしました。ローガンジョシュ（スペル忘れましたが、代表的なインドカレーです。羊肉のカレーです。）を嫁さんと分けて食べました。このカフェのおばさんはかなりのお喋り好きの様子。他のお客さんとしきりにお喋りをしていましたが、私たちのほうへやってきて「どこから来たの？」「日本です。けど、どして？」「いやぁ、不思議だなぁって思って。。。」やはりHebrides（ヘブリディーズ）では東洋人が珍しいようです。昼食後、16：00までドライブに行きました。MACLEOD'S TOWERと言う朽ち果てた湖上の塔やスタンディングストーンを見ました。それから空港も見に行きました。何故、空港かって？だって。。。バラ空港は。。。砂浜が滑走路なんだもん！？この砂浜に飛行機が降りる。惜しかったなぁ、日程が合えば、この空港に降りるつもりだったのになぁ。。。Castlebay（キャッスルベイ）に戻ると渡し舟が動き出していました。いざ、念願のKISIMUL CASTLE（キシュミール城）へ！面白かったです♪小さなお城ですが、なかなか中世の様子がうかがえました。RED STONEにはまるくらいですから、ファンタジー好きです。そして、ファンタジーと言えば中世ヨーロッパ、そしてお城です。ファンタジーが好きな人なら誰でもこの城は面白いでしょうね。しかし。。。時間がちょっとしかない。。。最終のフェリーまで、あとちょっとしか時間がないのです。。。orz残念だなぁ。。。もっと見ていたかったなぁ。。。（私はかっくいーお城の廃墟であれば何時間でも退屈しない。）帰りの渡し舟から泣きながら撮った海上の城。もっと見ていたかった。帰りのフェリーは揺れませんでした＾＾；景色もよく、楽しかったです。フェリーの舳先からISLE OF ERISKAY（エリスケイ島）を望む。260年前の7月23日、きっとボニープリンスチャーリーも同じ光景を目にしていたに違いないっ！B&Bに帰る途中、少し寄り道をしてスタンディングストーンを見に行きました。Hebrides（ヘブリディーズ）のあちこちにあるスタンディングストーンのひとつですが、日没前の海際に立つスタンディングストーンは神秘的であり、どこか哲学的ですらあります。夕食は昨夜と同じロッホボイスデールホテルのパブで食べました。お客さんにも店の人にも覚えられてました＾＾；前菜のパテが美味しかったです。クランベリージャムとオーツ麦のビスケットと一緒に食べるのだけど、これが絶品！！それにしてもGUINNESSが美味しいなぁ。。。（だから、車。。。）【追記】Castlebay（キャッスルベイ）にはとても美味しいファッジのお店があります。バルモラル城（英王室が夏に滞在する城）で供されるとの事ですから、英王室御用達です。私は試食してあまりの美味しさに感動して、店の人が呆れるくらい買い込みました。ファッジは英国の甘いお菓子です。とても甘いのでお茶請けにいいです♪ネット販売もしているらしいので興味のある方は以下のURLをご覧あれ。http://www.hebrideantoffeecompany.com/因みに店の名前はHebridean Toffeeだけど、あれはファッジだ！w

  Sep 19, 2005

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  荒野の旅人

  朝から早起きをしてB&Bの周りを散歩しながら喫煙。。。（英国に来てから、これが習慣になりました。）昨夜は暗くてよくわからなかったのですが、改めて見ると荒野のど真ん中にぽつんと立つB&Bでした。三連泊の予定なので、このロケーションは嬉しかったです＾＾さすがにISLE OF SOUTH UIST（南ユイスト島）は、Hebrides（ヘブリディーズ）の中でも南の方にあるので、暖かいのか、北の島々では枯れていたアザミやヒースの花がまだ咲いていました。なかなか美味なFull Scotish breakfastの朝食を食べてから部屋でお弁当を作りました。機内食で出てキープしていたチーズと昨日買ったランチョンミートのサンドイッチです。（パンはオーツ麦のビスケットで代用）B&Bを出るとA865を北上。途中、フローラ＝マクドナルド生誕地を訪れました。