more_mayucchi's princess diaries

完全なるパックツアーは移動が楽です。
バスに乗れば、快適に目的地まで連れてってくれる
パッケージツアーに参加したのは、だいぶ久しぶりだったので、
この感覚を忘れていました。

さて、２日目はチュニス周辺の遺跡巡り。

チュニジアといえば、カルタゴです。
そう、ハンニバル将軍の活躍した、地中海を制覇した、商業都市です
世界史あんまり勉強してなかったから、ちょっとピンと来ないけど。。。



しかし、繁栄を極めたカルタゴも、ポエニ戦争でローマに敗北した結果、
完膚なきまでに街は壊滅させられ、遺跡は見るも無残な有様。
カルタゴの街の上に、ローマが街を築き、更には、カルタゴの街で使われていた石材等、
すべてモスク建築等に使われて持ち去られているため、
歴史ある遺跡の割りには、見ごたえがありません。
残念です。

そして、古代カルタゴには、子孫繁栄を祈って、
彼らの宗教のタニト神に、第一子を生贄に捧げたという話があります。



祭司が、燃え盛る火の中に、子供の首を掻いて放り込んだトフェという儀式。
その子供たちの首のない黒焦げの遺体が、ここからたくさん出土したそうです
残酷かどうかは、その時代の価値観によるものなので、私は何とも思いません。
宗教って怖いな、とは思うけど。
ちなみに、整然と墓が並んでいるのは、発掘後の人の手によるもの。

そして、そのカルタゴおよびローマの時代、
建物の床には、美しいモザイク画がはめ込まれていました。
しかも、現存するんです。



美術館では、床絵が壁に展示されています。
あまりに精巧に出来ていて、とても2000年近く前の作品には見えません。
感動です。

ところで、チュニスには、遺跡だけではなく、
現代的なキレイな町並みも存在します。

シディ・ブ・サイド。



白い壁に青い扉、青い窓。
２色に統一された美しい町並み。
両脇、全部お土産屋さんでしたが、すごくキレイなところでした。
海が近ければ、もっと雰囲気よかったなー。
そして、この町の高台にあるカフェで、アラブ伝統のミントティーを頂きました



ひどい写真。。。
以前、スペイン滞在中にモロッコへ渡った際、
同じようにミントティーを飲んだことがありましたが、
それと比べると、はるかに甘ったるく、非常に飲みにくいミントティーでした。
普通、フレッシュミントにお湯を注ぎ、砂糖を加えるのですが、
ここのは所謂インフュージョン、ハーブティーの類。
ミント風味のお茶、といった感じ。
飲みにくかった。。。

ということで、だいぶハショッてますが、
次へつづく。