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今、島田紳助が暴力団と付き合っていたということで、ニュースなどで大きな話題として取り上げられています。
一般的な論調としては「暴力団と付き合っていたなんて悪いやつだ」というものが多いようですが、私としては「何をいまさら」という感じがします。 今、芸能界はテレビを通じてお茶の間にも入り込み、子どもたちがあこがれる世界になっています。だから道徳的であることも求められるのでしょうが、でも、それは本質的に無理な要求なんです。 なぜなら、芸能界はもともとカタギの世界とは異なったルールによって支配されているヤクザな世界だからです。それは江戸時代以前から続いている伝統です。 そもそも歴史的に見て、「芸能」というもの自体が「神ごと」とつながった非社会的、ヤクザ的、アンタッチャブル的な存在なのです。これは世界共通の現象です。 今でこそ、芸能界も社会的に認められた職業になっていますが、社会的な常識に縛られた人たちでは芸能の世界を維持することが出来ないのです。(内輪の論理においては)法律に触れない限り何をやっても許される「アブナイ世界」が芸能の世界なんです。 (それがいいとか、悪いということではなく、そうでないと人々を喜ばせる「芸能」という世界を作り出すことが出来ないということです。) ちなみに、ここで言う「ヤクザ」とはいわゆる暴力団のことではありません。もっと一般的に「アウトロー」と呼ばれる、世間的な常識やルールに縛られないで生きている人達のことです。 もちろん「暴力団」もその仲間ですし、芸術家達もまた「ヤクザ」の仲間です。お祭りで屋台を出しているテキ屋の人たちもヤクザだし、その多くは暴力団ともつながっています。 実は、あまり気づきませんが私たちの周りには「ヤクザな人たち」がいっぱいいるのです。ただし、暴力団とつながっている人たちもいますが、つながっていない人たちもいます。「芸術家」はヤクザな職業ですが、暴力団とはつながってはいません。 でも、否定もしていないので暴力団の人に対しての違和感もありません。芸能界の人たちも同じでしょう。その辺の感覚がカタギの人たちとは違うのです。 もともと、「ヤクザ」というのはそのような曖昧な世界なんです。 「やくざ」(「語源由来辞典」より) 役に立たないものや価値のないもの、遊び人や博徒など、まともでない者。 そのような人達は「堅気(カタギ)の社会」を斜めに見ています。また、常識的な社会を支えている裏側の社会も知っています。 だからこそ、常識にとらわれない「非日常的な世界」「嘘の世界」を作り出して、みんなに見せることが出来るのです。そして、それらを見る私たちは「常識にとらわれない非日常的な世界」に触れることで心のカタルシス(浄化)を行ってきたのです。 人間は「本当の悪」には嫌悪感を感じますが、「演じられた悪」は見たいのです。 ですから、人間にとって芸能の世界は必要なものなのです。でもそれはカタギの世界からは遠ざけられたところに存在していなければなりません。芸能の世界は、カタギの人にとっては見て楽しむことは許されても、安易に足を踏み込んでは行けない世界なのです。 もともと、「芸能の世界」とはそういうアブナイ世界なのです。 ここで問題になるのは、現代では「テレビ」という形で、そのアブナイ芸能の世界が家庭の中にまで入り込んでしまっていると言うことです。そして子どもたちは素直に芸能界にあこがれを感じています。多くの親はそれを「ほほえましいこと」として見ていますが、これは実は非常に危険なことでもあるのです。 子どもたちにはテレビの中の世界は裏と表がある「嘘の世界」だということが分からないからです。これは芸能界の本質的な要素なので、「嘘をつくな」と言ってしまったら、芸能界は消えてしまいます。 「芸能界へのあこがれ」は「非日常的世界へのあこがれ」でもあります。そしてそれはまた同時に「平凡な日常」「退屈な現実」からの逃避でもあり、「ヤクザな世界」へのあこがれでもあるのです。これは非常に危険なことです。 昔の日本の社会では、そのような「ヤクザの世界」と「カタギの世界」が共存していました。共存していましたが、その間には今よりも明確な境界線がありました。 カタギの人や、ましてや子どもが近寄ってはいけない世界だったのです。 でも、今その境界がなくなってしまっています。私には紳助の事件より、そっちの方が怖いのです。 ヤクザな世界の人間が暴力団と付き合っていても、どうってことありません。この両者はもともとつながっていたのですから。 相撲の世界も同じです。 ヤクザとつながっていなければ興業が出来なかったのですから、それは当然なんです。今更大騒ぎしている方が変なんです。 ちなみに時代劇に出て来てお奉行の手伝いをしている「岡っ引き」や「十手持ち」と呼ばれる人達は、もともと「ヤクザもの」だったということを知っていますか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
芸能界を正しき世界だと押し付けてるマスコミの報道が悪いんです。
はじめまして。 テレビをつけていたら特定の芸能人のゴリ押し(例えば爆笑問題が全然面白くなく不愉快なのにテレビに頻繁に出ている、24時間テレビの偽善ぶり等)や好きな芸能人ランキング等のマスコミの自演臭さに疑問に思い管理人様のブログにたどり着きました。 管理人様の仰るとおりです。 結局マスコミが言う人気ってテレビでゴリ押しした情報操作 にしか過ぎないんですよ。。 芸能界がヤクザの世界なのは周知の事実なのにヤフーのニュース記事でしたっけ? 芸能界が世界の中心みたいに正しき世界みたいに書かれていてあきれました。 まぁヤクザの世界の中にマスコミの世界があってその中の一つが芸能界だから仕方ないんですが・・・ こんなマスコミ=芸能界=ヤクザの世界が日本の中心になってしまったら日本は潰れます。 悲しいです。 (2011.10.11 23:45:50)
マスコミ嫌いさん
>芸能界を正しき世界だと押し付けてるマスコミの報道が悪いんです。 私は最近、日本の堕落はマスコミの堕落から始まったと思い始めています。 (2011.10.14 09:34:34)
芸能の本質を捉えていて良いですね。
ただし、しんすけが893とつながりが深いか、といわれれば、まるぼうフロントのエーベやバー、KDASHが野放しになってるほうがおかしいわけです。もちろん、よしもとは事務所の力が強力な893企業なわけですが。 しんすけを干すことにより、テレビの信頼性を取り戻す意図もあります。電通が在日私企業であり、裏社会直結のブラック企業だということがわからなければ、理解できないかもしれませんが。 芸能がもともと狂気の世界だとしても、それを言い訳にテレビを擁護してはいけません。 本当に狂っているのは、芸能ではなく、その芸能を利用して、国民を洗脳している在日電通なのです。 そして、在日電通の背後にいるのが米国です。 カルトなどの実態、裏社会に詳しくない人がいくら芸能を論議しても本質にはたどり着けません。米国によるメディア統制を知らなければ、マスコミの偏向報道の理由も見えません。 メディアとは、裏社会をかくまうための、戦略的な兵器なのです。 裏社会によるマイノリティ支配を、国民に気づかれないための最前線の攻防です。 話が飛躍していると思うかもしれませんが、、、 本当のことが知りたければ、 リチャードコシミズで検索してください (2013.02.11 00:20:33)
ちるみぃさん
>話が飛躍していると思うかもしれませんが、、、 >本当のことが知りたければ、 >リチャードコシミズで検索してください ----- 話題が私のブログのテーマから離れすぎてしまうので、返事をを控えさせて頂きます。 (2013.02.11 18:34:41) |