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この日はバルセロナ市内を終日観光です。
この日の朝ごはんが一番ノーマルだったかもしれません。 チュロスも定番なのですが、それはあくまで休日の話。 カフェ・コン・レチェ(いわゆるカフェオレのような)にペストリー的なパン。 超スタンダード。 ただし、スペインのデニッシュ系のパンはまずいので、ご注意あそばせね 彼らにはバターをたっぷり使ってパンを焼く習慣がないので、 クロワッサンとかデニッシュとかのバターの香りが命とも言えるパンが非常にまずいのです。 私は覚悟できていたからよいものの、ウチの両親には衝撃的だったみたいです(笑) さて、この日はホテルから歩いて、まずガウディの傑作、カサ・ミラへ行きました。 途中、カサ・バトリョも通るのですが、ここは入場料がバカ高いので入りません。 カサ・ミラは山をモチーフにデザインしてあるアパートメント。 建物上部の突起物は、峰をイメージしているそうな。 さて、このカサ・ミラの内部ですが、当時でも上流階級の人しか住めなかったんだと思われます。 すごく豪華な造りです。 (とはいえ、私が訪れたのは4度目ぐらい。。。さすがにもう飽きた:笑) 当時を再現してあります。 使用人の部屋があったり、坊ちゃん・嬢ちゃんの写真が飾ってあったり。 どう考えてもお金持ちのお宅です。 まるで迷路みたいな間取りなので、実際住み心地がよいのかどうかは分かりません。 そして、ガウディ渾身の作品、サグラダ・ファミリアへ。 いや、もう、ほんと、4回・5回も来ると感動も薄れるんです(苦笑)。 残念ながら。 しかも、今回は、ガウディの墓が改装中で見られなくなっていたり、 今まで歩きで登れていた塔が、有料エレベーターじゃないと登れなくなっていたり、 がっかりすることが多すぎました しかも、観光客が多すぎで。 建築も、完成に向けて急ピッチで進んでいるのは分かるのですが、 果たしてガウディはこんなので満足するのだろうか?って思ってしまうワケです。 ちなみに、このサグラダ・ファミリアも世界遺産に半分だけ登録されています。 ガウディが生前完成させていた、“生誕の門”と呼ばれる古い側のみ。 古い側はネオゴシック建築様式なのですが、新しい方はよくわかりません。 いずれにしろ、すごく近代的でカクカクしたデザインは、全く感動的ではありません。 石も真っ白だし。 随所にガウディがこだわった、ねじれてる柱とか木の実のモチーフとかは見られるのですが、 彼はこんな直線的デザインをしないはず…と思ったら、一気に冷めちゃいました。 きっと天国で悔しがってるんだろうなぁ。。。 そして、お昼ゴハン。 お昼はサグラダ・ファミリアから移動して、ランブラス通りというバルセロナのメインストリート沿いにある、地元の人からの支持が高いレストランにて。 安いの。すごく。 前菜は、日替わりのを選びました。 バルセロナがあるカタルーニャ地方ではポピュラーなフィデウアというパスタを使ったパエジャ。 それにアリオリソース(にんにくマヨネーズのようなもの)が付いてます。 ショートパスタをトマトソースで煮込んだみたいな味がしました。 おいしいです。 そして、メインには肉団子のイカとトマトの煮込み。 肉団子をスペイン語でアルボンディガ(ス)と呼ぶのですが、バルセロナでは、海に近いこともあって、シーフードと一緒に煮込むのが特徴。 おいしいです。 ちなみに、両親はそれぞれ違うものを頼んでました。 食べ終わって向かったのが、ピカソ美術館。 写真撮影ができないので、文章だけで勘弁してください。 ピカソが9歳ぐらいの頃から晩年の絵が展示してあります。 すっごく興味深いです。 写実的な絵を描いていたピカソの絵が大半で、それはそれは神童のような子供だったのでしょう。 それが、だんだんちょっとずつデフォルメされてきて、 突然とドーンと、よくわからない感じになっちゃってます(笑)。 ピカソの最盛期の絵は、パリやニューヨークにあるため、 彼の転換期の絵はここのピカソ美術館では見ることが出来ません。 なので、突如として絵が変わることに驚きます。 ただし、今回は改装中とのことで、転換後の衝撃的な絵の数々を見ることができませんでした。 