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森の声

2009.12.16
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カテゴリ:カテゴリ未分類
私たちは大きな川の流れに浮かぶ小さな小舟です。

でも、その流れに流されるままになっている人にはその流れは見えません。小舟は川の流れと同じ早さで流れているからです。ベルトコンベアーの上に乗っていても、ベルトコンベアーしか見なければ自分が動いていることが分からないのと同じです。

人がその流れに気付くのは自分の進む方向を自分で決めようとする時です。あの森に行きたい、あの入り江に行きたいと思って自分で自分の船を動かそうとする時、その意志を阻害するものとして急に流れが姿を現すのです。でも、ほとんどの人がその流れに気付かないまま、ただ流されています。

自分のことしか考えない人は、その小舟の中と周辺しか見ていない人です。だから流れに流されるままになるだけで、その流れには気付きません。その流れが断崖の方に向かっていても気付きません。危険な浅瀬に乗り上げようとしていても、またピラニアが多くいる場所に流されようとしていても気付きません。そして、ただ自分の不運を嘆くばかりです。

「ピラニアが多くて困るんですどうしたらいいんでしょうか」と質問してくる人がいます。その様な人は、そんなにもピラニアが多いのは自分のせいだと思い込んでいます。そして、ピラニアの殺し方や、ピラニアから身を守る方法などを聞きたがります。でも、そのような方法を学んでもいたちごっこです。また、更にもっと危険な場所へと流されていってしまう危険性もあります。

そんな時は、自分で船を動かして「その場所」から離れることです。でもその時、大きな流れがその意志を阻害しようと働きかけてくるでしょう。そしてそこで初めて、「大きな流れ」の存在と、「流されるままになってきた自分」に気付くのです。

子育てや生きることにトラブルを感じている人のほとんどは、トラブルの解消法ばかりを求めます。でも、そのトラブルがその場の流れによって作り出されているものならいくらトラブルの解消法を学んでも、一時しのぎの効果しかありません。さらには根本的な原因が解決されないので、問題はもっともっと深刻になっていくでしょう。

今、子どもを育てる状況がどんどん悪くなっています。それは子育ての場だけではなく、教育の場や、様々な子育て支援の場でも同じです。

まず、子どもの育ちを支えるための予算がどんどん削られてきています。その結果、様々な施設が廃止されたり、活動が縮小されています。

神奈川でも「清川青少年の家」や「柳島キャンプ場」などが廃止の方向で動いているようです。県としてはこのような「青少年のための施設」を出来るだけ縮小したいようです。投資効果が少ない、利用者が少ないということなのでしょう。でも、たとえ無駄であっても、そのような場が残されているということ自体が、県としての青少年の育成に対する姿勢の表明になるはずなのです。でも、実際には、政治家達にはそのような姿勢そのものが存在していないようです。(図書活動の予算もどんどん削られているようです。)

残っている施設や活動でも、上からの規制がどんどん厳しくなって来ているようです。自由に活動が出来なくなってきているのです。

「無駄だから止めてしまえ」という判断ならロボットにだって出来ます。大切なことは「これは無駄なように見えるけど守らなければならない大切なことだから止めない」という判断が出来るかどうかなんです。それが「人間としての判断」です。でも、お金のことしか考えることが出来なくなってしまった政治家にはそのような判断は出来ないようです。

子どもたちの心やからだを育てるための活動は投資しても、見返りがはっきりしません。投資効果があるのかどうかすら不明です。だから「仕分け」をすれば不要なものに扱われてしまいます。

学力向上のための活動なら、投資効果がはっきり出ますからその部分では予算を出すのでしょうが、心とからだの育ちは結果が見えないのです。ただ、働きかけて、信じて、待つしかないのです。それでも、良い結果につながるかどうかは分かりません。それでも、信じることが子どもの心とからだの育ちを支える力になるのです。

でも、そのような考え方は政治家や経済界の人には分からないようです。彼らはすぐに結果が出るものしか信じないのです。

これは子育てでも全く同じことが言えます。目先の結果だけに囚われて、安易に「無駄」を排除してはいけないのです。そんなことをしたら子ども自体が「無駄な存在」になってしまいます。

「遊んでばかりいないで勉強をしなさい」というのも同じ価値観です。この価値観がまた自分自身をも縛っているということにも気付いてください。

男性が「主婦は三食昼寝付きでいいよな」と言う時も同じです。

鬱病になってしまう人はこの価値観に縛られている人です。

世の中には「必要な無駄」や「守らなければいけない無駄」というものもあるのです。
それを知るためには、流れに流されるだけの生き方ではなく、自分の行き先を自分で決める生き方が必要になるのです。






Last updated  2009.12.16 06:42:53
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