これはスチュアート朝再興の為にジャコバイトを率いて反乱を起こしたボニープリンスチャーリー（ボニーはスコットランドの言葉で『可愛い』『麗しい』の意、つまり『素敵な王子様チャーリー』って呼び名）が、反乱に失敗し、スコットランド北西の島々を逃げ回っていた時に手助けをした女性。言わばスコットランドのジャンヌ＝ダルク。私はボニープリンスチャーリーとフローラ＝マクドナルドの話が大好きです。さて、今日はウォーキングがメインです。目的地はLoch Druidibeag（自然保護地区になっている）のフットパスです。荒野の中にある駐車場に車を残して、歩きました。さぁっ！歩き出そう！天気は決してよくはなかったのですが、そんなのは覚悟の上です。なにせ、Hebrides（ヘブリディーズ）は『天気が悪い事で有名』！！なのですから。。。今回歩いたフットパスはかなりワイルドで楽しかったです。今まで英国で何度かフットパスをウォーキングで楽しんできましたが、ここまでワイルド且つアバウトなフットパスは初めてでした。だって。。。道がないんだもん；；ホント、何も目印のない荒野にぽつんぽつんと杭が立っていて、それだけが道標なのですよ。そして羊もぽつんぽつんと。。。＾＾；何もない荒野を旅する。。。まさに私のHNの由来である『荒野の旅人』にふさわしい景色の美しさに圧倒されながらのウォーキングは時間がかかります。ちょっと歩いては景色に見とれ。。。荒野を抜けるとA865を渡り、平坦な牧草地を抜ける道へと続きます。その先は大西洋です。海が近づくにつれ、鳥の数が増えていきます。雁の群れを幾度も見ました。てか、気付くと周りの牧草地は雁だらけでした。ついに大西洋岸の砂浜に着きました！砂が白い！UIG SANDSより白い！しかも、ずっと続いている。。。ISLE OF SOUTH UIST（南ユイスト島）はかなり南北に細長い島ですが、その西岸はずっと砂浜が続いているのです。ここでお弁当にしたのですが、風がすごい強くて大変でした。大西洋から直接吹きつける風です。どこまでも続く砂浜は曇天と交わり、天地の境がわからなくなるような、そんな錯覚がしました。昼食を済ませると帰り道です。行きとは違い車道を歩きます。車道といっても、細い田舎道ですから、ピクニックコースを歩いている感じです。途中、放牧されているポニーが道を占拠してました。＾＾；何かあげるものないかな（やっちゃダメです！）。。。とリュックを開くと奈良公園の鹿なみに『餌くれ！』状態で寄ってきました！彼らは餌を求めて、次の旅人を待っている。。。車に戻るとLochSgioportへ行きました。ここはかつて港があったようですが、今は桟橋の残骸が無残に残っているだけです。海が青く、美しかったけれど、寂しい場所でした。道中、餌をねだって、車の中に首を突っ込んできたポニー＾＾；嫁さん、びびりまくり＾＾今日は結局10kmほど歩きました。少しは痩せたかな？まだ陽があるので、昨日フェリーの欠航のせいで行けなかったISLE OF NORTH UIST（北ユイスト島）へドライブに行きました。まずはSCOLPAIG TOWERです。これは湖に浮かぶ小島に建つ塔です。かつて戦の為に建築されたのでしょう。いつ頃の建物かわかりませんが、保存状態はかなりよかったです。と言うか良すぎるので復元されたのかもしれません。Hebrides（ヘブリディーズ）にはこんな湖上の遺跡も多いが、多くは土台を残して崩れ、名も忘れられ単にDUNと呼ばれている。（DUNは古いスコットランドの言葉で『城』もしくは『城山』の意（だった筈）。ウェールズ語の地名の頭によく付くCAERと同意かな？）更にTraigh Earなる砂浜へ行きました。小雨が降り、薄暗くなっていたのですが、それでも景色は良かったです。広い砂浜を眺めながらベンチで物思いに耽る。。。日常でもこんな時間があれば、少しはストレスが発散できるのに。。。夕食は宿泊しているB&Bから3.5mile（5.1km）の距離にある港町（だから村だってばw）、Lochboisdale（ロッホボイスデール）にあるロッホボイスデールホテルのパブで食べました。ただ単に珍しく日曜日でも開いているお店だからと言うだけで行ったのですが、味はなかなかでした。まずは前菜。私はハギス（スコットランドの郷土料理）、嫁さんは帆立貝柱のクリーム仕立て（みたいな名前だった。）を頼みました。ハギスは私の大好物なので、無論、私は満足でしたが、嫁さんの方も美味しかったそうです。メインは私が鶏肉料理で、嫁さんが鱈料理（名前忘れた）。私の方は鶏肉のグリルにブラックプディング（羊の血の腸詰）が挟んであって、にんにく味が少ししました。嫁さんの鱈料理も私のもクリーム仕立てでした。味は良かったのですが、添え物の野菜が多くて閉口したなぁ。。。ビールが美味しかったですｂ（おーい、君、運転してただろ？）夜、寝る前に外に出て煙草を吸っていると月と星が美しかったです。明日は晴れるかな？

