カテゴリ:more_mayucchi的映画評
パッと見、まるで文字化けでも起こしたかのようなタイトルですが、
違います。 映画5本分の評価を下したいと思います。 ちなみに、これら、全部夏休みにスペイン・フランスへ行った時の行きと帰りのJAL便の中でシートテレビにて鑑賞したモノ。 当然、言語は選べるので、オリジナル言語に日本語字幕で楽しみました。 (最後の作品は、フランスにて友達宅で見たDVD。) 1.『パイレーツ・オブ・カリビアン3/ワールド・エンド』 ずっと見たくて仕方なかったけど、機会がなかったパイレーツ3部作の最終篇。 ジャックがタコに飲み込まれて「オイッ!」って感じで終わった2作目の後が気になってました。 (ちなみに、2作目も台湾へ行く時の機内にて鑑賞。) 全体的に、ワケがわかりません。 2作目まではまだなんとか掴めていた内容も、3作目はプー。 海の女神・カリプソの件(くだり)とかさっぱりプー。 でも、アクションはすごいし、ジャック船長は相変わらずチャーミングだし、 そして、「なるほど!!」なラストも迎え。 面白かったとは思います。 でも、これを見るにあたっては、相当予習・復習をしておかないと、到底ついていけません。 だけども、だけど、娯楽性は非常に高いので、楽しめることは間違いありません。 『パイレーツ・オブ・カリビアン3/ワールド・エンド』:★★★☆☆ 2.『ボルベール/帰郷』 スペインの鬼才・アルモドバル監督の最新作。 ペネロペ・クルスが久々に母国語で主演を張る作品です。 ストーリーとしては、男運にとことん恵まれていない姉妹の妹、ペネロペ扮するライムンダの1人娘・パウラが、性的関係を迫ってきた父親を殺してしまったところから始まります。 そこから始まる殺人偽装工作、姉妹の伯母の死がきっかけとなった、死んだはずの2人の母親の亡霊目撃事件、伯母の最期を看取った隣人の病気と彼女の告白、そしてライムンダがひた隠す苦痛に満ちた半生… 色んな物語が複雑に絡まって、皆が“VOLVER(ボルベール=帰郷)”する。 そこは物理的な帰郷なのか、精神的な帰郷なのか。 前作『バッド・エデュケーション』が過激な内容で非難轟々だったアルモドバル。 今回はかなりまともで、美しい作品を押し出してきました。 これは非常によい作品だと私は思います。 『ボルベール/帰郷』:★★★★☆(星4.5個) 3.『スパイダーマン3』 このシリーズはやっぱり好きになれません。 チープなCGが癪に障るのですが、それに加え、あの陳腐なストーリー。 無駄な涙を誘おうとする展開が大嫌いです。 主人公・ピーターの叔父が第1作目で殺された際の犯人が脱獄し、スパイダーマンの敵となって登場するのですが、その犯人がスパイダーマンに許しを請うのです。 「殺すつもりはなかったんだ」と。 そこで、ピーターは言うのです。 「許すよ。」 いやいや、お前にそんな権限はないだろう。 許す、許さないはお前じゃなくて、亡くなった叔父さんが直々に判断するものだろうが。 更に、今回のピーターは様々な大切なものを失うことになるワケですが、それも非常に納得がいかんのです。 お涙頂戴、的な感じがして。 チープ。 安っぽい。 その一言に尽きます。 『スパイダーマン3』:★☆☆☆☆ 4.『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』 現在、日本で公開中のザ・アメコミな感じの映画。 どうも私はこういうコミック系統が好きではないようです。 (『Vフォー・ヴェンデッタ』を除く。あれは大好き!!) メタル人間がサーフボードのようなものに乗って、侵略者を地球に呼び寄せるって… で、しかも途中でメタル人間が心を入れ替えるっていう… こちらも非常にチープ。 ただ、言うなれば、登場人物にユーモアを持たせている点が好感度。 チープな物語に、若干の色味が与えられたかと思います。 『ファンタスティック・フォー 銀河の危機』:★☆☆☆☆ 5.『最後の恋のはじめ方』 ウィル・スミス主演の、色男が女を口説き落とす方法をレクチャーするという映画。 その術中にハマった女子たちがドタバタ… うまく術中にハメた男子たちもドタバタ… っていうラブコメにカテゴライズされるであろうストーリー。 超疲れてる時に、フランス語音声・英語字幕という私に圧倒的不利な状況で見たので、 完璧に隈なく内容が理解できたワケではないけれども、結構面白かったです。 ちょっと胸キュンするし、いっぱい笑えたし。 いくら策をめぐらせようとも、男女において、結局はストレートな気持ちがいちばん大事!! そういうことなんですよ。 『最後の恋のはじめ方』:★★☆☆☆ そんなこんなで、ビバ!!スペイン映画!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
October 2, 2007 01:45:43 AM
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