テーマ:航空業界(1777)
カテゴリ:九州の話題
今からちょうど50年前の1975年5月1日、
長崎空港が世界初の本格的な海上空港として開港しました。 長崎空港開港前は、大村湾沿いにあった大村空港 (現・海上自衛隊大村航空基地)が使用されていましたが、 旅客機の大型化に伴って空港付近の騒音問題が全国的に問題となりました。 そこで大村空港の沖合約1kmの大村湾に浮かぶ箕島造成・拡張して、 海上に滑走路を建設することになりました。 そして50年前の今日、長崎空港として開港しました。 ちなみに元の大村空港の滑走路は現在、海上自衛隊の航空機をはじめ、 長崎県警察航空隊・長崎県防災航空隊が使用しています。 その後日本国内では何もない海上をゼロから埋め立てる形で、 関西国際空港・中部国際空港・神戸空港・北九州空港といった 海上空港が建設されましたが、島を拡張して作った空港は長崎空港のみです。 長崎空港では今日、開業50周年を祝して記念イベントが行われ、 長崎県や大村市の関係者を始め、空港建設にあたって立ち退きを余儀なくされた 箕島の元島民も出席していました。 JRのブルートレインが廃止された現在、東京と長崎を直接結ぶのは航空路線のみで、 大阪との間は夜行バスがあるものの、本数としては航空路線が上回っていることから、 長崎空港の重要性は50年前に比べて大きくなっていると思います。 そして壱岐・対馬・五島列島といった離島を結ぶ便も 長崎県にとっては重要な交通手段です。 一方で空港から県内各地へのアクセスはほぼバスのみとなっています。 長崎市内や佐世保市内、ハウステンボスなどを結ぶ便はありますが、 空港から最寄りの新幹線駅である新大村駅との直行便がありません。 将来西九州新幹線が延伸するまでには直行便を整備してもらいたいですね。 それでは、今日はここまで。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025年05月01日 20時34分23秒
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