  Sep 18, 2005

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  いざ南へ！

  朝食にKipperが出ました。これはスコットランドの郷土料理です。早い話がニシンの燻製ですね。美味しいです。多分、日本人の大半が好きな味です。（魚の干物とよく似た味です。）今日は一気にISLE OF SOUTH UIST（南ユイスト島）まで南下の予定です。島のメインロードとは名ばかりでところどころ単車線のA859（日本語に直すと差し詰め国道859号線ってところか！？）を南下します。私が今いるISLE OF LEWIS（ルイス島）とISLE OF HARRIS（ハリス島）は、実際には地続きで一つの島です。深く切れ込んだ西海岸側と東海岸側の入り江に挟まれた港町（地元の人はVillageと言っていたので『港村』！？）Tarbert（ターバート）がISLE OF LEWIS（ルイス島）とISLE OF HARRIS（ハリス島）の境目のようです。ISLE OF HARRIS（ハリス島）に入ると石だらけの荒野が広がります。英国を旅行していていつも困るのはトイレです＾＾ゞ英国と言うと雨が多くて（実際に晴天は平均年間57日（だった筈））、湿気の多いイメージがありますが、日本に比べると全然乾燥しております。なので、ついつい飲み物を飲んでしまい、涼しい（寒い！？）のでトイレがちかくなりがちです。ところが、日本と違って英国には公衆トイレなんてものはほとんどありません。いつもはガソリンスタンドで給油のついでにトイレを借りるのですが、今日はTarbert（ターバート）のツーリストインフォメーションでトイレ休憩をしました。（シャワーまであった！）ようやくISLE OF HARRIS（ハリス島）の南端にあるLeverburgh（レバーバラ）に到着ｂここから南のISLE OF BERNERAY（バーナレイ島）までのフェリーが出ているのです。フェリーの時間は13:30だったのですが、着いたのはお昼前です。余裕があるのでLeverburgh（レバーバラ）の村の中で見つけた雑貨屋で買い物をしました。アウターヘブリディーズ諸島の人々は信仰心が厚く、日曜日はほとんどのお店が休み、交通機関も全てストップです。なので、明日（日曜日）に備えて、昼食用の食料を買い込みました。明日はウォーキングをするつもりだったので、お弁当用にランチョンミートにオーツ麦のビスケット（甘くない。チーズやハムをのせて食べると美味しい。オツな味ｂ）、ポテトチップス（英国のスタンダードはウォーカーのソルト＆ビネガー味だ！と私は決め付けている）等々。再び、フェリーポートに行くが、フェリーが来ない。。。何故？もう13：30過ぎてるよ。。。ふと、日本で印刷して持ってきた時刻表を見ると。。。Timings vary according to tidal conditions and in some circumstances may be earlier than shown...要するに『潮位次第で時間が変わるよん』って、感じ？英語が苦手な私は読むのが嫌で時刻表の時間しか見ていなかった。。。orzで、電光掲示板を見ると確かに今日のタイムテーブルから13:30がなくなっている。。。あははははははははははははははははははははははははははは（崩壊やや、呆然としながらさっきの雑貨屋へ退却し、二階のカフェで昼食にしました。スープが美味しかったです。因みにそこで聞いたのですが「潮位が低いから欠航したのよ」だそうです。仕方がないのでTarbert（ターバート）まで戻り、公衆電話から今夜の宿に電話しました。何度も言いますが、私は英語が大の苦手です。ボディランゲージと笑顔が使えない電話は。。。orz何とか「フェリーが欠航したので、そちらに着くのがとても遅くなりそうです。」と解釈されそうな英文を受話器にがなる私＾＾ゞ「あら大変ねぇ！晩御飯はどうするの？