☆読書感想文☆ヒマでどーしようもない方、物好きな方は良かったら読んでいってくださいね♪ 〇〇区立〇島小学校 三年 〇×直樹 メスのラブラドールの仔犬、名前はモア。 モアは盲導犬になるために、パピーウォーカーの家に預けられました。 その家で一年近く人間といっしょに生活をして、しつけや家庭のルールを勉強したりします。 モアは遊ぶ事が大好きで、とても自由な性格の犬でした。 ぼくの家でも犬を飼っているけれど、しつけはとても大変です。 正しい事をした時はたくさんほめてあげたり、悪い事をした時にはきちんと叱ったりすればいい犬になるけど、甘やかしてばかりいると人間の言う事を聞かない犬になってしまいます。 モアはとてもおてんばだったのに、訓練所に入るテストでなぜか合格してしまいました。 しかし、訓練所でも、モアはなかなかひとつの事に集中出来なくて、自分の好きな方に行ってしまったりして指導の先生を困らせます。 でも、頑張ったモアはとうとう盲導犬になり、ユーザーさんに決まったまさ子さんとの生活が始まりました。 それなのに、モアはまさ子さんの言う事をちっとも聞かないで、脱走したりします。 きっとモアは「どうしてこの新しいご主人は私の気持ちをわかってくれないの?」と、思っていたんだと思います。 まさ子さんが、モアを心から信じていないのがモアにはわかるから、言う事を聞かないのです。 その事にやっと気が付いたまさ子さんは、モアの言いたい事を心で聞くようにしました。 そしてだんだんモアは、いい盲導犬になっていきました。 ぼくのお兄ちゃんが四年生の時、盲導犬ユーザーの郡司ななえさんという人が学校に来てくれて、盲導犬の色んな話を聞かせてくれたそうです。 その間、盲導犬のぺリラは郡司さんの足の下に大人しく座っていて、郡司さんが立ち上がるとぴったりとそばに付いて、ちゃんと郡司さんを安全に引っ張っていると話してくれました。 階段の所では一度止まって「ここに階段があるよ」と、教えるそうです。 お兄ちゃんの話を聞いて、ぼくは「盲導犬ってすごく頭がいいんだな」と、ビックリしました。 モアは、十四才になった頃から体力が落ちてきて、盲導犬を続けることが出来なくなりました。 老犬ホームに入ったモアは、一年と少しの間そこで暮らした後、とうとう病気で死んでしまいます。 ぼくは読んでいて、涙がでてきました。 でも、人間と仲良く暮らせたモアは、仕事は大変だったけど本当はとても幸せだったんじゃないかなと思います。 まさ子さんもモアと出会って、目が見えていた時のように色んな所に行く事ができて良かったと思います。 この本を読んで、ぼくは大きくなったらパピーウォーカーになってみたいと思いました。 そして、育てた犬が盲導犬になるのを自分の目で見てみたいと思っています。 「おてんば盲導犬モア」 今泉耕介 著 日高康志 画 ハート出版 ジャンル別一覧
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