九州出身者がつくる九州情報館。

今日で4月が終わりますが、新型コロナウイルスの新たな感染者数は
少しずつ減りつつありますが、感染者増加の第二波が来ているところもあります。

特に感染者数の多い7都府県に『緊急事態宣言』が出されてから
約3週間が経ち、平日の人出も7割～8割程度に抑えられていますが、
地方ではそこまで抑えられていないのも現状です。

当初『緊急事態宣言』は5月6日までとなっていますが、
医療現場が逼迫している状態で解除することは難しいでしょう。
仮に解除された場合、再びクラスター（感染者集団）が多発してしまう可能性もあります。

一方で感染者数が少ない県にとっては経済の停滞を憂い、
早く『緊急事態宣言』を解除してもらいたいという声があるようですが、
感染者の少ないところだけ解除してしまうと
感染者の多い地域から少ない地域への人の流入が発生し、
結果的に感染者数増加につながるというリスクを
考えなくてはいけません。

これらの内容を踏まえて政府は、
『緊急事態宣言』を全国的に1か月程度延長とする方針を決めました。
明日行われる予定の専門家会議の中で現状などを分析して、
5月4日には最終判断を行うようです。

今から各都道府県に物理的に壁を作るわけにはいきませんので、
部分的に解除するのは難しいでしょう。
ですが、国民1人1人が感染拡大防止に努めることができれば、
『緊急事態宣言』を少しでも早く解除することは可能だと思います。

それでは、今日はここまで。