ここに来る途中で食べた方がいいわよ。そうねぇ、食べるなら。。。」と宿のおばさん＾＾すげぇ！私の英語が通じたようだ。。。しかもわかりやすい英語でいろいろとアドバイスまで！ありがとうございますっ！さて、予定外でしたがISLE OF HARRIS（ハリス島）を適当にドライブしていました。途中でMacleod's stoneと言うスタンディングストーンなんかを見かけました。生憎の天気だったが、景色は荒々しく趣がある。雨さえなければ、こんなベンチで日がな一日ぼんやりしていたい。。。17：30のフェリーに間に合うようにフェリーポートに帰って、ぼーっと待っている間に気付いたのですが、『予約していない車はレーン3へ』って看板が。。。予約！？いるの？皆、余裕の顔でレーン1やレーン2に並んでいきます。。。私はﾄﾞｷﾄﾞｷしながらレーン3へ。。。レーン3は私の車だけ。。。大丈夫？気になって旅行前に嫁さんが読み耽っていたLonely planet英国なる旅行ガイドのコピーを読むと。。。「カーフェリーの車両スペースはすぐいっぱいになってしまう。。。やはり予約はかかせないだろう。」あわわわわわわわわわわわわわわわわわわわわ；今日はこのフェリー最終便なんだよっ！乗れなかったら。。。今夜は宿無しかもっ！嫁さんには「てめぇっ、この本熟読しとったんちゃうんか！？なんで言わへんねん！？」と激怒＾＾ゞが、フェリーが来てみるとあっさり乗船できました。てか、一番最初に乗せてもらえました。さすがは英国人、そんなアバウトなところが大好きだ♪小さなフェリーの中は子供達でいっぱいでにぎやかでした。そんな乗客たちの中にひときわ異彩を放つ人物が。。。スキンヘッド。。。迷彩服。。。ピアス。。。怪しげな刺青三昧。。。もしや。。。！？レイシスト（民族主義者）？見たところ40～50代、奇抜なファッションが好きなおじ様かもしれませんが、結構ﾄﾞｷﾄﾞｷしました。従兄弟の友達がヨーロッパでレイシストにボコられた話を聞いていたので。。。いざ南下！右側のシルバーの車が私の車ISLE OF BERNERAY（バーナレイ島）からISLE OF NORTH UIST（北ユイスト島）へ、この辺りの島々は土手道で繋がっているのです。ISLE OF NORTH UIST（北ユイスト島）にあるLochmaddy（ロッホマディ）という港町（これも実際には村）にあるロッホマディホテルのパブで夕食をとりました。で、パブに入るとさっきのフェリーで一緒だった人が一杯いました＾＾；やっぱり、東洋人は目立つようで皆に話しかけられました。さっき私がレイ○ストと勘違いした（真実は不明だけど）人もいて、奥様から声をかけられました。夕食では、燻製した鱈のスープを嫁さんと分けて食べ、嫁さんはチキンフリカッセ、私はエールパイを食べました。スープは絶品でした！てか、ここの食事は全部美味しかったですｂ絶品だった燻製鱈のスープ（クラムチャウダーっぽい）夕食後、真っ暗な道を飛ばしてISLE OF GRIMSAY（グリムセイ島）、ISLE OF BENBECULA（ベンベキュラ島）を経て、ISLE OF SOUTH UIST（南ユイスト島）へ。。。宿に着いた時は、ほっとしました＾＾；

  Sep 17, 2005

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  ヘブリディーズとの出会い

  朝、早起きをして煙草を吸いがてら散歩しました。きもちぃーーーーっ！エジンバラの朝だぁっ！大好きな街の朝は気持ちが良いですね♪朝食はかなり豪華でした。英国の朝食と言えばFULL ENGLISH BREAKFAST（スコットランドではFULL SCOTISH BREAKFAST）ですが、美味しかったなぁ！内容を紹介するとFried tomato（定番、私の大好物）Fried mashroom（これも定番、日本のマッシュルームより大きくて味が濃く、旨い）Black pudding（たまに出る。羊の血のソーセージ、私は英国料理の中でも特にこれが好き）Bacon（日本のベーコンより生に近い）Sausage（英国のソーセージはパン粉が多い、てか、パン粉しかないだろ？でも、この評判の悪い英国のソーセージをそのモサモサ感が故に私はこよなく愛する＾＾ゞ）Fried egg（ただの目玉焼き）何故、英国にいると朝からこんなに食べられるのだろう？