森でのんびり

雪見草の咲く頃に2012.03.03赤塚植物園 posted by (C)あっこ森


ばね指ってご存知ですか？




指にロックが、


かかったみたいになって


曲げ伸ばしが困難になったり


ロボットみたいにカクカクとしか


動かない状態になるのです。




主な原因は手の使いすぎ。




腱鞘炎のなかの一つです。




腱鞘炎とは、指を曲げる時に使われる


腱を囲んでいる、腱鞘という組織が


炎症を起こすことです。




ばね指の好発部位は


親指や中指の付け根の関節に


発生しやすいのです。


(特に右手の親指の付け根)




昨日の朝、目覚めて


それから動かそうとしたら


左手小指の曲げ伸ばしが


完全におかしなことに。




“ばね指”とすぐに気がついたのですが


普通の症例とは異なり、


左手の小指という発症しやすくない部位に


症状が出ていました。




手の指というのは、


親指だけで違う動きをするので


他の四本に比べて弱く


使いすぎになりやすいのは親指。




ではなぜ、今回私の左手の小指が


ばね指になったのでしょうか？？？




何時間かわかりませんが、


睡眠中にわたしのお尻の下敷きになった


わたしの左手の小指ちゃん。




よっぽど重かったんでしょうね。（ゴメンネ）




一番力のある小指側に症状が出るなんて。




すぐにマッサージを開始。




手根骨（しゅこんこつ）～


中手骨（ちゅうしゅこつ）までの間を


手首からこぶしのあたりまでまっすぐに流し


指骨を指先に向かってまっすぐに流す。




左鼠蹊部（そけいぶ）右鼠蹊部を流し


左鎖骨から肩にかけて流し


右鎖骨から肩にかけて流し


脇のリンパを丁寧に流す。




首の後ろをほぐし


上腕部、


ひじにある曲池（つぼ）を押し


手首を緩める…。




一人セルフ整体。




３０分ほどで指が


スムーズに動くようになりました。




というか…あきらかにばね指になった


左手のほうが右手より


スムーズに動くほど快適かつ爽やか。




なにせ原因は、たぶんわたしのお尻の重み。




しかも発生時間とマッサージまでの


間髪入れずの時間がよかったのか。




これまでのヨガで教えていただいた


知識のおかげさまで


あっという間にばね指、バイバイ。




貴重な、初ばね指体験。




あのギクシャクとした動き…


誰かに見せておけばよかった。




パソコン操作がメインの仕事。




朝起きたとき、ばね指をみて


これじゃ仕事は無理だから


“会社休まなくっちゃ…”って思ったのに


あっという間に治っちゃって…


それが一番だけど…（やや残念。）




ズル休みせずに、


いつもどおり仕事ができることに感謝。




しかし、左手小指のばね指って珍しい。




なんで身体の下敷きになっていたのか…。




ちなみに、本当は、


ばね指は炎症性のものなので


揉むことは悪化させることもありますので


お気をつけください…一般的にはお勧めできません。




今回は、患部直接のマッサージではなく、


周辺やら、関連部位を動かすことによって


緊張を解いていきました。




ヨガの木暮富美子先生は、お授業のなかで


理論的な講義も多くしてくださいます。




人間の骨、筋肉、組織がどうなっているのか


細菌、呼吸、など人体のメカニズムについて


普段からものすごいハイレベルな内容を


わかりやすく、そして面白く伝えてくださるのです。




頭で理解していることを


身体で実践していく授業だから


自分の身体に起きた急場にも


なんとか応用して対応していくことが


できたのではないかと思います。




身体に何かが起きたときに、


自分で対処、お手当てができる。




身体の中のお薬箱として覚えておく。




本当に暮らしに役立つヨガの実践を可能にしてくれる


木暮先生のご指導が大好きです。




自分の腕を下敷きにしてしまう


わたしの寝相の悪さって…。




たぶん、もっとどこか流れが


悪くなっているところが在って


それを寝ながら自分が調整しようと


しているのだろうから


もう少し身体を見つめてみる必要がありそうです。




ヨガって奥深くって本当に面白いです。

写真は３月３日に赤塚植物園にて撮影しました。

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