九州出身者がつくる九州情報館。

ソフトバンクホークスの宮崎キャンプでは、本来なら土日に紅白戦が行われる予定でしたが、
あいにくの雨模様のために両方とも中止となってしまいました。
土日を利用してキャンプを見に来たファンにとっては残念な結果となりました。

しかしブルペンでは新戦力が登場して注目を集めました。
先週来日したMLBで54勝の実績を誇るマット・ムーア投手が、
日曜日の練習で初めてブルペン入りしました。

ムーアはA組ブルペンの中で1か所だけあるメジャー仕様のマウンドで、
日本仕様のボールを使って53球を投げ込みました。
紅白戦が中止になったこともあって工藤監督ら首脳陣、ファン、取材陣が見守る中で、
ムーアは直球だけでなくカーブ・チェンジアップ・カットボールといった持ち球を
惜しげもなく披露していました。
練習後はボールを受けた甲斐や高谷とコミュニケーションを交わしたり、
マウンドのトンボかけを行ったりしていました。

その後ムーアは報道陣に対して、
「あんなにたくさんの人に見られながら
投球練習をしたのは初めてじゃないかな。
ブルペン自体は良かった。
膝も全く問題ないし、いい感じで投げられた。
（日本の球は）あまり気にならなかった。
ただ、カーブは曲がりが大きかった。
自分としてはそっちの方がいい。」
と語っていました。

ムーアのピッチングを見た工藤監督は、
「時差ボケがある中であれだけ投げられたのは
『ちゃんとやっていたな』という感じ。
制球も良さそうだし、球種も多い。」と高く評価していました。

ムーアが1日でも早く日本の野球に慣れて、ホークスで大活躍することを期待しています！
それでは、今日はここまで。