この他にトーストが何枚かつくのに、あっさり食べちゃうんだよなぁ。。。今日はアウターヘブリディーズ諸島に行く日なのですが、飛行機はお昼過ぎなので、午前中はエジンバラ市内をぶらぶらしました。荷物が邪魔なので、市内の駅で預けようと思っていたのですが、ホテルで預かってもらいました。快晴のエジンバラはとても綺麗！エジンバラ城を見上げる。なんて美しいのだろう。。。まずは買い物。エジンバラでも便利なショッピングセンターSt.Jamesへ。Boots（英国ならどこにもあるドラッグストア）でドライヤーを買い、郵便局で小包セットを買いました。St.JamesからHarvey Nichols（百貨店）へ抜ける道の途中に、カフェがあったので、お茶をしました。（カプチーノ、量多いんだ＾＾；）スコットモニュメント前ではスコットランドの観光名所には欠かせないバグパイプの演奏がっ♪スコットランドの民族衣装を着てバグパイプを演奏するオジサンの前で10分ほど聴き入っておりました。私は普段パンク好きですが、ケルト系の音楽も大好きなのです。買い物も終わって、ホテルに戻り、荷物を受け取って、タクシーを呼んでもらいました。エジンバラ空港に着いたのはフライトの1時間半も前、十分な余裕があったわけですが、カウンターがだだ混み。。。orzアウターヘブリディーズ諸島に向かう飛行機は、昨日、アムステルダム⇔エジンバラ間で乗った飛行機よりも更に小さい！機内に備え付けてあった雑誌を見るとEMBRAER EMB-145と言う飛行機だそうだ。最大乗客数が44人。。。小さいはずだ。バス並みぢゃんっ！アウターヘブリディーズ諸島で一番大きな町、ストーノウェイまでは小一時間のフライトでした。曇りがちな天候でしたが、運良くストーノウェイの手前で雲が切れ、景色が見れました。北方独特の淡い緑の草原には建物が殆どなく、どこまでも続いています。これが長年憧れてきたアウターヘブリディーズ諸島とのファーストコンタクト！！ストーノウェイの空港はめっちゃ小さいです。（滑走路だけは広かったけど）建物はそこらのファミレスよりも小さいです。ここからは英語表記で地名を書きます。（）内に日本語で地名を付記しますが、わからない場合は省略します。だって。。。読み方のわからない地名だらけなんだもの。。。orzまた、ゲール語の地名しかわからない（てか、ゲール語の地名しかない）場合は英語ではなくゲール語で表記します。STORNOWAY（ストーノウェイ）の空港ではレンタカー会社のスタッフが待っていてくれました。地元の小さなレンタカー会社しかないのです。EDINBURGH（エジンバラ）ではアジア人がごろごろいましたが、さすがにアウターヘブリディーズ諸島まで来るとアジア人は私と嫁さんの二人だけです。すごい目立ちます；；なので、レンタカー会社のスタッフも一目見て、私たちの事がわかったようでした＾＾；さて、最初に保険やら何やらの説明ですが、何と言っているのかわからないっ！もともと、英語が苦手な私。。。満足に日常会話もできない上に、すごい訛り！私は英国の中でもスコットランドやウェールズ、コーンウォールの田舎ばかりに行っていて、これらケルト圏の訛りの方が、都会の英語よりも聞き易いのですが、それでもわからないかったです。。。orz何度も何度も聞き直して、説明を（ちょっとだけ）理解しました。（スタッフの方にはお手間をおかけして申し訳ない；；）車はルノー、なかなか良い車でした。久々のMT車♪やっぱり車はMT車に限りますな。早く嫁さんにAT限定解除受けてもらって、車をMT車に買い換えたいな。。。ミッションギアをガチャガチャするの楽しいっ！とりあえず、空港を出て、STORNOWAY（ストーノウェイ）市内へ行き、ツーリストインフォメーション（英国ではどこにもあって便利です。）に寄り、地図を買いました。私は『Geographers'A-Z Map Company Ltd』の『Handy Road Atlas GREAT BRITAIN A to Z』なるロードマップを常々愛用しているのですが、アウターヘブリディーズ諸島のような僻地になると、さすがに通用しません。トレッキング愛好家に人気のOrdnance Surbey社の地図を数種類買いました。『TOURRIST MAP OUTER HEBRIDES』は結構便利でした。この地図一つでアウターヘブリディーズ諸島全ての道が結構詳しく載っているので、普段はこれだけで十分でしたね。