(there's gotta be)More To Life

2006/02/21(火)22:16

ミュシャ展 IN サントリーミュージアム 前編

more的 日常(183)

ミュシャ財団秘蔵・ミュシャ展に行ってきました。 先月1月25日に・・・。 このミュシャ展は2004年高松から始まり 2005年東京・名古屋・浜松・松江 そして大阪という流れで開催されてます これからの予定は未定のせいか 調べても情報は更新されていませんでした・・・ 流れで言えば南下するのかなぁ~と ・・・まさか大阪で終わり?! 大阪・天保山にある サントリーミュージアムで開催されることを駅の広告で知り 大好きなミュシャの連作「花・ユリ」を見に行こう!と 勇んでたのですが どうしても期間中は都合がつかず諦めてました 後輩とお昼を食べているとき ふと 「アルフォンスが呼んでる!」と感じ 次の日・・・会社を休んで行ってきました 印象派系の美術展があれば コソコソ行ってますが みなさんも思うことでしょうけど 毎回期間中は混んでいて 自分のペースで見れないからストレス溜まりますよね・・・ もっと作品の展示感覚を広く!というのが 私の主催者への永遠の訴求テーマです あと何か勘違い系のじぃ様が 得意気に絵について ばぁ様に教鞭を振るってる光景によく遭遇します。 でもよくよく耳を傾けると ただ絵の下の解説を読んでるだけっていう ぬるい光景 (微笑ましいというのを通り越してます) 全ての人達がそうとはいいませんが 語り合うならば声のトーンを下げ 状況を考え 静かに鑑賞してもらいたいもんです これも永遠の訴求テーマの一つです。 平日なんでさぞ ガラガラだろうと楽しみだったんですが 予想とは逆に結構混みあってました 私の苦手な老夫婦もちらほら・・・ こういう大規模なミュシャ展は初めてだったんで 期待してましたが 今回は「秘蔵」と謳ってるだけあり 驚きの連続 何を驚いたかというと 一般に広く知られているポスターや彫刻ばかりでなく 油彩や水彩、パステルで描かれた習作、スケッチブックの一部 そして独立した祖国のためにデザインされた 切手や紙幣など・・・ あらゆるジャンルの作品240点のうち なんと100点が日本初公開なんです しかも中にはチェコ共和国では国宝級のものが! どうりで見たことないわけだわ・・・ イヤミ言われても休んで良かった( ´Д⊂ヽ あるブログで「入場料1300円は高い」とありました この人は東京で開催されたのを見た人でしょうか? 東京では入場料は1300円なんですよ でも大阪のサントリーミュージアムは1000円でした 開催地によって違うものなんですね~ 私は入場料1000円は全然安いと思いますよ 個人的に1800円出してもいいくらいでした なんたって広いし施設がキレイだし ベンチもある! 展示スペースにですよ? そのベンチ前には・・・国宝級の「悲劇」と「喜劇」という 大きい作品がありまして 座ってゆっくり見れるようになってました これからは 秘蔵展の中でも特に印象に残った作品を。 娘ヤロスラヴァの肖像 Portrait of Jaroslava 1930年頃 日本初公開の作品 この油彩の前にきたとき「この作品しか」目に入りませんでした なんか周りの雑音が 全てシャットアウトされた感じです 角にあった作品なんですけどね しばらく動けませんでした 1800年代に妹のマリア 1900年代にも奥さんのマルシュカ、息子のイージーそして自分 明らかにこれらのポートレートとは違うんです 雰囲気が・・・ ヤロスラヴァはこの時21歳 ミュシャは70歳 21歳というと第一次キレイ盛りというお年頃 実際、幼少の写真でもそうですが マルシュカに似てキレイなんですよね 妹のマリアのポートレートと比べると 技術的な向上が大きいんだと思うんですが こんなシンプルなポートレートなのに どうしてここまで惹かれるのか 自分でもわかりません これが絵画の力なんでしょうか 同年代に描かれた家族や知人の作品と比べても ヤロスラヴァが何かズバ抜けてるんです 何が?と聞かれると言葉に出来ないんですが・・・ この作品の複製画があれば間違いなく買ってる ってか欲しい! 人様の娘さんのポートレートだけど欲しい! 「あの娘さんをください!」と言っても 複製画販売のお姉さんは困惑するだけなんで 自分でカタログから取り込んで デスクトップにして楽しんでおります。 何も考えずにダラダラ書いたので こんなに長くなりました 他の作品は後編で紹介します。 ちなみに次は 1900年頃のパステル画と百合の聖母についてです。

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