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2024年12月04日
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テーマ:鉄道雑談(1557)
カテゴリ:九州の話題
九州には現在、博多から熊本を経由して鹿児島中央まで向かう九州新幹線と、
武雄温泉から長崎へ向かう西九州新幹線の2路線が開通しています。
しかし、大分県と宮崎県はこの2路線の恩恵を直接受けていません。

そのためこの2県は東九州新幹線を整備すべく、
ルート案を作成してその費用対効果を試算しています。
大分県では昨年11月に『日豊本線ルート』と、
『久大本線ルート』の2ルートについて試算を行いましたが、
宮崎県では今日、3つのルート案について
調査結果を報告しました。

今回調査したのは以下の3ルートです。
A:日豊本線ルート
(小倉~大分~延岡~宮崎~鹿児島中央)
B:新八代ルート
(新八代~宮崎)
C:鹿児島中央先行ルート
(Aの鹿児島中央~宮崎だけ先行で開通させたルート)

1Kmあたりの1日平均旅客輸送人員を示す輸送密度と、
博多から宮崎までの所要時間、そして整備費用は以下の通りです。
A:12416人、1時間38分、3兆8100億円
B:8710人、1時間24分、1兆5000億円
C:5701人、2時間12分、1兆600億円


いずれのルートでも所要時間は現行の3時間51分を1時間30分以上短縮しており、
投資に見合った効果が生じるとされています。
なお、いずれも他の県にも影響するルートであるため、
試算結果の整備費用は全額宮崎県が負担するわけでは無いと考えます。

また、宮崎県は南北に長い県となっておりますので、
日豊本線ルートは最も恩恵の受ける自治体が多いことになりますが、
新八代ルートや鹿児島中央先行ルートは延岡市など県北部への恩恵は薄くなります。

今回の結果はルートを決定するための参考資料になると思いますが、
実際にどのルートにするかは広く県内の各自治体から意見を求めたり、
近隣の各県の意見も聞いたうえで決めるべきではないかと思います。

それでは、今日はここまで。



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最終更新日  2024年12月04日 21時57分49秒


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