その他にはじっくりまわる予定の土地の25000分の1の地図を幾つか買いました。これは歩く時なんかに便利です。STORNOWAY（ストーノウェイ）の町では晴れていたのでルイス城が素敵に見えました。郊外に出るとすぐに広大な荒地が続きます！すごい！すごい！すごい！どこまでも荒野を愛する私にはたまらない絶景でした。アウターヘブリディーズ諸島は地図を見ても湖や入り江だらけなのですが、実際見ると壮観です。緑の芝草がうねる荒野に水溜りのような湖沼（池みたいなのもあるけど）が点々と続くのです。景色に見とれて事故りそうでした！＾＾ゞ最初の目的地はCALANISH（カラニッシュ）と言う古代遺跡です。てか、その道すがらにも普通にストーンサークルの看板が出ていました。アウターヘブリディーズ諸島は遺跡がごろごろあります。CALANISH（カラニッシュ）のちょっと手前にCALANISH SMALL STONE CIRCLESと言う文字通り小さなストーンサークルがあるようでした。行ってみるとちょっとしたウォーキングコースになっていたので歩いてみました。羊が放牧されている牧場の中にほんの少しだけスタンディングストーンが並んでいる小さなストーンサークルでした。とは言え、他の地方で残っていたら十分有名な観光名所になるでしょう。CALANISH SMALL STONE CIRCLESは複数形になっているだけに、ストーンサークルが少しはなれて二つありました。いつ頃つくられたのだろう？確か有名なストーンヘンジが紀元前4500年頃（記憶違いかも）だから、その頃でしょうか？何れにせよ、何千年もこの細長い巨石が同じ場所に立っていたのです。うぅぅっ、感動っ！CALANISH SMALL STONE CIRCLESの巨石の一つ。横にいる私と比較してその大きさを想像して下さい。次は今日のメインイベントCALANISH（カラニッシュ）です♪これは僻地のアウターヘブリディーズ諸島にあって、恐らく最も有名な観光名所でしょう。私は以前にスコットランドで買ったスコットランド各地の名所の絵がプリントされたマグカップを愛用していますが、この中にもCALANISH（カラニッシュ）があります。CALANISH（カラニッシュ）はかなり規模の大きいストーンサークルです。但し、単なる円形ではなくケルティッククロスの形に巨石が並んでいるので、厳密にはストーンサークルではないのかもしれませんが。。。最近、英国でも特に古代遺跡にはまっています。でも、CALANISH（カラニッシュ）は今まで見た古代遺跡の中でも一番感動しました。なんと言うか霊的なパワーを感じました。（おおげさだな）無論、周囲の景色の美しさ、アウターヘブリディーズ諸島という立地の浪漫さもあっての事ですけれど。とにかく見応えのある遺跡でした。快晴だった事も幸運でした。CALANISH（カラニッシュ）を少し変わったアングルで撮ってみました。今日泊る予定のB&Bはこの近所だったので、CALANISH（カラニッシュ）を訪れた後に、行きました。海にのぞむ丘の斜面にあって、ロケーションの良い宿でした。私が苦手な英語で宿の手配に四苦八苦していた時に真っ先に（わかりやすい英語で）返事をくれた宿です。おしゃべり好きのB&Bのオジサンに「どこかおすすめの場所ない？」と尋ねたところ「BROCHとUIG SANDSがいいよ！UIG SANDSは急げば、丁度、景色のいい時間だね。」との事でした。BROCHは宿からも車で10分もかからない場所なので、先に行ってみました。BROCHと言うのは昔の家の事です。要するに古い家の遺跡ですね。BROCHの正式な名前はDUN CARLOWAY BROCHです。（多分）海際の丘の斜面に建つ円形の崩れかけた石の遺跡でした。ホント、どこに行っても景色がいいなぁ。。。遙か昔、ここに住んでいた人は毎朝美しい大西洋の景色に見とれていた事だろう。。。UIG SANDSへ向かう道はすごく細い道でした。が、スコットランドの田舎では、この程度の道は当たり前です。（日本じゃありえないけど。。。）しかも、くねくね、UP&DOWN。。。＾＾でも、それがいいのです。ドライブ楽しいし♪UIG SANDSはゲール語ではTraigh Uuige（なんて読むんだっ！？）です。とにかくだだっ広い砂浜です。それも砂丘のように凸凹がなく、鏡のように平らなのです。