とっても残念。 マドリードのプラド美術館にあるベラスケス画『ラス・メニーナス』をピカソが模写したものが何点かあったはずなのですが、それが全て非公開。 非常に残念です。 ただ、特別展で『ラス・メニーナスの模写展』をやっていたので、ピカソやダリの作品も一部展示されていました。 この点はラッキーなのかな? そして、次に向かったのはグエル公園。 ガウディがパトロンであるグエル氏に頼まれて設計した高級住宅街跡です。 ただ、計画は頓挫しちゃって、今は公園になってます。 これがそのグエル公園の顔ともいえるイグアナちゃん。 私、過去何回かここに来て、全部このイグアナちゃんに乗っかって写真撮ってます しかし、今回は撮ったらすぐに笛の音が響いて、隠れてたおっちゃんに超怒られました 「Que crees que es esto!? Es el monumento de Gaudi!!」 (これを一体何だと思ってるんだ!? ガウディのモニュメントだぞ!!) とすごい剣幕で怒られました。 ごもっともです。 あまりに自分が軽率で、恥ずかしくなりました。。。 おっちゃんには即謝り、納得してもらえましたが、 皆様、以後、決してイグアナちゃんには乗らないようお気を付けください しかし、ここで雨が降り始めてしまったので、 グエル公園はササッと回って、足早にタクシーでホテルまで帰りました この運転手がやたらといい人で、 すっごく優しくてフレンドリーで、色々話してくれるもんだから、私も色々話してたら、 なんと最後に降りる時になって吹っ掛けられました。。。 や、やられた。。。 まあね、10ユーロ弱でしたが、ちょっと悔しい 一度ホテルに戻ってから、お夕飯のため、とある大型のタパス屋さんへ。 タパスとは、スペイン料理の小皿料理のこと おつまみみたいな感覚です。 そこで座ったカウンター席の隣にいたのが、日本人観光客の若い女性3人組。 何を思ったか、パパが声をかけて一緒に飲み始め、 しかもウチのママもサングリアをピッチャーで注文してグビグビ「うまいうまい」と飲み、 もうみんなベロンベロン 超盛り上がっちゃって、パパなんか彼女達にお酒おごっちゃうし。 普段あまりお酒を飲まないママがベロベロに酔っ払ってるのを見るのは初めてでした 何が面白いのか知らないけど、ずーっと笑ってるの マジ、タチ悪りぃ。。。 ちなみに、ここのお店でようやくバルセロナ名物のスイーツに巡り合えました クレマ・カタラーナです。 (直訳すると、カタルーニャ・クリームって意味。) フランス映画『アメリ』で主人公が大好物だと言っている、フランスのスイーツ、クレーム・ブリュレの前身だと言われています。 最近、日本でもネットショッピングとかでこのクレマ・カタラナをよく見かけるようになりましたが、よく見ると全く別物 何故か日本の業者らはチーズプリンのことをクレマ・カタラナと呼んでいるようですが、 全く違いますよ more_mayucchi、スペイン文化の誤った理解については怒りますよ カスタードクリームのようなプリンのようなトロトロのものにグラニュー糖をかけ、 その表面をバーナーで焼いてカリカリにしたスイーツのことをクレマ・カタラナといいます。 以後、お見知りおきを。 さて、一緒に盛り上がっちゃった日本人の彼女たちを誘って、 一緒にフラメンコを観に行くことになりました。 場所は、ランブラス通り沿いにある、レイアール広場内のタブラオ『ロス・タラントス』。 新進気鋭のフラメンコダンサー達が小さな店内で踊るため、 価格も安く、しかも臨場感がものすごいんです。 more_mayucchi一押しのお店 ドイツ人かなんかの酔っ払い集団がいて、超うるさくて、ダンサーも演奏者もご立腹でした もちろん、私もご立腹 でも、ステージは素晴らしかったです あのステップの速さ カスタネットとか衣装の煌びやかさでごまかすタイプじゃない、シンプルだけども圧倒的な踊り。 これは本当にすごいです。 …と、まあ、そんなこんなで、すっごく楽しい夜は更けていったのでした。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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