栗原効果?で早くも来季を見据える若鷹たち
先週、日本シリーズで2年連続4連勝での日本一を達成したソフトバンクホークスですが、その日本シリーズでMVP(最優秀選手)に輝いたのが6年目の栗原でした。昨シーズンまでは2軍で過ごすことが多かった栗原でしたが、今季になって1軍レギュラーに定着し、日本シリーズMVPを取るまでになったわけですから、2軍の若鷹たちにとっては大きな刺激となりました。クライマックスシリーズや日本シリーズとほぼ同時期に宮崎で行われていたフェニックスリーグでは『栗原に続け!』とばかりに若手野手が奮起しました。特に三森・水谷・リチャード・柳町の活躍が大きかったようです。三森と水谷は今季のフェニックスリーグ全18試合に出場し、三森は打率.362、3本塁打、13打点を記録、水谷は打率.265、4本塁打、8打点を記録しています。ちなみに水谷の4本塁打はフェニックスリーグトップタイ記録です。そして今季支配下になったリチャードやルーキーの柳町も存在感をアピールしました。そして投手陣では今季レギュラーシーズンでも登板機会の多かった2年目の杉山が、来季の先発転向へ意欲を示していました。日本シリーズ第2戦でも157Km/hの剛速球を投げ、今年一緒に自主トレを行ったエースの千賀からも高い評価を受けています。おそらく投手陣では杉山が来季最も飛躍しそうなところにいそうな気がします。その杉山を見て椎野・泉も来季の飛躍へ向けて行動を起こすようです。椎野はオフにウェートトレーニングを中心とした調整を行い、個人でもトレーナーと契約するそうです。泉は同期ながら1歳年下の杉山に教わるべく、一緒に自主トレを行うそうです。栗原が今季ブレイクしたことで1人でも多くの若手選手たちがこれに続き、スムーズに世代交代をしてV10を達成してもらいたいと思います。それでは、今日はここまで。