テーマ:鉄道雑談(1507)
カテゴリ:九州の話題
2020年7月に発生した豪雨被害により、
長期にわたって不通が続いているJR九州肥薩線八代~人吉間ですが、 国土交通省、県、JR九州による今日の検討会議にて、 JR九州の負担額が大幅に圧縮される可能性が出てきました。 JR九州は肥薩線の復旧費用を約235億円と試算しています。 不通区間にかつて架かっていて豪雨被害によって流失した2本の橋梁については 球磨川の河川整備に連携することでほぼ国の負担で架け替えを行うとしたほか、 一部線路のかさ上げなども国道の災害復旧の一部として実施する案が 検討会議の中で国土交通省から説明がありました。 これを受けJR九州が試算したところ、負担額は76億円まで減る見込みを示しました。 これについてJR九州はまだ負担額が高いと判断していました。 そこで、さらに国と自治体が復旧費用の半分を負担する 災害復旧補助制度を使用することでJR九州の負担は約38億円に圧縮され、 これに加えて鉄道施設を自治体が保有する『上下分離方式』の導入などの 条件を満たすことで、負担額が約25億円まで縮小されるという試算が出ました。 肥薩線は被災前の時点で年間約9億円の赤字となっており、 株式上場済みであるJR九州としては慎重な姿勢を崩しておらず、 「復旧後の持続可能性とセットで考えることが大切。」 と主張しています。 肥薩線の被災区間には日本の鉄道の歴史を物語る ループ線やスイッチバックなどを有しており、 被災前には『ななつ星in九州』のルートにもなっていました。 観光路線として復活させることが地元の復興にも確実につながります。 JR九州は国や周辺自治体と協力して、 必ず肥薩線を鉄道で復旧させてもらいたいと思います。 いっそのこと北海道新幹線なんか今すぐ建設中止して、 その分を全額九州の鉄道の復旧のために使うなど、 国が思い切った最高の決断をしてもらいたいと思います。 それでは、今日はここまで。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年05月20日 22時47分08秒
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