途中、雨がちらつき虹がかかり、素敵でした。平らなので満ち潮のスピードが半端じゃない！ちょっと写真を撮っている間に足元まで波が来ちゃう！宿に帰って夕食です。普通B&Bはベッド・アンド・ブレックファストな訳ですから、朝食のみなのですが、アウターヘブリディーズ諸島では大概のB&Bはエキストラを払えば、夕食を出してくれます。（前日には頼まないといけないけど）で、夕食はどこで食べるんだろうとぶらついていると宿のオジサンが「こっち、こっち」と連れて行った先は、何と隣のB&B！どうやらお隣さん同士でお客さんの夕食を共同で出してるようです。テーブルに着くと（英国では珍しい）可愛い女の子が給仕してくれました。まだ若い、てか、十代前半じゃないかな？お手伝い、偉いなぁ。。。なんて思っていました。夕食後、嫁さんはすぐに寝入ってしまったので、私は喫煙がてら散歩に出ました。すると飼い主も連れず、独りでうろちょろしていたボーダーコリーが寄ってきました。やたら人懐っこく、まるで私がご主人様であるかのように脇を歩いて、どこまでもついて来るのです。この犬を相棒に暗い田舎道をぶらぶらしていました。充実した一日でした。明日からもアウターヘブリディーズ諸島での日々が続く。。。嬉しいな＾＾

  Sep 16, 2005

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• 旅立ち

  今日は5時起きです。ね、眠い。。。空港行きのリムジンバスには、ホントぎりぎりでしたっ！私は『自分の運転する車』、『飛行機』、『船』以外のありとあらゆる乗り物に激しく酔うので、リムジンバスは大嫌い！因みに新幹線で新大阪から乗って名古屋を通過する頃には顔色が変わります＾＾；酔う前に寝ましたよ。。。早起きしたおかげで空港では時間たっぷり♪とっととチェックインを済ませて（前から10番目でしたｂ）朝ごはんを食べました。関西空港には、飛行機に乗る前にいつも食べに行くカフェテリアがあるのです。免税店ではTAG Heuerの腕時計買いました♪（かっくいーのだ、これがｂ）で、嫁さんが「自分だけずるい」とか何とか、ぶーぶー言うのでグッチの腕時計を買って頂きました。因みに航空会社はKLMオランダ航空です。オランダ王室の冠を尾翼に戴く青い機体はジャンボ。（ジャンボ飽きたよ。。。orz）さて、席は進行方向に向かって右側の窓際に嫁さんで私は真ん中です。通路側はどんな人かな？可愛い女の子だといいな。。。なんて期待しているとやってきたのは、えらく太っちょで大汗をかいた黒人のおにーさんでした。手荷物もやたらでかいし、二つも持っているし。。。（よく許してもらえたな。。。）ちょっと怪しげでした＾＾ゞしかも！私の隣に座るわけですから、当然、肘置きは私と共有する事になるのですが、何の遠慮もなく、でかい肘を置き、尚且つ、私の席に肘が大きく張り出しているんだよなぁ。。。邪魔や！なんて抗議する勇気もない弱気な私は心の中で「ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ」言ってました。が、トイレに行く度にどいてくれる時の態度なんかから最終的には、好人物である事が判明しました。ただ、ちょっと体が大きいからエコノミーはつらいんでしょうねぇ。さて、関西空港発のアムステルダム行きは何度も乗っておりますが、いつもは新潟上空あたりを通り、カムチャッカ方面からシベリアに入って、フィンランド、デンマークの上空を通過してアムステルダムに至るのですが、航路が少し変わったようです。で、初めてソウル上空を通りました。ソウル上空は晴れていたので、ソウルの街がよく見えました♪因みにソウルのお隣の仁川もよく見えました。海外旅行といえば時差ですが、私は時差で困った事がありません。英国に行く時は大体日本を朝出て、十数時間（どこの空港に降りるか、どの便に乗るかで違いがあります）で、英国の夕方に着きます。なので、飛行機に乗って、すぐに熟睡する。数時間寝たら、今度は頑張って起きている。これで、やや寝不足気味で英国に到着します。晩御飯を食べたら、とっとと寝る。（ちょうどいい時間になります。）この方法でほとんど時差には苦しまないですね。今日もソウルを通過した後は寝てました。起きた時はシベリアの後半でした。後は起きていました。機内食。。。私は常日頃KLMの機内食はまずい！