2011/09/14(水)13:15
震災から半年たちました。
8月はいろいろとお客様やらいろんな行事が重なり忙しくすごしておりました。
暑かったしねー。
この夏、野蒜を何度か訪ねました。
家の解体はまだすすんでいなくて、幸い家をみてもらうことができました。
更地のようになっていた庭は大人の肩くらいの高さまで雑草が生い茂っていました。
その中で宮城野萩が息を吹き返していたので根っこから掘り返し、仙台の家のベランダで鉢植えにしましたよ。
海岸近くまで道路が通れるようになっていたので恐る恐る行ってみました。
余景の松(よげのまつ)と呼ばれる松林はこんな風になりました。
向こうに見える建物はユースホステル。
かんぽの宿は建物は健在だけど、3階まで水没したそうです。
かんぽの宿のスポーツ施設。
いつも散歩していた木の遊歩道は跡形もなく、たぶんバードウォッチングした水場のついたてもないのでしょう。
この間東松島市役所で台湾の仏教の慈善団体が義捐金をくれるというので行ってきました。
震災以来、自分ひとりで車を走らせて野蒜にいくのは初めてでした。
夏空の中、いつもの道をいつものようにドライブしていると震災がなかったような気になります。
違うのは、野蒜海岸の砂浜まで降りて海の風を思い切り深呼吸できないこと、野蒜駅の季節の産直野菜や海の幸が買えないこと、そしてなによりも立ち寄る家がないこと・・・。
奥松島の景色をみながら涙がとまりませんでした。
でも鳴瀬吉田川を走りながら、「必ず戻ってくるから」という強い気持ちをあらためて持ちました。
「I’ll BE BACK!」(ターミネーター?笑)
桃は相変わらず元気です。