九州出身者がつくる九州情報館。

昨年開催された東京オリンピックでは、
自転車ロードレース競技の中継が世界中で注目を集めました。
他のスポーツでは競技場での競技がほとんどですが、
ロードレースでは日本の住宅地や神社、そして富士山へ向かう山道や山中湖の様子など、
目まぐるしく変わる日本の風景を世界中の人々が楽しんでいました。

マラソンと違って5時間以上にわたって競技が行われるため
コースも広範囲に設定されることから、多くの自治体にとっては観光誘致にもなります。
ヨーロッパでは自転車ロードレースは人気スポーツの1つであり、
世界最高峰のレースである『ツール・ド・フランス』は
オリンピックやFIFAワールドカップと並ぶ世界三大スポーツイベントとされています。

一方日本ではヨーロッパに比べるとあまり人気はありませんでしたが、
近年自転車ロードレースを題材にした漫画『弱虫ペダル』が人気になって
アニメや舞台、映画が作られたりしています。


そんな中、福岡県・熊本県・大分県を舞台とした、
国際自転車ロードレース『ツール・ド・九州』が
来年10月に開催されます。

日程は4日間となっており、
初日に五輪種目『ケイリン』のもとになった競輪発祥の地である北九州市内で
エキシビションレースが行われ、
翌日から福岡・熊本・大分の各県のステージが1日ずつ行われます。

先週末から国際自転車競技連合（UCI）の関係者が来日し、
競技で使用するコースの調査が行われました。

先週金曜日は北九州市内の小倉城周辺で、昨日は熊本県の阿蘇地域で、
そして今日は大分県の日田市内でコースの候補地の視察が行われました。
UCIでは来月にも大会の開催申請を行う予定です。

『ツール・ド・九州』が九州の魅力を引き出すレースになって、
国内外から多くの観光客が訪れるきっかけになってもらいたいですね。
それでは、今日はここまで。