と断言してはばかりません。が、今回は美味しかったです。（見直したぜKLM）アムステルダムに到着。これまで晴れのアムステルダムしか見ていなかったので、美しいオランダの田園風景を期待していたのですが、残念ながら曇りでした。。。スキポール（アムステルダムの空港の名前）では、とりあえず喫煙を！＾＾ゞ飛行機は煙草が吸えないのがつらいです。また、10時間以上も煙草を我慢した後に喫煙するとくらくらしちゃう！スキポール、綺麗になってました。（最後に見た時はあちこち工事してたのですが。。。）レイアウトはほぼ変わっていませんが、店の位置とかが微妙に違っていたような。。。よく覚えてないです＾＾；英国行きの飛行機を待つ間、空港内にある美術館とか見てました。そう言えば、PAULがあったな。。。大阪の本町にあるPAULには何度か行った事があるけど、味は一緒なのかな？英国行きと言ってもエジンバラ行きはかなりのローカル路線です。当然、飛行機も小さい。てか、ターミナルからバスに乗せられて、空港の端っこのスペースで並んでいる小型の旅客機の横で降ろされて、歩いて飛行機に乗るんですよ！因みにFokker70って飛行機でした。Fokkerってドイツの航空機メーカーですよね？小さい飛行機だったな。とにかく無事エジンバラへ♪エジンバラ空港に降りる前にフォース湾の上空を飛びます。そしてフォース湾の向こう。。。遙か地平線の彼方。。。霞んで見える遠い山塊。。。翼よ、あれがハイランドの山々だっ！ハイ、私はおばかさんです＾＾ゞでも、今回はスコットランドに来たと言うのに大好きなハイランドには行けないので、食い入るように見ましたね。空港からはタクシーに乗ってエジンバラ市内へ。いつもは空港からすぐにレンタカーなので、すごい違和感を感じました。私が宿泊したホテルは「CHANNINGS HOTEL」。エジンバラの中心部、ウェイバリー駅まで徒歩で10～15分です。住宅街の中にあって。。。てか、知らなかったら外見はとてもホテルに見えません＾＾が、これがとてもセンスの良いホテルなのです。私の中でも満足度はかなり高かったです。別に宣伝しても私には何の利益にもならないのだけど。。。===========================CHANNINGS HOTEL EDINBURGH15 South Learmonth GardensEdinburghEH4 1EZUnited Kingdom===========================興味のある方はインターネットで見てみてくださいな。素敵な部屋で、まったり。。。といきたいとこでしたが、時間も遅くなってましたので、早々に食事に行きました。晩御飯は中華料理。英国の中華料理は美味しいです。日本で食べる大概の中華料理より美味しいです。それもロンドンのSOHO（中華街があるところ）あたりで食べるより、地方都市で食べる中華料理の方が美味しいです。英国と言えば食事がまずい！ってイメージが強いようですが、私は英国の食事大好きです。少なくとも日本で食べる食事よりはるかに美味しいと思います。私はグルメとまではいきませんが、食品会社に勤めるくらいですから、昔から食べることに興味があり、日頃もよく、あちらこちらのお店に食べに行きますが、英国の食事はホントに美味しいと思います。ただ、店選びとメニュー選びを失敗すると酷い目にあうのはわかるなぁ。。。てか、英国の食事がまずい！と言う人に敢えて言いたい。お前らの店選びとメニュー選びのセンスが悪いんだよっ！でないと、英国人が可哀想だよ。話しが外れましたが、エジンバラで行った中華料理のお店は美味しかったです。旅行ガイドなんかに載っているようなお店でしたが（英国のお店は旅行ガイドに載っていないような無名のお店の方が美味しい事が多いと思います。）、なかなかでした。食べたのはコーンと鶏肉のスープ（中華料理屋の定番ですな。）鶏肉のレモン風味（英国の中華料理屋のメニューには必ずある）アヒルとチャーシュー盛り合わせ（すごいボリュームでした）卵チャーハン（これまた英国の中華料理屋には必ずあるメニューです）チャーシューがかなりイケてましたね。八角が軽く効いたたれにつけてあって、グッジョブｂうーん、満足♪今夜はいい夢見れそうだ♪

  Sep 15, 2005

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